@フランスの社会保障、特に医療関係は日本とだいぶ違う。医療費はまず個人が病院へ全額払い、後日70〜100%還付となる。医療経費の透明化では先進国だ。老後に対しても日本のような「不安」よりも「エンジョイ」を期待している人が多いとある。それは現役の時から準備をして医療費などを含めた保証も高い、と言う。老後のエンジョイでは「人を愛し、人に愛される」と言う。 それには異性、物事への好奇心が失くなる・無関心の生活は老いが早いのだ。
フランスの「エンジョイ」人生 https://ovninavi.com/670_spe/2/
『フランスは老いを愛する』 賀来弓月
・フランスの老は「人生の実りと収穫の秋」と考える文化がある
老いをエンジョイするために3~40代から準備する
人生の最後まで生きることを楽しむ
「人生は美しい」「老いを賛美」「誇り」「人生経験が繊細」
権力、名誉、虚栄心を解放、淡白で、謙虚、善意に務める
「人を愛し、人に愛される」人間になるように努める
・フランス人は個人主義者であり、利己主義者でも孤立主義者でも無い
博愛主義者として弱者の痛みを感じ、支援する行動をとる
「当たり前のことがら」「小さなこと」生きる喜びを養う
「老いの涙脆さ」感受性豊かに家族(家族団欒)を大切にする
一緒に話し、しっかり食べ、議論好き
・「一期一会」を楽しむ
顔のシワよりも心のシワに気を付ける
お洒落に、メリハリをつける生活習慣 (帽子なども良い)
バランスとのれた食事を一緒に食べること
身の回りを清潔にし、規則正しい生活を心がけること
・フランスの退職後の生活
家族との生活の中での居場所を見つける、役割を果たす
他人とつながることができる趣味を持つこと
性愛を自然と認めること
心の状態をいつでも話せる人になること
・フランスのことわざ
「無関心は挫折の始まりである」
「老いの本当に悪いのは身体の衰えではなく、心が無関心になること」
「人は学ぶ能力を失ったときに老いが始まる」
「上手に質問すれば自然は知りたいことを教えてくれる」
「世間の夫よ、女房よりも長生きしたければ家事を独占しなさい」
「老は我々の顔よりも心の方により多くのシワを作るものだ」
「若い世代は空間を求める。高齢者世代は生きる時間を求める」
「何もしないのは、子供には幸福であるが、老人には不幸である」