今日はプロレス好きのいつものS君に頼まれ、朝から会場作りのお手伝いで川崎体育館に。
朝9時っすよ、集合、しかもこの日は冷たい雨が・・・。
まぁ、S君たっての頼みなので行きました川崎に。
熱烈NEOファン、超マニアックなボランティアが15名ぐらいいたでしょうか。
S君もすでにマニアックなので、何人かの顔を「あの人いつもいますよ」という感じで僕に
説明してくれました。が、僕はいつもの服装でありながらここでは完全に場違いで・・・。
関係者、レスラーも朝から会場作りでやって来ていました。
レスラーからも「この人誰?お手伝い?」みたいな目で僕を見ているのが分かったぐらいです。
ジーンズにアバクロのジャージにニット帽って出で立ちだったんだけど、何か?
まぁ、そんなことを感じつつ、リングの鉄柱を運んだり、パイプ椅子を並べたり、いろいろ雑用を
したりしながら、イベントを作る楽しさを久し振りに味わっていました。
それにしてもプロレスの場合は選手が近くていいですね、身近に感じますよ。
ジャージ着て、ホント、体育会系のノリで気持ちいいです。
リングに上がってる時とは違うギャップがいいです。
さて今回、NEOが社運を賭けて開催する?3年振りの川崎市体育館での大きい大会。
このチケットは去年の12月に、S君に誘われるままに買ってしまったんですが、結論から言うと、
行って良かったです。感動でした。
今年に入って続々とカードが発表され、タイトルマッチが2試合、そして他団体のエースを
巻き込んだセミ・ファイナルのタッグマッチ、エンタメ路線の時間差バトルロイヤルなど、
NEOの本気度が伝わってきました。
前半5試合、後半3試合の計8試合ですが、午後3時ゴングから終わったのがナント、
8時前という長丁場。
それでも全然飽きさせず、各試合充実していました。
僕が良かったと思ったのは、やはり後半の3試合でした。
☆ハードコア・ルール時間無制限一本勝負☆
※凶器持込み自由、場外カウントなし
三田英津子(NEO)vs木村響子(フリー)
木村は新人の頃、誰よりも三田のことが怖かったとブログで書いている。
木村響子ブログ
だが、近年の三田は膝の故障もあり昔のような戦いが出来なかったようで、どちらかと言うと
お笑い系に走った戦いをしていた。
それに我慢が出来なかった木村が今回シングル対決で、しかもハードコア・ルールというのを
突きつけて、それを三田がOKした形だ。
ちなみに三田は37才、木村は29才。
この試合、三田は普段のコスチュームを脱ぎ捨てジーンズにタンクトップというスタイルで来た。
しかも入場時には片手に椅子を持って・・・。
ラフファイトだったら得意の木村も負けてはいない。
チェーンにフォークのようなものを持ち、振り回しながらの入場。
試合開始早々、お互いが流血。しかも試合のほとんどが場外戦。
なかなかリングに上がらないで場外で暴れている。
普通に場外で暴れるのだったら今まで何度でも見たことあるし、特に何とも思わないが、
「コレ、プロレスじゃねーだろ?殺し合いじゃねーの?」って、観戦して初めて怖く思った
シーンがあった。
それは、2階のスタンド席まで木村が三田を連れて行き、それからナント、2階から1階に
突き落とそうとしたシーンだ。
三田だって落とされたくないから本気で抵抗していた。そして結局落ちてしまったのは木村だ。
幸い、足から落ちたからいいものの、身体が横向きになっていたり、頭からだったら大怪我じゃ
スマンだろうと思った。
この場面はホントに怖かった・・・。
結果は、お互い気力だけで戦っていたのだが、最後は三田が必殺のデスバレー連発でピン。
三田が勝ってホッとした。やっぱり目標とされてて憧れとされてて、ここで実際にまだまだ
負けないという意地を見せてくれたからだ。
☆セミ・ファイナル 時間無制限1本勝負☆
元気美佐恵(NEO)
高橋奈苗(プロレスリングSUN代表)
vs
日向あずみ(JPW代表)
里村明衣子(SENDAI GIRLS代表)
この試合も、こんな顔触れちょっとないだろーという試合。
元気以外はみんなそれぞれの団体の代表で、その看板を背負っての戦いなのだ。
しかも時間無制限ということは誰かが必ず負けるということを意味するので、負けることは
許されないのだ。
そういう意味で、S君と戦前の予想をした時に「強いて言えば、(負けは)元気かなぁ」
と話していた。
けれども、このメンツを集めたのは元気。
かつて長州力が、アントニオ猪木との世代抗争で藤波や前田に呼びかけ“俺たちの時代”
ということで盛り上げた時があった。
それを元気がこれからの女子プロは“私たちの世代”ということで、日向、里村、高橋に
呼びかけしたのだ。
この試合は本当に感動した。S君は泣いていた。
4人ともファイティング・スタイルは違うのだが、それがしっかりと噛み合っていた。
それぞれがプライドを賭けて意地の戦いをしていた。
最終的に、予想通り元気が仕留められてしまったが、他の3人も何度も危ない場面は
あったのだ。
勝利した日向・里村チームは、里村が日向に握手の手を差し出したのだが、日向はそれを
握らなかった。一瞬の出来事だったから見逃した人も多かったと思うけど、女のメンツを
見た気がした。特に日向はプライドが高い。
おそらく元気と高橋もしていないだろう。高橋は元気がフォールされたらすぐに引き下がって
行ったぐらいだ。
このタッグマッチは、本当にプロレスのタッグマッチの醍醐味を存分に味わわせてくれた。
これがメインの方が良かったんじゃないの?と思ったぐらいだ。
メインを見るまでは・・・。
☆NWA認定女子パシフィック&NEO認定シングル選手権60分1本勝負☆
王者:田村欣子(NEO)
vs
挑戦者:浜田文子(伊藤道場)
田村は去年12ヶ月連続防衛をしてきたほどの王者だ。
それに対し、浜田も今まで幾多の修羅場をくぐり抜けてきた選手。
S君予想は、7:3で浜田有利とみていた。今回はヤバイと。
12月に日向あずみと60分戦ってのドロー防衛に納得がいかず王座返上を示唆したものの、
今回の大会に大物の浜田文子を挑戦者として用意するという会社側の留意に、相手が
浜田ならベルトの価値を高めることが出来ると承諾。そして今日のメインとなった・・・。
僕はこの田村欣子という人には興味があって、それは初めて地元で観戦した時がキッカケ
だった。
リングでのスタイルと、撤収作業での素の部分にあまりにも大きなギャップを感じたんです。
今日も朝から会場作りにいましたけど、リングでの表情とは全然違う普通の地味ぃ~な感じの
人で、僕はこっちの田村もいいと思っている。
まぁ、レスラーってヒールやってても、実際はものすごくいい人だったりするんで・・・。
今回は午前中に素の田村を見て、午後はリングで化粧をし、コスチュームをまとった田村を見て、
全然違うなぁー、変わるもんだなー、宝塚か?などと思ってました。ただね、ファンサービスは
入場の時でもしっかりやってるんで、こういう所に人の良さが出てるんだと思う。
で、実際の試合の方ですが、いい試合でしたよ。
カウント2.99の攻防。
どっちが勝ってもおかしくないって試合でしたが、最後に田村が勝ったんですが、これは彼女の
王者としてあり続ける意地とプライドがそうさせたんだと思う。
最後のエルボーの乱れ打ちはまさにそれでした。
クールな田村が歯を食いしばってエルボーを何発も浜田に見舞っていった。
これは負けられないと同時に、やっぱりプライドだと思うなぁ~。
ギリギリの所でも肩を上げ、3カウント入らない。
それの繰り返しで、そういう姿に感動してました。
セミではタッグの醍醐味を味わい、メインではシングルの醍醐味を味わいました。
久し振りに、セミとメインがこれだけ充実したプロレスを見た気がします。
まぁ、それだけ各選手がこの大会を、そして女子プロレス界を盛り上げようという意識が
強かったから、こういう結果になったんだと思います。
実際に観客もたくさん入っていたし、おそらく成功だったんじゃないでしょうか。
会場作りしたもんだから、客入りとか心配しちゃったりしてね、でも良かったですよ。
最後、すぐに帰らないでしばらく会場で余韻にひたっていました。
田村には感動を伝えたかったから、ホントに一言でしたけど話して握手してもらいました。
女子プロレス、熱いです。
プロレスの醍醐味を堪能しました。
売店でファンサービスの田村。
あれだけの試合後なのに、不安サービスはしっかりやるというところが偉いです。
時間差バトルロイヤルには、ナント!アパッチプロレスより黒田てっちゃが!
休憩中の売店は人だかりで凄かったです。
このスタンドから木村は三田を突き落とそうとしたんですよー。
朝9時っすよ、集合、しかもこの日は冷たい雨が・・・。
まぁ、S君たっての頼みなので行きました川崎に。
熱烈NEOファン、超マニアックなボランティアが15名ぐらいいたでしょうか。
S君もすでにマニアックなので、何人かの顔を「あの人いつもいますよ」という感じで僕に
説明してくれました。が、僕はいつもの服装でありながらここでは完全に場違いで・・・。
関係者、レスラーも朝から会場作りでやって来ていました。
レスラーからも「この人誰?お手伝い?」みたいな目で僕を見ているのが分かったぐらいです。
ジーンズにアバクロのジャージにニット帽って出で立ちだったんだけど、何か?
まぁ、そんなことを感じつつ、リングの鉄柱を運んだり、パイプ椅子を並べたり、いろいろ雑用を
したりしながら、イベントを作る楽しさを久し振りに味わっていました。
それにしてもプロレスの場合は選手が近くていいですね、身近に感じますよ。
ジャージ着て、ホント、体育会系のノリで気持ちいいです。
リングに上がってる時とは違うギャップがいいです。
さて今回、NEOが社運を賭けて開催する?3年振りの川崎市体育館での大きい大会。
このチケットは去年の12月に、S君に誘われるままに買ってしまったんですが、結論から言うと、
行って良かったです。感動でした。
今年に入って続々とカードが発表され、タイトルマッチが2試合、そして他団体のエースを
巻き込んだセミ・ファイナルのタッグマッチ、エンタメ路線の時間差バトルロイヤルなど、
NEOの本気度が伝わってきました。
前半5試合、後半3試合の計8試合ですが、午後3時ゴングから終わったのがナント、
8時前という長丁場。
それでも全然飽きさせず、各試合充実していました。
僕が良かったと思ったのは、やはり後半の3試合でした。
☆ハードコア・ルール時間無制限一本勝負☆
※凶器持込み自由、場外カウントなし
三田英津子(NEO)vs木村響子(フリー)
木村は新人の頃、誰よりも三田のことが怖かったとブログで書いている。
木村響子ブログ
だが、近年の三田は膝の故障もあり昔のような戦いが出来なかったようで、どちらかと言うと
お笑い系に走った戦いをしていた。
それに我慢が出来なかった木村が今回シングル対決で、しかもハードコア・ルールというのを
突きつけて、それを三田がOKした形だ。
ちなみに三田は37才、木村は29才。
この試合、三田は普段のコスチュームを脱ぎ捨てジーンズにタンクトップというスタイルで来た。
しかも入場時には片手に椅子を持って・・・。
ラフファイトだったら得意の木村も負けてはいない。
チェーンにフォークのようなものを持ち、振り回しながらの入場。
試合開始早々、お互いが流血。しかも試合のほとんどが場外戦。
なかなかリングに上がらないで場外で暴れている。
普通に場外で暴れるのだったら今まで何度でも見たことあるし、特に何とも思わないが、
「コレ、プロレスじゃねーだろ?殺し合いじゃねーの?」って、観戦して初めて怖く思った
シーンがあった。
それは、2階のスタンド席まで木村が三田を連れて行き、それからナント、2階から1階に
突き落とそうとしたシーンだ。
三田だって落とされたくないから本気で抵抗していた。そして結局落ちてしまったのは木村だ。
幸い、足から落ちたからいいものの、身体が横向きになっていたり、頭からだったら大怪我じゃ
スマンだろうと思った。
この場面はホントに怖かった・・・。
結果は、お互い気力だけで戦っていたのだが、最後は三田が必殺のデスバレー連発でピン。
三田が勝ってホッとした。やっぱり目標とされてて憧れとされてて、ここで実際にまだまだ
負けないという意地を見せてくれたからだ。
☆セミ・ファイナル 時間無制限1本勝負☆
元気美佐恵(NEO)
高橋奈苗(プロレスリングSUN代表)
vs
日向あずみ(JPW代表)
里村明衣子(SENDAI GIRLS代表)
この試合も、こんな顔触れちょっとないだろーという試合。
元気以外はみんなそれぞれの団体の代表で、その看板を背負っての戦いなのだ。
しかも時間無制限ということは誰かが必ず負けるということを意味するので、負けることは
許されないのだ。
そういう意味で、S君と戦前の予想をした時に「強いて言えば、(負けは)元気かなぁ」
と話していた。
けれども、このメンツを集めたのは元気。
かつて長州力が、アントニオ猪木との世代抗争で藤波や前田に呼びかけ“俺たちの時代”
ということで盛り上げた時があった。
それを元気がこれからの女子プロは“私たちの世代”ということで、日向、里村、高橋に
呼びかけしたのだ。
この試合は本当に感動した。S君は泣いていた。
4人ともファイティング・スタイルは違うのだが、それがしっかりと噛み合っていた。
それぞれがプライドを賭けて意地の戦いをしていた。
最終的に、予想通り元気が仕留められてしまったが、他の3人も何度も危ない場面は
あったのだ。
勝利した日向・里村チームは、里村が日向に握手の手を差し出したのだが、日向はそれを
握らなかった。一瞬の出来事だったから見逃した人も多かったと思うけど、女のメンツを
見た気がした。特に日向はプライドが高い。
おそらく元気と高橋もしていないだろう。高橋は元気がフォールされたらすぐに引き下がって
行ったぐらいだ。
このタッグマッチは、本当にプロレスのタッグマッチの醍醐味を存分に味わわせてくれた。
これがメインの方が良かったんじゃないの?と思ったぐらいだ。
メインを見るまでは・・・。
☆NWA認定女子パシフィック&NEO認定シングル選手権60分1本勝負☆
王者:田村欣子(NEO)
vs
挑戦者:浜田文子(伊藤道場)
田村は去年12ヶ月連続防衛をしてきたほどの王者だ。
それに対し、浜田も今まで幾多の修羅場をくぐり抜けてきた選手。
S君予想は、7:3で浜田有利とみていた。今回はヤバイと。
12月に日向あずみと60分戦ってのドロー防衛に納得がいかず王座返上を示唆したものの、
今回の大会に大物の浜田文子を挑戦者として用意するという会社側の留意に、相手が
浜田ならベルトの価値を高めることが出来ると承諾。そして今日のメインとなった・・・。
僕はこの田村欣子という人には興味があって、それは初めて地元で観戦した時がキッカケ
だった。
リングでのスタイルと、撤収作業での素の部分にあまりにも大きなギャップを感じたんです。
今日も朝から会場作りにいましたけど、リングでの表情とは全然違う普通の地味ぃ~な感じの
人で、僕はこっちの田村もいいと思っている。
まぁ、レスラーってヒールやってても、実際はものすごくいい人だったりするんで・・・。
今回は午前中に素の田村を見て、午後はリングで化粧をし、コスチュームをまとった田村を見て、
全然違うなぁー、変わるもんだなー、宝塚か?などと思ってました。ただね、ファンサービスは
入場の時でもしっかりやってるんで、こういう所に人の良さが出てるんだと思う。
で、実際の試合の方ですが、いい試合でしたよ。
カウント2.99の攻防。
どっちが勝ってもおかしくないって試合でしたが、最後に田村が勝ったんですが、これは彼女の
王者としてあり続ける意地とプライドがそうさせたんだと思う。
最後のエルボーの乱れ打ちはまさにそれでした。
クールな田村が歯を食いしばってエルボーを何発も浜田に見舞っていった。
これは負けられないと同時に、やっぱりプライドだと思うなぁ~。
ギリギリの所でも肩を上げ、3カウント入らない。
それの繰り返しで、そういう姿に感動してました。
セミではタッグの醍醐味を味わい、メインではシングルの醍醐味を味わいました。
久し振りに、セミとメインがこれだけ充実したプロレスを見た気がします。
まぁ、それだけ各選手がこの大会を、そして女子プロレス界を盛り上げようという意識が
強かったから、こういう結果になったんだと思います。
実際に観客もたくさん入っていたし、おそらく成功だったんじゃないでしょうか。
会場作りしたもんだから、客入りとか心配しちゃったりしてね、でも良かったですよ。
最後、すぐに帰らないでしばらく会場で余韻にひたっていました。
田村には感動を伝えたかったから、ホントに一言でしたけど話して握手してもらいました。
女子プロレス、熱いです。
プロレスの醍醐味を堪能しました。
売店でファンサービスの田村。
あれだけの試合後なのに、不安サービスはしっかりやるというところが偉いです。
時間差バトルロイヤルには、ナント!アパッチプロレスより黒田てっちゃが!
休憩中の売店は人だかりで凄かったです。
このスタンドから木村は三田を突き落とそうとしたんですよー。