３月２９日（土）に金比羅山・瀬戸川桜まつりが行われました。当初は土曜・日曜の２日間の予定でしたが、日曜は大雨警報が出るほどの天気となり、残念ながら予定されていたイベントを中止せざるを得なくなってしましました。楽しみにされていた方々には大変申し訳ございませんでしたが、安全を最優先させていただきました。
天気の良かった土曜は大盛況。なんと１万４千人もの方々にお越しいただき、思い思いに桜を楽しんでいました。現在桜は満開、是非皆さん足をお運びいただき桜に包まれてみてはいかがでしょうか。
さて、もう一枚写真をご覧いただきたいと思います。「望郷に目覚む八十八夜かな」桜の咲く中にたたずむ、村越化石さんの句碑です。村越さんは先日、ふるさと藤枝から遠く離れた群馬県草津市のハンセン病の療養所でお亡くなりになりました。病と闘い、光を失った眼、自由の利かない体にも関わらず、望郷の念や母への愛を込めた魂の俳句を詠み続けました。
突然の村越さんの死に大変驚き、悲しみは尽きませんが、魂の俳句は我々の心にこれからも生き続けると確信しています。この季節、きっと天国から故郷の桜を楽しまれているものと思います。