外教生活 in 中国山東省濰坊-淄博-泰安-済南 & 北京

~旧タイトル:日本語教師LIFE~

通信制という道

2013年10月27日 | 日記
10月27日(日) 晴れ

今日も穏やかな天気の一日でした。が、濰坊は淄博よりも寒いようで、念の為にと用意
しておいたスポーツジャケットが手放せなくなりました。

今日は決めておいた予定はなく、昼時に繁華街の周りを少し散歩しました。
買い物をする時、人と会うときによく使っていた場所ですが、この2年で更にビルが増え
店が増えています。この勢いにはいつも驚いています。

かつて私が非常勤講師をしていた研修派遣会社に就職した教え子が、通信制の大学を
受験するためにこの土日は隣の市に行っておりまして、夕方に帰ってきたと連絡を受け
夕食を共にしました。

受験の申請をしたのが前の学校の別の学部で、受験地などの詳細が応募の際には伝えられて
いなかったという、こちらではありがちな話でしたが、この試験の合格発表も11月としか
伝えられていないようです。

教え子が受験したのは国際経済という専攻だそうで、受験科目は英語・数学・政治
英語と政治はなんとかなったものの、数学は全くダメだったと。
彼女が持っていた参考資料を見せてもらったのですが、高校の数学レベルでは見覚えのない
記号というか数式が並んでおりまして、私にもさっぱりでした。
私は中学生まではどちらかというと理数系科目が好きだったのですが、高校2年時に
学級崩壊が始まってから数学について行けなくなり、文系に切り替えたものです。

彼女がこの通信制に申し込んだのは入社する前だったそうなのですが、偶然にも社長も
この受験に申し込んでいたそうで、受験会場には社長の車に便乗して行ったそうです。
そして社長はどうだったかと言うと、他の受験者から携帯で回答を送信させて余裕だった
そうです。
さすがは百戦錬磨というか、おそらくこの受験の為にアルバイトを雇ったのだろうと
思うのですが、人を使うということにかけては、さすがと言わざるを得ません。

教え子は入社時から社長室の世話係をしておりまして、今現在はもう一つの派遣先である
シンガポールへの手続きを一人でやらされているそうなのですが、さらに最近は日本から
クライアントを迎えた際に接待の役目もしているのだとか。
既に社長のお気に入りになり、給料も1年上の先輩よりもいいのだとか。
しかもこれまで研修生と同じ人口密度の恐ろしく高い宿舎に押し込まれていたのが
一人部屋を用意してもらったのだそうです。

学生時代からとても明るく真面目な学生でしたから、今の状況は不思議ではありませんが
入社後3ヶ月も経っていないので、特例中の特例とも思われます。

ただ、この研修派遣会社は人の入れ替わりがとても早いので、この子がいつまでいるのかは
まだまだ予測のつかないところ。本人も先はまだまだ見えないようです。
正直なところ、日本に関係あるなしを気にしないで仕事を選べば、他社でもっと優遇され
そうな気もしないではないのですが、折角社長に一目置かれている訳ですから、しばらく
見守るべきですね。

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