本日のウィスキー。過去のある時期、ロイヤルの名を冠した3種類を飲みたくて買った1本。この銘柄が一番マイナーでしょう。1976年蒸留の、2000年ボトリング。700mlの40%。
ウィリアム4世より勅許を受けて"ROYAL"を冠してはいますが、いまや市場になかなか出回らない銘柄となってしまいました。楽天で銘柄の検索をしてみたら、高額な商品しか出てませんね。いや、驚きでした。昨今のボトリング事情にはすっかり疎くなってます。
花の香りとミルキーさ、バタースカッチのようなコク。素朴な麦の味わいを残しつつ、特筆すべきは昨今ありがちな硫黄臭がなく、魅惑的な昔シェリー・モルト。さすがに70年代の生き残り。40度という一見モルト・マニアには敬遠される度数が、このボトルに限れば、ギリギリのほどの良さを保つ度数だったりしましす。あらためて"バランス"というものを考えさせられたモルトでした。