シャバ駄馬男「シャバでひとつ…」

秋田のタレント、シャバ駄馬男のたわいない日常ダイヤリー

久しぶりに見つけた… 俺だけ?

2008年09月09日 | プライベート
 いつもどおり近所のスーパーに買い物に行った。いつもどおりの買い物をした。今日日即席ラーメンも値段が跳ね上がったな~なんて見てたら発見した。

「あれ、今まで見なかったぞ…」



 即席ラーメンに関しては、味から作る工程、食するマナーに至るまでかなりうるさい俺だが、そんな中でもキングオブ即席ラーメンといえば、やはりチャルメラだ。チャルメラのスープがあれば幸せこの上ない。絶妙の味である。

 小さいころからチャルメラは大好物で、他の追随を許さぬ地位を気づいていたが、そこに彗星のように登場したのが「出前一丁」だった。

 明星のチャルメラおじさんに対し、日清はおかもち金髪少年。お客様に来ていただくという屋台のスタンスと、食堂の息子が親の手伝いのため出前のお手伝いをしているというスタンス。

 秋田ではあまり屋台というシチュエーションになじみはなく、実際チャルメラの音を聞いたことなどなかったであろう。しかしながら即席ラーメンは瞬く間に世を席巻し、もちろん僕もとりこになった。
 が、今度は出前だ。出前は当然とったことがある。子供のころ、ラーメンの出前といえばものすごくわくわくした。輪ゴムで止められたビニールをいかにきれいに取るかハラハラした。屋台よりも強烈になじみのあるのが出前だった。しかし、若干8歳の金髪少年が出前を持ってきたことはない。

 気になる…

 実際味はどうなのか。チャルメラ一筋だったシャバ少年は、意を決して出前一丁に手を伸ばす。

「う、うまい!」

 これはうまかった。子供ながらにものすごい感動を覚えた。なにより、個人的には当時あまりなじみのなかった「ごまラー油」なる調味料が子供の俺を強烈に刺激した。そして、一時出前一丁はチャルメラを越えた。

 それから数十年。日本では即席ラーメンのスタンダードとしてチャルメラが王道を歩んでいるわけだが、その二番手として出前一丁が君臨しているわけではない。お店によっては仕入れていないところもあるだろう。それでも誰もが知っている。

 そんな出前一丁をお店で久しぶりに見つけた。しかも、発売40周年なつかしの復刻パッケージじゃないか!さらに、特製出前一丁風ごはんふりかけまで付いている。僕と同じ年月を過ごしてきた出前一丁。いただきます。