外教生活 in 中国山東省濰坊-淄博-泰安-済南 & 北京

~旧タイトル:日本語教師LIFE~

暖簾に腕押し

2014年03月05日 | 日記
3月5日(水) 晴れ

今朝は久しぶりに早朝の散歩に出かけました。
早朝6時、冬至の頃は校内の街灯が消えると闇と思えるほどの暗さでしたが
今はかなり明るくなってきましたね。

さて、今日水曜日は午後のみ1コマ、先学期何度も説教まがいに録音を聴くことの
重要性を説いた2年生の授業です。
冬休みの間にどれくらい真剣に取り組んだのか、楽しみで笑顔で教室に入ったの
ですが、またもや教室を出るときには心の中は鬼になっておりました。

先学期よりも更に酷くなっているのではないか。
1年生でさえ聴き取れる簡単な質問に反応がない。

冬休み中にどれくらい録音を聴いたの?の問いにシ~ン。
頭のどこかでなにかがブチッと切れるような音がしたような。。。

もう君たちに望みはないね、、という言葉が出かかって抑えました。
「聴く力を伸ばさなければ、皆さんに対して日本語で授業をすることは不可能です。
ただひたすら教科書を読む、それでいいね」と何とか言葉を和らげました。

あとで私の話を理解できる班長(学級委員)が、
「皆、基礎日本語(総合の授業)の予習が忙しくて録音を聴いている時間が無い」と
庇ってきたのですが、それは言い訳ですよ、と諭しておきました。

休み前に伝えておいた会話特訓授業、このクラスからは班長を含む4人の申込みが
ありました。
やる気のあるものだけを育てる。
2年生というまだまだ成長過程にある彼らが、自ら限界を決めてしまうことは非常に
残念ですが、半年間話してきたことが、彼らにとっては念仏だったようですので
芽を出してきた種に水を注いでいこうと思います。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 初の他学部の授業 | トップ | 経済の授業 »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。