ちょっと気になるいい事、言葉、最新技術

書籍、映画、旅、最新技術から選んだ心に残るもの。速読者向けは、青文字表示。内容は小学生でも理解できる表現使用

「忠臣」か、「人の義」か、人の道とは『天命の子』⭐️5

2020-06-20 12:58:00 | 映画から見える世の中の動き
@出世と権力を捥ぎ取るため、周りの邪魔者を蹴落とし自ら権力を奪い取ろうと様々な「罠」を仕掛ける。知性と感が鋭く先見性に優れた程嬰はその「罠」を見破っていく。戦術戦略にたける人材とはまさに程嬰のような人材だろう。現在のリーダーシップをとる参謀には欠かせない人材能力を垣間見る映画だ。映画を見ながら自分自身で罠の仕組みを予測、謎解きゲームの様に罠の解読方法を見通すことのできるのも面白い。武将としての忠心を通すか、人の義を守るか。猜疑心から周りに頼る者がなく自分だけを信じるしかない独裁者はいつも孤独感となる。 現代、安倍内閣は国民を守ることをせず独裁的存在になりつつあることを知っておくべきか。

『天命の子 趙氏孤児』 合計22話
中国春秋時代、晋。権力を握ろうとする好臣・屠岸賈(とがんこ)は目障りな趙朔(ちょうさく)に様々な罠を仕掛ける。善人は謀反人として罠にかけられ自滅、罠を仕掛けた悪人は君主をまんまと騙し出世する。程嬰(医者・ていえい)はその罠を解き、敵味方なく医者として人を助け、趙朔の息子を救出する。ところが数十年後の復讐がある事を恐れ情け無用で村の赤子全てを虐殺していく。これ以上他の赤子が殺されない様にするには自分の赤子を代わりに差し出す事だった。