"彼が生きた証を残すため記します。
2月20日、愛犬のハルが天に旅立ちました。
享年11歳。
心臓が少し悪いとは前々から言われており、ここしばらくは変な咳もするようになって。
病院に行かなければと思っていた矢先、自宅で倒れ。
かかりつけの病院が休診日で慌てて別の病院へ、お昼時診療時間外に無理やり駆け込みましたが、その時はすでに生き絶えてました。
朝はあんなに元気だったのに突然の出来事で。 僕はその日の夜から田沢湖入りだったので、丸5日山籠りし、帰ってきた時はちっちゃい骨になってました。
やっと会えた。
いつかは訪れる事なんだけど、こんなにもこんなにも辛くて苦しいとは思わなかった。
それでも、水曜日の昼、普通なら別々に行動しているはずの家族が、その日はたまたまいろんな偶然が重なり家や近くにいた事で、最後を全員でみとることができました。
もっと早いうちに病院に行っていたらと思うと、悔やんでも悔やみきれない思いに押しつぶされそうです。
全力で取り組んだ仕事のおかげで気は紛れました。
それでも、じっとしてると襲ってくる悲愴感。
ご経験のある方は、いわゆる「ペットロス」をどう乗り越えてきたんだろう。
未だ1週間。
ロスはこれからますます強まるのかもしれない。
それでもいろいろ自分の中で落ち着かせてみました。
何かを全力で愛した後、何かに全力で取り組んだ後、何かに全力で関わった後…終わりが来てロスが起こるのは、すべて自分が「全力」だった証だったんだなと。
「ロス」って幸せの証なんだ。
11年間、全力で愛し、全力で幸せだったこいつとの日々。
そのように、なにげない日々でも全力で生きることで、毎日ロスしてはそれを幸せだったと感じられ、ロス自体が何かプラスのものになっていくんじゃないかな。
この巨大なロスは、僕にとって巨大な幸せなんだ。
10年前、我が家に初めてハルが来たちょうどその頃、病気のため飼い犬のまんさくちゃんを失ったばかりのバリトンさんに、リードや残った餌などを頂きました。
いつもハルを気にかけてくれたバリトンさん。
今回この件で真っ先にメールをしました。
バリトンさんからはお悔やみの言葉とともに
「2月20日は、まんさくの命日だな〜」
ハル、僕とバリトンさんのように、一緒にそっちの世界盛り上げてくれよ!
気がつけば周りには、悲しみに暮れる暇がないくらい、仕事、恋、娯楽、勉強…、エキサイティングで楽しい出来事がいっぱいある。
翌日ガッツリロスしてしまうような、そんな刺激的な毎日をこれから送ろう。
改めて気づかされたよ(^^)
3月生まれだからつけられた名前「ハル」もうすぐ秋田にも春が訪れそうです。
ありがとうハル!安らかに。