書とお寺が大好きな春逕の「日々是好日」

日々思うこと、感じた事をつづります。

潤渇(濃淡・かすれ)

2008-05-12 13:09:59 | 書について
墨、紙、筆、硯。

そして私。

作品に向かうとき、墨の良さ、紙の良さ、筆の良さ、硯の良さを引き出すのは私???

今日はお休みなので、潤渇を考えて書いている。

墨はつけすぎると渇かない。が筆の穂先は渇いている。
たっぷり筆に墨をつけて潤った線を引く。そして穂先で渇いた線を添える。
筆のばねを使ったり、筆の腹を使ったり、穂先を使ったり・・・。

筆に含んだ磨った墨は、その筆の角度で紙に染みてくれる。
紙に向かって真下に染みるか、角度浅く染みるかで、墨の色も変わる。

書は基本的には白黒の世界。

墨紙筆硯、そして書き手の関係でその白黒も無限大になる。

書けば書くほど、求めれば求めるほどいろんな謎にはまり込む。

だから書道は面白い!!!


母の日に・・・。

2008-05-12 10:54:31 | 思う事
先週にひき続き阿蘇の「etu」に行った。

今回は母を誘ってお友達と4人、それと2匹のワンコで行った。

母の日だから母も誘ったのだが、(私と母二人ならきっと会話も弾まなかっただろうけれど)友だちは、気遣って母の話に相槌をうってくれたからますます母は上機嫌だった。

一路阿蘇へ。

前日のお天気から一転、ドライブ日和になった。


阿蘇神社から水き巡りの道を歩いて、お昼を食べることにした。
おいなり定食に惹かれお店に入った。

凄いボリュームでこの値段???

おいなりさん特大2個、馬刺し、だご汁、酢の物、山菜、お煮しめ、サラダ、煮豆。みんなビッグなおいなりさんは持ち帰りパックを貰って持ち帰った。

テクテクと散策しながら昭和初期の洋裁学校跡のお店「etu」に向かった。

友だちも、母も、その校舎を見るなり
「わ~つ!」

中に入ると
「なつかし~い!!!」

アンティークなものたちが私たち昭和人間を優しく待っていてくれた。

ここには時間がゆっくり流れている。

母も友だちも、ここのお世話をしている方からほかの校舎や母屋を見せてもらい興味津々だった。

ここの友だちのお嬢ちゃんの朋ちゃんは、ワンコ達を庭につれて行ってくれてワンコも大喜び!!!

うちのワンコ
ティアラ12歳は1歳の頃から毎年5月にはキャンプに10年間連れていっていたのでドライブや野外も慣れたもの。毎年阿蘇でのキャンプだったから、きっと草の香りが一緒だったのだろう。
いつもぼんやりお昼ねばかりしているおばあちゃんしているティアラの目は輝いて走り回った。(あなた何歳???)
それに遅れをとらないようにと、2歳のダックスのピンキーはティアラについてまわった。

もちろん私達もこの校舎のおかげで小学生か中学生に戻る事ができた。母の顔を見ても私達の顔もみんな学生の顔をしていた。

本当にいい時間をすごす事ができた。

朋ちゃんは帰る時に私に・・・

「ピンちゃんママ、また来てね。あと50回ぐらい来てね!!!」と。

ここの良さをいろんな人に伝えたいから、いろんな人を連れて行こう!!!

母と呼べる人がいて、そして母と呼んでもらえる子がいて幸せだと思った。

今はワンコたちのママそしてしゅんけい教室のママとしてとっても幸せ者だと思う。