ワインバーでのひととき

フィクションのワインのテイスティング対決のストーリーとワインバーでの女性ソムリエとの会話の楽しいワイン実用書

ワインバーでのひととき ファースト(改訂) 97ページ目 知れば知るほど迷路に

2012-04-23 23:29:21 | ワインバーでのひととき1改訂四話 完
【97ページ】


「このマスカットのような香りが好きなの!」


良子は、香りを嗅いだ後、グラスを口元に近づけた。


「フルーティな味わいで、酸味がとてもすがすがしいわ!」

「良子さんが、ミュスカデ・ド・セーブル・エ・メーヌを好きになったきっかけは?」

「カキフライ!」

「うむ、カキフライ?」

和音は、思わず聞き返した。


「はい、カキフライです!」


マスターが、二人からカキフライの注文だと勘違いしてカウンターの前に置いた。


「マスター、カキフライを注文していませんが?」と良子が言った。

「私もだが?」


「先程、二人がカキフライだと・・・・。」

「それは、単なる会話!」

和音が、マスターに説明した。


「それじゃ、ヒナセのおいしいカキフライを田辺さんにサービス!」

「私には?」

「和さんには、定価の倍の値段で!」

「OK!」


和音は、笑いながらマスターの冗談を受け入れた。


「ヒナセのカキって、どこ産のカキかしら?」




タチツボスミレ

2012-04-23 21:07:18 | 園芸店のスミレ
 サクランボと同時に購入したスミレがコモロスミレとタチツボスミレでした。

タチツボスミレは、日本を代表するスミレだそうです。


 いろいろ調べると、スミレには、タチツボスミレ系とスミレ系に大きく分けることができます。


 スミレ系の特徴は、茎が地中で短く立ち上がりません。葉はすべて根出しで、細長い矛型です。

花は濃い紫。


 タチツボスミレ系の特徴は、茎が地中で短いが、成長すると地表に出て立ち上がる。

葉は始め根出しするが、茎が伸びると葉もそこにつく。丸いハート型の葉である。

花は薄紫です。



 タチツボスミレの画像です。





 花のアップの画像です。