イチローはなぜ打率ではなくヒット数にこだわるのか児玉 光雄晋遊舎このアイテムの詳細を見る |
書名 :イチローはなぜ打率ではなくヒット数にこだわるのか
著者名 :児玉光雄
出版社 :晋遊舎
刊行年 :080430
日付 :2008/09/01
定価 :1,300円
入手法 :購入
評価 :◎
今月 1冊目 今年 255冊目
【書抜き】
*イチローは自分でコントロールできない要素にはまったく無頓着です。その代り、自分がコントロールできることへのこだわりは並大抵ではないのです。彼にとって、100パーセントコントロールできることは「バットを振る作業」です。このテーマに一点集中して血の滲むような努力を重ねてきたから超一流のプレーヤーになれたのです。
*モチベーションを上げたかったら、テーマを絞り込んでひたすらそのことと格闘すればいいのです。イチローはただひたすら「シーズン200安打の目標をクリアする」という目標を常に脳裏に刻み込んでいるから、どんな時でも高いレベルのモチベーションを維持できるのです。
*僕を天才と言う人がいますが、僕自身はそうは思いません。毎日血の滲むような練習を繰り返してきたから、今の自分はあると思っています。僕は天才ではありません。
*誰がなんと言おうと、自分の哲学を押し通す。この世の中で成功したかったらそれしかない、とても単純な法則です。
*人は目標や夢を達成することを成功というが、それは間違っている。夢や目標に向かって起こす行動そのものを成功というのだ。
*自分の信念を貫き、1日1日を自己主張しながら生きること。これがモチベーションを上げてくれる特効薬になります。
*一流の天才は頑固なまでに信念を貫き通せる人です。
*努力の積み重ねによって、ある瞬間、目の前にゴールが現れるのです。
それを信じてそこまであきらめない。それが執着力です。チャンピオンになりたければ執着心を持ち続けること。これを忘れてはいけません。
*あることを習慣化させたかったら、毎日同じ時間に同じ場所で同じことをする。これが最終的にすごいパワーになるのです。
*人生は今日しかないのです。今日1日完全燃焼させる。そういう意気込みをもって仕事と格闘すれば、あなたのモチベーションは驚くほど上がるのです。
【コメント】
*臨床スポーツ心理学者の著者がイチローを通して、モチベーションを上げる処方箋を教える。
*イチローの「毎日血の滲むような練習を繰り返してきたから、今の自分はあると思っています。僕は天才ではありません」と言い切れるくらいの努力には感動する。
*自分自身も、血の滲むような努力をし、今日1日を完全燃焼させるくらい仕事と格闘し、自分の信念を貫き通して、最後まであきらめない執着心を持ちたいと思う。
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