書とお寺が大好きな春逕の「日々是好日」

日々思うこと、感じた事をつづります。

書三昧

2008-05-04 19:43:38 | 書について
まとまった時間。
私にとって宝の時間。

いろんな本をながめたり、墨すり君が磨った墨で2×8尺の作品を書いたり、臨書をしたり、
硯に残った墨に水を足して遊びで絵を描いたり・・・。


多分、どっぷりマニアック。

ちょっと嬉しかった事は、

陶淵明のあざなが陶潜ってわかったこと。
夏目漱石の『草枕』の中に引用されている漢詩や黄檗宗の僧侶の書を調べる時間があった事。
故宮博物院のビデオをゆっくり見れた事。
墨絵の本を見る時間が持てた事。

書は白と黒の芸術。

紙墨硯筆

すべての相性が作品を決める。

筆もいろんな種類があるが、私は青山杉雨先生が使われていた「杉友」(兼毫)を使っている。一度に20本ぐらいは買って使う。
ちょっと硬いなあと思ったときは、杉友の羊毛のを使うと随分柔らかい。

筆が動きすぎると気持ちが入らない。
臨書もじっくり呼吸を整えてゆっくり書くほうがいいようだ。

古代の筆使い、中国の筆使い、そして日本の和様の筆使い。
いろいろ考えて書いていると本当に面白い!!!

やっぱり私ってマニアックだわ。