2歳児というのはどうしてこうもワイルドなのか。
時々、いや、頻繁に
「キリはいつ落ち着いてくれるんだろうか…」
と思う。
確かマイキーのときもそう思っていたのよねぇ。
ただキリとマイキーは似ているようで違う質を持っている。
2歳児マイキーは忍者だった。
2歳児キリはAggressiveである。
キリは新生児ちゃん時代から泣き方がAggressiveだったから、実は年齢は関係ないのかも知れない。
あぁ、そうだとしたら大変な時期の終わりが見えないのねぇ。
まずキリはとにかく声がでかい!!
体内にスピーカーがついてるんじゃないか?!って疑いたくなるくらいでかい!
特に気に食わないことがあるとそれはそれは大音量で叫んでくれる。
そして相手がアレックスだと手も出る。
ケコアが寝ているときに叫ばれるともう…。
ケコアはどっちかというとアレックス似でおっとり系なので、突然キリの絶叫で起こされるとかわいそうでねぇ。
ケコアを寝せようとすると部屋に乱入してきて(キリもママッ子なのでね…)、ケコアのPacifierを口に入れたり、ケコアのバシネットに入ってみたり。
とにかく"だめだよ"と言われていることを順番にやってくれる。
そうなるとケコアが眠れない。
ケコアが眠れないと母はますますケコアに付きっ切りにならないといけない。
悪循環。
"ケコアが寝ればママはキリと遊べる"ということが分からないのよねぇ。
キリが部屋にいるとケコアがどうしても眠れないので、キリを部屋の外に出すと大泣きされる。
そして
「だっと~!!!」
と抱っこをせがまれる。
これお決まり。
甘えたいのよね。
ママをケコアに取られて寂しいのよね。
それはすごーくわかる。
でもね、なぜ部屋からつまみ出されるのかも分かって欲しい。
最近のハプニングといえば。
我が家の近くの公園でシャーちゃんとティアが通うオンラインスクールの交流会があったときのこと。
キリは公園ではしゃいで遊んでいた何かの拍子で泣き出した。
多分、回る遊具に大きい子達が乗せてくれない、とかそんな理由だと思う。
前に書いたようにキリの泣き声は半端なくうるさい。
そして泣いているときのキリをなだめるのはごまかすアイテム(お菓子、テレビなど)がない場合は非常に困難である。
なのでティアがキリをママの元へ連れて行こうと抱っこした。
このとき普通に抱っこすればよかったんだろうけど、なぜかティアは横抱っこをすることにしたらしい。
横抱っこされたキリはティアの腕の中で大泣き&大暴れ。
芝生からその様子を見ていた母は
「ちょっと危ないなぁ。大丈夫かなぁ??」
と思っていた。
と、そのとき!!
キリ落下。
"ぺしゃ"というか"べたっ"というか、とにかく下にストレートに落下。
もちろんキリの泣き声はパワーアップ。
母がキリを抱っこして見てみると、おでこに擦り傷が出来ていて血がにじんでいた。
顔面から落ちたのね…。
濡れたティッシュで血を拭こうとするとしみて痛いのかこれまた泣きながら拒否。
結局、濡れタオルで拭かれるくらいなら遊んじゃえ!!ってな感じで何事も無かったかのように遊びに戻ってしまった。
ちなみにこの時、キリに
「いたかったね~。ティアが落としたもんねぇ」
と言うと横からティアが
「違う!キリが落ちたの!!」
と無罪を主張。
この会話、キリのおでこの傷に話題が行くたびに繰り返された。
母はその反応を楽しんでいたりもする。
公園での傷が治ってきたころ、今度は我が家の庭でハプニング。
おばあちゃんが庭の野菜を収穫しているところにキリも参加。
キリは外大好きだからね、外に人がいたら絶対に自分も外に行きたいタイプ。
たまたま、菜園の横におもちゃの車があったんだけど、なぜかその車の上に登りだしたキリ。
普通に中に乗り込んで遊べばいいのに、わざわざ屋根に登った。
それを見たおばあちゃんが
「キリ、危ないから降りなさい」
と注意したのに
「No」
と言って降りようとはしなかった。
と、その次の瞬間!
キリ落下。
屋根は丸いからね、つるっと滑ったわけ。
そして運悪く、菜園のコンクリートブロックに頭をぶつけた。
今度は後頭部を擦り剥いて出血ですよ。
しかも頭部は結構血が出るからね、みんなでビックリ。
擦り剥いたくらいでよかったわよ、本当に。
ちょっと間違えばER行きだよ??
ほんっとに2歳児というのは…。
母はキリの将来の安全性が一番心配です。