書名 :脱「でぶスモーカー」の仕事術
著者名 :デービット・メイスター
出版社 :日本経済新聞出版社
刊行年 :090910
日付 :100503
定価 :1900円
入手法 :図書館
評価 :◎
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【書抜き】
※真の戦略は、何をすべきかを解釈することではなく、すべきと誰もがわかっていることを、さまざまな手段を用いていかに他人より多く、確実に実行するかにある。
※成功とは情熱を失わずに次々と失敗を重ねていく能力のことだ。
※ビジネスにおいて「でぶスモーカー」症候群(短期的誘惑や満足感に負けて、ためになるとわかっていることをしない)を克服し、成功するには、組織のなかに意欲と決意を生み出すマネージャーのスキルが必要である。
※職種を問わず、もっとも信頼されるアドバイザーは、顧客のあらゆる問題に即座に答える人ではなく、質問や会話を通じて相手をくつろがせ、自分のことを語りたいと思わせて、対話に引き込む人だ。
※報酬をいちばんの目的として働く人は、活動自体に意義、目的、充実感や楽しみを見出して働く人々より業績がよくない。
※長期にわたってビジネスをするつもりで行動しよう。
大切な人びとのために価値のある仕事をしよう。
もっと仕事を楽しみ、達成の喜びを味わおう!
※従業員をわくわくさせて成功したいなら、めったに見られない資質―忍耐力と、進むべき道からはずれない信念―が必要なのだ。
※マネージャーであるあなたは
・みずから唱える原則にしたがって行動、生活する
・まわりの人が見習いたくなるような行動をとる
・言行一致の人間である
・短期的な利益だけでなく、長期的な問題に関心を払う
・部下の成長と発展を助ける
※おそらく「行動責任」の真の意味は、みずから唱える基準にしたがって行動すること、その基準にそった評価を進んで受け入れることである。
つまり、生き方の原則の問題であって、戦術ではない。
※個人や組織が、やるべきことだとわかっていることを実行して成長するには、次の三つを持っていなければならない。
―情熱、人への誠実な関心、そして原則だ。
【コメント】
※ポイントは本質的・長期的思考。
※短期的誘惑や満足感に負けて、ためになるとわかっていることをしない、「でぶスモーカー」症候群を克服し、成功するための仕事実践術。