goo blog サービス終了のお知らせ 

詩はどこにあるか(谷内修三の読書日記)

日々、読んだ本の感想。ときには映画の感想も。

千人のオフィーリア(メモ38)

2018-09-17 15:53:45 | オフィーリア2016
千人のオフィーリア(メモ38)

追いつけない
追いかけても追いかけても

ジェラシー
私のなかから流れ出た川

黒いうねり
光る悲しみ

ジェラシー
私をさらっていってしまう川

澱みに落ちた花びらは
形がなくなるまでぐるぐるまわっている

ジェラシー
私の知らないところまで行ってしまう川

私のこころなのに
私の言うことを聞かない

ジェラシー
太陽が沈んでも海にはたどりつけない川






以下の本をオンデマンドで発売中です。

(1)評論『ことばと沈黙、沈黙と音楽』190ページ。2000円(送料250円)
谷川俊太郎の『聴くと聞こえる』についての批評をまとめたものです。
https://www.seichoku.com/user_data/booksale.php?id=168073455
ここをクリックして2000円(送料、別途250円)の表示の下の「製本のご注文はこちら

(2)詩集『誤読』100ページ。1500円(送料250円)
嵯峨信之の詩集『時刻表』を批評するという形式で詩を書いています。
https://www.seichoku.com/user_data/booksale.php?id=168072512

(3)評論『中井久夫訳「カヴァフィス全詩集」を読む』396ページ。2500円(送料450円)
読売文学賞(翻訳)受賞の中井の訳の魅力を、全編にわたって紹介。
https://www.seichoku.com/user_data/booksale.php?id=168073009

(4)評論『天皇の悲鳴』72ページ。1000円(送料250円)
2016年の「象徴としての務め」メッセージにこめられた天皇の真意と、安倍政権の攻防を描く。
https://www.seichoku.com/user_data/booksale.php?id=168072977



問い合わせ先 yachisyuso@gmail.com

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« チャン・ジュナン監督「1987... | トップ | 服部誕『三日月をけずる』 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

オフィーリア2016」カテゴリの最新記事