書名 :神様のカルテ3
著者名 :夏川草介
出版社 :小学館
刊行年 :120813
日付 :130702
定価 :1500円
入手法 :図書館
評価 : ◯
今月 1冊目 今年 257冊目
著者名 :夏川草介
出版社 :小学館
刊行年 :120813
日付 :130702
定価 :1500円
入手法 :図書館
評価 : ◯
今月 1冊目 今年 257冊目
【書き抜き】
※医者をやるには、人生を捧げるくらいの覚悟が必要だって本気で考えている。
いわゆる”聖職”ってやつだな。
医療訴訟っていう鉄砲玉の飛び交う戦場で、いまだに日本刀を振り回しているようなものさ。
※たとえ追いつけなくとも、追い続けることに意味はあるでしょう。
【コメント】
※栗原一止は、信州にある「24時間365日対応」の本庄病院で働く内科医である。
医師不足による激務で忙殺される日々は、妻・ハルの支えなくしては成り立たない。
昨年度末、信濃大学医局からの誘いを断り、本庄病院残留を決めた一止だったが、初夏には恩師である古狐先生をガンで失ってしまう。
落ち込んでいても患者の数が減るわけではない。
夏、新しい内科医として本庄病院にやってきた小幡先生は、内科部長である板垣(大狸)先生の元教え子であり、経験も腕も確かで研究熱心。
一止も学ぶべき点の多い医師だ。
しかし彼女は治ろうとする意思を持たない患者については、急患であっても受診しないのだった。
抗議する一止に、小幡先生は「あの板垣先生が一目置いているっていうから、どんな人かって楽しみにしてたけど、ちょっとフットワークが軽くて、ちょっと内視鏡がうまいだけの、どこにでもいる偽善者タイプの医者じゃない」と言い放つ。
彼女の覚悟を知った一止は、自分の医師としてのスキルに疑問を持ち始める。
そして、より良い医者となるために、本庄病院を離れる決意をするのだった
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