札幌のクリスチャン鍼灸師

札幌市中央区山鼻地域、石山通沿い側で、脈診流による経絡治療専門の鍼灸院をしています。

厚労省も少しずつ代替医療に関心を持ち始めているのか???

2010-09-27 18:12:34 | 医療・健康
厚労省も少しずつ代替医療に関心を持ち始めているのかと、期待したくなる新聞記事です。
(以下、↓
http://mainichi.jp/select/science/news/20100922k0000e040073000c.html
↑からの引用です。)

補完代替医療:厚労省が検証 臨床試験検討も
 がん患者の半数近くが、通常の医療とは別に健康食品や気功などの補完代替医療を利用する中、これらの有効性や安全性を個別に検証しようと、厚生労働省研究班が有効事例の収集を始めた。全国の医師に情報提供を呼びかけており、データが十分に集まった段階で薬などと同等の臨床試験に移ることも検討する。
 05年に公表された研究班の調査によると、何らかの補完代替医療を利用しているがん患者は44.6%に上り、平均で月5万円以上をかけていた。そのほとんどがキノコ類などの健康食品で、他に気功や鍼灸(しんきゅう)などが挙がった。一方、これらの有効性を科学的に検証した研究はほとんどないのが実情だ。
 研究班は、補完代替医療単独でがんが消失したり小さくなったりしたケースや、痛みなどの症状が緩和されたケースを対象に、がんの種類や進行度、使った代替医療などをデータベース化する。専門家の分析で効果がありそうだと判断された場合、臨床試験を行うかどうかを検討する。
 補完代替医療の有効事例を集めて検証する作業は、米国立がん研究所でも進められているという。
 研究班の大野智・埼玉医科大講師は「有効かどうか、安全かどうかもよく分からないまま患者さんが利用し、データがないので医師側も勧められないし、やめろとも言えないのが現状だ。科学的にしっかりした根拠となるデータを蓄積したい」と話す。
 問い合わせは大野講師の電子メール(ohno55@saitama-med.ac.jp)へ。【西川拓】
 【ことば】補完代替医療
 鍼灸や指圧、気功、健康食品、ヨガ、心理療法、温泉療法など、通常の医学の枠に入らない治療の総称。日本補完代替医療学会は「現代西洋医学領域において科学的未検証および臨床未応用の医学・医療体系の総称」と定義している。

(以上、引用終わり。)
この記事によると、鍼灸治療も検証の対象となっている様ですし、鍼灸師の立場としても嬉しいかぎりです。
臨床試験も検討しているとの事でもありますし。
また、巷には怪しい健康法も蔓延しているし、悪徳業者の存在もあります。
特に近年はインターネットの急激な発達もあって、ネット上には身元を隠した悪質な業者が、健康食品、それも多くはマルチ商法の販売形態を取って、勧誘しています。
もちろん、マルチ商法も最低限のマナーと法を遵守しているのであれば、まぁそれもありなのでしょうが、悪徳業者は明らかに特定商取引法や薬事法違反を平気でしています。
その意味からも、悪徳業者撲滅のためにも、、健康食品に対する検証も大いにしてもらいたいものです。

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コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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Unknown (ラッキー)
2010-09-27 20:25:13
医者が分からないのに素人が迷うのは当然ですね
返信する
 (黒沼一也)
2010-09-28 08:58:03
医者にとっても専門外という事になりますからね。
返信する

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