有斐閣が出している「書斎の窓」を眺めていて気づかされたこと.
少子化が進行していて,対策が必要だといわれているなかで,最近減少傾向にあるものの,25万件以上の人工妊娠中絶が行われています.この数字は厚生労働省の保健・衛生行政業務報告(衛生行政報告例)から入手可能で,2007年度についてはここに年齢別にも公表されています.他方,生殖年齢の約1割,140万組の夫婦には子供がおらず,そのうち,約30万組が不妊治療を受けていると推計されます(日経メディカルの内容見本より).30万人という数字の奇妙な符合には,なんともいえない切なさを感じます.
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます