ワインバーでのひととき セカンド（改訂） ３１ページ目 手の平のブドウのあざ

【３１ページ目】


　みすずの声に、振り向いた客が二人いた。

一人は常連客の丸山であった。もう一人は丸山の前に座っている女性である。　

いつもは仲間達と一緒に飲み、楽しく場を盛り上げているのが丸山であった。

しかし、今日は女性との話がはずんでいなかった。


　和音の方に振り向いた後、二人は顔を見合わせて笑った。

和音のみすずの言葉に二人の場が和んだ。

女性の名は、今井　美鈴で、丸山と社内恋愛中であった。

美鈴はワインの渋味と酸味が苦手であった。


　丸山は、美鈴とワインを飲んで楽しく語り合いたいと思っていた。

美鈴は、丸山が仲間と楽しくワインを飲んでいるうわさを聞くと、自分もワインを

おいしく飲めたらいいのにと思っている。


　今夜は、二人にとってのラストチャンス！

二人の食べ物や飲み物の好みがまったく合わないと結婚生活は難しいものだ。


「おいしいワインを飲みに行こうと誘われて来たのに、店先に入ったら

オオカミのグッズがいっぱい置いてあってびっくり！

丸山さんは、何て趣味の悪い店に来ているのだろうと軽蔑しそうになったわ」

「どう、店内の雰囲気は？」


丸山が美鈴の印象が変わったかどうか気になった。


「とてもいいわね！」


ここだけの話だけど、丸山は美鈴に小声で話しかけた。

吉備のスミレ ２月に咲くスミレ

　今日、和歌山の田辺方面（大阪から見て白浜温泉の手前）の仕事の帰り、

阪和道上りの吉備のＳＡ名物のしらす丼の昼食を食べました。


　このＳＡの崖で、１２月に野生のスミレの花が２ヶ所で咲いていました。

今日はどうかな？と思って、崖を覗いて見ると、スミレが１０ヶ所で咲いていました！


　
　柵から手を伸ばして撮影しました。






　別のスミレも撮影。







　
　ここは、近畿でも一番早く野生のスミレが咲いている場所だと思います。

なぜ１２月の真冬から花が咲いているのでしょうか？







　日当たりの良いのと、崖の回りがこの画像のように木々で囲まれていて、冬の冷たい風が

遮らているからではと思います。