世田谷区議会議員・田中優子の活動日誌

「区議会議員って何をしているの?」がわかるブログです。議会報告、議員活動、趣味・日常・プライベートもアップ!

少子化対策

2006年09月16日 | 政治&社会情勢
今日の東京新聞に載っていた記事です。

「働く女性多い地域、出生も高率」・・・これは諸外国の話ではなくて、内閣府の調査による日本の状況です。

調査によると、働いている女性の率が高い地域ほど出生率も高く、逆に働いている率が低いと出生率も低いことがわかった、ということです。

女性が働きやすい地域は、男女共同参画が進んでいる地域、と言えると思いますが、少子化対策は補助金をばらまくより、女性が育児も仕事も両方を選べる社会にすることが肝心だ、と思います。(決して、すべての女性が働け、と言っているのではありません。選べることが必要、なのです)

もうひとつの大きな鍵は、「男性の働き方」にあると思います。

地域社会が崩壊している今、育児の負担が母親一人に重くのしかかってしまうケースが非常に多いです。孤立した育児によるノイローゼや子どもの虐待など、深刻な問題が増えています。

男性が長時間労働に縛られる現状を変えて、男女ともに、仕事も家庭も両立できる社会にすれば、少子化は大きく改善できると考えます。

こういう点をしっかり踏まえて、国には対策を考えてもらいたいものです。


またまたグルメの話で恐縮ですが、今日は息子の高校の保護者懇親会がありました。授業参観のときにお世話になった橋本料理長のお店を訪ねよう、と、都ホテルの中華『四川』での食事会です。担任の先生から日頃の子どもたちの様子を伺うことができ、また、お母さん同士も知り合いになれてよかったです。

先生からは「今度はぜひお父さんの参加もお願いします」とのリクエストがありました。ホント、そうですよね。高校生の多感な時期は特に、より多くの大人が見守る目が必要だと思います。父親が子どもに目を向け、学校に関心を持つことって、本当に大事なことだと思います。


・・・とこのように、(他にも)色々用事が重なっていて、質問原稿が全く進んでいません・・・何とかしないと!!

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自殺対策、進む

2006年09月15日 | 議員活動
「自殺対策基本法」が成立し、全国の都道府県と政令都市の32%で「自殺対策競技会」などの地域ネットワークができているということです。残念ながら、何もしていない自治体4つの中に、東京都が含まれているようですが・・・。(9月9日の毎日新聞の記事より)

記事の中では、私が副代表を務めている「地域で自殺対策を推進する地方議員有志の会」のことも取り上げられています。

この会を立ち上げた代表の藤野英明さん(横須賀市議会議員)とは、不思議な縁で知り合いましたが、今流行りの“ただ若い(若さだけが売り物??)”という議員ではなく、本当に地に足のついた働きをしていて頭の下がる思いがします。私が尊敬している議員の一人です。

“議員であること”だけに満足するのではなく、本当に本気で“地域をよくしたい”と思って活動していると、議員の仕事は実に大変です。“議員であること”を忘れてしまうくらい、勉強、研究、調査をし、多くの人の声に耳を傾けなければなりません。

志を高く持っている仲間がいることは、とても励みになり、自分自身も向上心を持って進んでいける、と、自信が持てます。

期せずして“無所属”となった私ですが、そのおかげで、組織の中で活動するよりもずっと人脈が広がったように思います。議会内においても、いい仲間に恵まれました。

私のライフワークである「子育て支援」「教育問題」「男女共同参画社会の実現」に加え、「自殺対策」の推進にも更に力を注いでいきたいと思います。

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日本文化としての郷土料理

2006年09月14日 | グルメ
今日も、朝から夜7時過ぎまで、議会質問の取材&打ち合わせ。(疲れた~!)

今回の代表質問では(昨日お知らせいたしましたように)「学校現場における食育・食文化の必要性」をひとつのテーマとしています。

そのことにも関連しますが、先月、香川県に会派で視察に行ったおり、高松で郷土料理のお店を見つけ、夕食をそこでとりました。

   

(会派メンバー:左から、おおば正明議員、私、富永さなえ議員、小泉たま子議員)

 

 

お勧めコース料理メニュー

真鯛の肝の卵蒸し(写真左下)
冷やし精進田楽わさびみそ(写真右下)
鮎のひらら煮(写真左上)
めじろと鯛の刺身オリーブオイル醤油
めじろ味噌焼き
銀系穴子の酢の物
蒸篭穴子寿司(写真右上)

江戸から明治期にかけて食べられていたこの地方の料理を、古い文献をもとに再現したそうです。海山の幸を用いた郷土色豊かなメニューが堪能できました。

こうした“食文化”の継承って大事だと思います。日本人のアイデンティティをつくっているのは“食文化”というものがかなり大きいのではないか、と思うんですよね。代表質問では、この考え方を取り入れた提案をしたいと思っています。


ショートエッセイを9月13日に更新。こちらもぜひ見て下さいね。

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議会質問の順番

2006年09月13日 | 議員活動
今日は、来週から始まる議会の質問項目の通告〆切日でした。

私は、会派「せたがや政策会議」代表質問を担当しますが、以下の内容で通告を済ませました。

 ■まちづくりのあり方について
 ■これからの福祉、「バリア有りの発想」に学ぶ
 ■学校現場における食育・食文化の必要性

私の質問は、9月21日(木)午前11時~です。お時間のある方はぜひ傍聴にいらして下さい。(世田谷区役所第2庁舎5階です。03-5432-1111)
インターネットでの議会生中継はこちらからアクセスして下さい。

また、今日は一般質問の抽選も行なわれ、上記の表のように順番が決まりました。


今回、ウチの会派では、代表質問を30分行ないます。代表質問の時間配分は、各会派の持ち時間内で決めるのですが、自民党が40分(所属議員数17人、持ち時間170分)、公明党30分(同11人、110分)、区民連30分(同10人、100分)、共産党20分(同3人、30分)となっていて、所属議員数4人(持ち時間40分)なのに30分を費やす、というのはかなり比重を重くしていることになります。

(※区民連=民主党・生活者ネット・社民党世田谷区民連合)

本当は20分の予定だったのですが、質問づくりをしている内に20分では時間が足りない、ということになり、急きょ、一般質問の時間を一人分代表に回してもらって30分としました。

それでも時間が足りず、当初、私が取り上げたいと考えていた「株式会社世田谷サービス公社」の件は盛り込むことができませんでした。本会議の後には、引き続き、決算委員会もあるので、会派内で調整したいと考えています。


一般質問の抽選は正午から行なわれ、その後、午後はずっと質問に関する取材で、役所を出たのは夜7時半でした。

「ああー、このやりとりを録音しておけば、質問原稿を書くの楽だろうなぁ・・・」と思いました。担当所管と話している時には、次から次へと我ながら結構いい形で話(質問の趣旨の説明)ができているな!と思うのです。・・・が、いざ、原稿にまとめる(書く)となると、これがまたなかなか難しいんですよね。

頑張らなくては・・・


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世田谷トラストまちづくり・評議員会

2006年09月12日 | 議員活動
  (写真:区役所駐車場の周辺に植えてある花)

今日から気温が一気に下がり、雨続きの週となりそうですね。まるで梅雨時のようです。体調を崩さないよう、皆様もお気をつけ下さい。


先週の報告になりますが、9月7日、「(財)世田谷トラストまちづくり」の第1回評議員会が開催されました。

この財団は、「(財)せたがやトラスト協会」と「世田谷都市整備公社」が統廃合された新たな財団ですが、私は「トラスト協会」の評議員から引き続き、新財団の評議員となっています。

今回は、報告事項が6件でしたが、その中で、以前お知らせした「シンボルマーク」と「マスコットキャラクター」の大賞候補が紹介されました。

応募数は、シンボルマークが202件、マスコットキャラクターが136件あったそうです。

大賞候補に選定された作品は、これから商標登録などを調べた上で問題がなければ決定され、10月下旬にトラストまちづくりのホームページにて発表される予定です。


また、新財団では、新たな事業として、「世田谷トラストまちづくり大学」、「区営住宅の有する施設を活用したみどりの創出&まちづくりの活性化」などを始めます。

「人・まち・自然を、つなぎ育む“世田谷トラストまちづくり大学”」は、11月に開校されます。(来年3月まで。全12講義で受講料は2万円程度)

興味のある方は、10月1日号の「区のお知らせ」を見て下さいね。

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議会の準備

2006年09月11日 | 議員活動
(写真:昨日に引き続き、視察先での朝食です。和定食を選んだらとてもボリュームがありました。やはり和食は洋食に比べると体にいいですね。視察に行くと、朝からしっかり食べるので必ず太ってしまいます。今回も5日間で2㎏も・・・。今やっと1㎏戻したところです)


今日は、朝から夕方まで、会派控室で代表質問の打ち合わせ。

質問通告〆切日があさって(水曜日)なので、それまでに項目を絞り込まなければなりません。

色々なことを議論していると、面白いくらい話が展開していって、「Aについて質問したいと考えている」と言ったことが、BからCへとどんどん発展していき、全体がまとまった構想となっていきます。

それらを原稿に落としていく作業はものすごく膨大で大変で、考えただけでう~む・・・と、頭を抱えたくなってしまいますが、今週から来週にかけて、とにかく集中力を発揮してがんばらなければ!と思います。


ところで、昨日お知らせした今朝の「はなまるマーケット」見ましたか?

21世紀せたがやの歌アイディ体操」が、振り付けをしたパパイヤ鈴木氏から紹介されていましたね!

司会の薬丸クンと岡江久美子さん、二人とも世田谷区民(パパイヤ鈴木氏も)だと言っていました。でもこの体操のことは全然知らなかった、と。

振り付けの一部を解説しながら紹介していたので、私もビデオを見ながらやってみました。ホント、かっこいいのですがすごく速いんですよ、動作が。(薬丸クンも、“こんなに速い動作、高齢者の方とか多いのにできますかー?”というようなことを言っていましたが)

でも、ちょっと動くと本当に気持ちがいいですね。

ちなみに“アイディ体操”とは、IDDI(いつでも、どこでも、だれでも、いつまでも)という意味です。

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せたがやの歌「アイディ体操」のテレビ放映

2006年09月10日 | お知らせ
(写真:視察先での朝ごはん。讃岐うどんとサラダとジュース。実はこの後で、パン、果物、紅茶も追加しました


21世紀せたがやのうた“おーい、せたがや”」に、タレントのパパイヤ鈴木さんが振り付けをした新しい体操ができたことは、以前にもお知らせしています。

この体操には、世田谷区スポーツ振興財団のキャッチフレーズである「いつでも」「どこでも」「だれでも」「いつまでも」の頭文字「I・D・D・I」から、「アイディ体操」という名前がつけられています。

皆さん、どんな体操だかご存知ですか?

さすが、パパイヤ鈴木氏!いま風の、おしゃれな、かっこいい振り付けなんですよー。でも、かっこよすぎて、習わないと正確に動けない、というステップなどがあり、なかなか覚えられない・・・んですけれど。

それでも、ホームページの動画と音楽に合わせて、まねしながらやると、結構いい運動になります。5分弱ですが、皆様もぜひお試し下さい。


この体操のことが、9月11日(月)の「はなまるマーケット」(8:30-9:55)で紹介されるそうです
 お時間のある方は、見てみてください



今日は「WHO世界自殺予防デー・フォーラム2006」を傍聴しに行きました。自殺対策基本法を受けて、今後、何をどのように取り組んでいけばよいのか、自殺対策支援のNPO、厚生労働省、警察、精神科医、大学、救急救命センター、遺族会、等々、様々な団体、関係者が一堂に会しての大きな集まりでした。6時間以上のシンポジウムでとっても疲れましたが、それでも時間が足りない!というくらい内容のあるすばらしい会でした。詳細は後日、報告したいと思います。

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「女性のための政治スクール」第9回

2006年09月09日 | 視察&勉強会
今日は「女性のための政治スクール」に出席。「最近の中東情勢と日本」(講師:(財)中東調査会上席研究員の大野元裕氏)の講義を聴きました。

この講義を聴いて、一般的に日本人は、中東に対する誤解や無知がものすごくあるなぁ・・・と感じました。

“中東”と聞くとイメージするのは、“石油”、“イスラム教”、“(自爆)テロ”・・・??そして、“イスラム教”と聞けば、女性に人権が認められていない宗教のようなイメージが・・・?

「中東の女性」、「冷戦以降のパラダイム変化」、「民衆の不満となった新たな潮流」、「イラクの治安が示唆するもの」、「政治と油価」などなど、非常に興味深いお話でした。

中でも、一番大切だと感じたのは、「治安安定のレシピ」。結局は「テロを作らない社会にすること」に尽きるのですが、何をすればいいか?

「弱者を救うこと」(大野講師の言葉)

それは、遠回りのようで効果的なことかもしれません。

いずれにしても、無知から来る誤解、誤解から来る憎しみ、憎しみから来る敵対意識・・・の連鎖は恐ろしいと思います。“まずは知ることから始めよう!”は、私のモットーでもありますが、こういう勉強会は本当に必要なことですねー。

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オウム問題・防犯・災害対策特別委員会

2006年09月08日 | 議員活動
(写真:植物から生まれたバイオマスプラスチック容器。こういう製品が安価で普及していくといいなーと思います)


今日は、4つの特別委員会が開催されました。

■地方分権・庁舎問題等対策
■オウム問題・防犯・災害対策 私の所属はこの委員会
■清掃・リサイクル対策
■公共交通機関対策等


世田谷区烏山に活動拠点を有している“オウム真理教(現アーレフ)”は、昨日テレビで上祐氏が宗派を分けたと発表していましたが、GSマンションに上祐派約40名が、第一サンサンマンションに反上祐派約50名が居住している模様、との報告がありました。

住人の方々と世田谷区、区議会とが協力しながら、抗議活動を行なったり、セミナーを開催したりして、オウム問題を風化させてはいけない!と、頑張っていますが、今年は12月12日(火)午後2時30分より、玉川区民会館ホールにて、江川詔子氏を講師に招いての講演会を開催する予定です。多くの方にご参加いただきたいと思います。


この他、「地域防災計画の修正について」、「国民保護計画(素案)について」9月15日~10月5日までパブリックコメントを受け付けます、「世田谷区“犯罪ゼロの日”の実施(10月11日)について」、「世田谷区刑法犯認知件数について」、等々が報告され、委員から活発な質疑が行なわれました。


私は、防犯対策、ということでは、空き交番は放置できない問題であると考えています。今、東京都全体で121の交番が廃止されることが決定されているそうですが、

「空き交番は廃止するのではなく、そこに警察官を配置すべきだ

と思います。決して監視社会を望むものではありませんし、町会・自治会、学校、PTA、消防団、商店街など、地域住民が協力して自分たちの地域は自分たちで守る、という心構えと取り組みは必要です。

しかし、それでけで犯罪は防げるものではありません。犯罪の抑止力や検挙はやはり警察に期待するところが大きいです。

日本は諸外国に比べて非常に警察官が少なく、空き交番が多い国である、ということを、政治スクールで学んだことがあります。

警察官一人に対しての国民の数(2002年)は、
  アメリカ 355人
  イギリス 337人
  ドイツ  312人
  イタリア 279人
  フランス 275人
  日本   561人
で、日本の空き交番の数は、5ヶ所に1ヶ所だそうです。
3月13日のブログより)

ムダな公務員は削減すべきです。でも、警察官は足りない!と思います。同じ意見が他の委員からも出されていましたが、「それは警視庁が決めることなので」と何の意思表示も示さない(行政答弁)・・・なんていう態度ではなく、機会あるごとに、「警察官が足りない!」「交番を減らすな!」ということを伝えるべきだと思います。

“安全安心パトロール”の成果か、“体感指定重点犯罪”(強盗、侵入窃盗、ひったくり、車上ねらい)は、昨年に比べ大幅に減少しているものもありますが、相変わらず“ふりこめ詐欺”の件数は増えています。(特に高齢の方々、お気をつけ下さいね!!)

それから、刑法犯全体の3割を占めているのが“自転車の窃盗”とのことでした。きちんとした駐輪場の整備が必要だと思います。

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敦(あつし)~山月記・名人伝~

2006年09月07日 | お知らせ
現在「世田谷パブリックシアター」で公演中の「敦~山月記・名人伝~」を観ました。

世田谷パブリックシアターの芸術監督である野村萬斎氏が、昨年、初の演出作品として上演し絶賛を博した作品ですが、“作家・中島敦を介して古典と現代を見事に融合した舞台”として、今年は更に進化しています。

オンラインチケットはこちらから。電話での申し込みは「くりっくチケットセンター」03-5432-1515へ。

今回は一番前の席で観ることができたので、とても臨場感がありました。私は、2番目の作品“名人伝”が特に面白くてよかったと思いました。弓矢を射る名人の話ですが、名人になるために修行に修行を重ね、晴れて名人となれたものの、名人となってしまった最後の最後、彼に残されたものは“空虚な時間”だけ・・・?

作者、中島敦氏は33歳で亡くなってしまったそうですが、彼の人生観と重なり合うような話の展開は考えさせられるものがありました。(原作が読みたくなりました)

『何もしようとしなければ人生はあまりに長い。何かを成し遂げようとすれば人生はあまりに短い』・・・この言葉は“人生”を非常にうまく言い表していますよね・・・。

9月18日まで上演しています

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タイヤロック

2006年09月07日 | 議員活動

昨日、報告した“税の未収対策”としての“タイヤロック”。
今日、新聞で取り上げられていました。(画像は朝日新聞)

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税金の滞納処分を強化します!(企画総務委員会)

2006年09月06日 | 議員活動
今日は3つの常任委員会(企画総務、区民生活、文教)が開かれました。

私が所属している「企画総務委員会」では、報告事項がたくさんあり、10時から3時間みっちりかかりました。この中で、特徴的なものを以下に報告いたします。


■税金の滞納処分に“タイヤロック”を導入!
区の税金の滞納状況は、平成17年度末現在、特別区民税の未収が約68億円
税収アップを図るため、新しい滞納整理方法“タイヤロック”を導入することになりました。

まず、「差押事前通知」を郵送ます。
         
          
それでも納付されなかった場合、以下のように、自動車やバイクのタイヤをロックして使えないようにします。

     

この方法はすでに東京都で今年2月から導入されていますが、かなりの効果を上げている、とのことです。世田谷区では9月末より開始します。

ちなみに、かかった費用は「タイヤロック」と「公示書入れステッカー」で1セット約1万円だそうです。

税金を払わなくても許されるという(正直者がバカをみるような)社会であってはいけないと思います。

昨年から、世田谷区では、税の未納者を放置しないよう、熱心な取り組みが展開されています。担当課長が変わってから課全体がこれまでにないくらい、ものすごく活気づいているように感じます。“適材適所”ってあるんですねー。


■世田谷区お問い合わせセンターの愛称が決まりました!
 (応募総数は128件だったそうです)

 「せたがやコール」 03-5432-3333 
 午前8時~午後10時まで、年中無休で受け付けます。 11月から開始

 ※詳細は7月7日のブログを見て下さい。
 

■平成18年度「区民意識調査」の結果
 区民の困りごとベスト(ワーストかな?)3は・・・

 1位 道路が狭くて危険(21.7%)
 2位 放置自転車が多くて迷惑(20.2%)
 3位 カラス等の鳥獣による被害(18.6%)

 わずかな差とはいえ、道路事情が第1位でした。世田谷の道は狭くて、まっすぐじゃないところが多くて、つながっていないところがたくさんあって、防災上も危険と言われている・・・そんな道が本当に多いですよね。少しずつ、バリアフリーと防災と交通安全の観点から整備していくことが必要だと思います。


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「ふるさと区民まつり」関係者の集い

2006年09月05日 | 議員活動
今日は、役所の控室でたまった仕事を片付けたり、代表質問の打ち合わせをしたり。

仕事の合間に保険料収納課に電話。先月“国民健康保険のお知らせ”というのが2通(全く同じもの)が郵送されて来たため、「2通同じお知らせが届いているけれど何か意味があるのでしょうか?」と、問い合わせをしたところ、しばらく時間がかかった末に、間違いだった、ということが判明しました。

同じ人に同じものを複数郵送していたらまさしく税金のムダ。たまたま私のところだけにそういうミスが起こった、と考えたいものです。(それぞれの担当の職員の方々、ぜひ、しっかりチェックして下さい)

夕方、一度家に戻って、炊飯器のタイマーをかけ、夜7時からの「ふるさと区民まつり関係者の集い」(写真)に参加するため、再び役所へ。

区役所第3庁舎のブライトホールでが開催されたこの会は、収支報告をする場であり、区民まつり実行委員会はじめ、関係者の方々が一同に会する反省会でもあります。私は、区議会実行委員会メンバーである会派幹事長(おおば正明議員)の代理で出席しました。

8月5日、6日に開催された「ふるさと区民まつり」は、“二日間で約40万人もの来場者があった”そうです。参加団体は233にのぼり、協賛金(収入)は今日現在で1058万円(昨年より30万円プラス)とのことでした。

また、ごみの減量にも注意を払い、食べ物の器はすべてプラスチック製の容器をやめ、燃えるごみとなる素材を使ったとのこと。それから、ごみのかさを減らすために、重ねて捨てる、という場所を用意して意識啓発を図ったということでした。(2ヶ所だったかな?どうせなら、すべての場所で啓発したいものですね)

“青森のねぶた”と、“海援隊によるフィナーレコンサート”は人気を博していたようです。

とにかく、二日間で40万人の来場者があったにもかかわらず、大きな事故もけが人もなく無事済んでよかったです。

関係者の皆様、暑い暑い真夏に、準備、開催、片付けまで、本当にお疲れ様でした&ありがとうございましたー


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(視察の後で)下関へ

2006年09月04日 | グルメ
 
下関唐戸港にあるフレッシュジュースのお店“Orangeraie Mori"。フルーツをふんだんに使った生ジュースがおいしかったです!0832-23-0550)

先週の視察は、香川県の豊島(てしま)&直島、山口県の山口市&防府(ほうふ)市へ行ったのですが、知り合いが下関にいるので、帰りに寄りました。

タイ駐在時代の知り合い&友人が日本のあちこちにいるので、視察やセミナーで地方に行った時に会えることが結構あるのがうれしいです。

その知人とは、帰国して以来なので16年ぶりの再会でしょうか。なつかしいバンコク時代の話がはずみ、視察の疲れが癒えました。

帰りは、新しく出来た“北九州空港”から羽田へ。海の中に浮かぶ空港は(天気がよかったので)いい景色でした。飛行機の中では、視察先(夢のみずうみ村・防府デイ)で買った『介護予防リハビリテーション』(藤原茂著・青海社)を読みましたが、藤原理事長の想いと取り組みがまとめられている、とてもいい本でした。本当の意味での介護予防やリハビリを知るには、とても参考になる本だと思います。(お勧めです!)

でも、やっぱり、見て、感じて、初めてわかることがあるなぁ、行ってよかったなぁ、と思います。


※「視察の後で」を先に載せましたが、引き続き、視察内容について、ブログで報告したいと思います。


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視察報告(その2)産廃の島、豊島へ

2006年09月03日 | グルメ
8月28日、朝6時に家を出て、8:15羽田発の飛行機で高松空港へ。リムジンバスで高松駅に行き、川副という讃岐うどんの老舗で“ぶっかけうどん”の昼食をとり、高松港から船で豊島へ向かいました。

 

豊島で廃棄物問題にずっと取り組んでいらした住民運動の代表をされてきた砂川さん(写真右)からお話を伺い、その後、島中を案内していただきました。

以前は煙が立ち上り悪臭が漂っていた産業廃棄物のごみの山の現場(写真左:今は、シートがかけられ整然としています)、資料館、オリーブ基金の植栽(写真下:左)、汚水処理場(写真下:右)、などなど・・・。

 

1977年に始まったこの産業廃棄物処理問題、再三の住民の訴えを無視した香川県と香川県警でしたが、1990年に兵庫県警に摘発され、その後10年経ってようやく2000年6月に香川県が誤りを認め豊島公害調停は合意に至りました。

しかし、60万トンもの有害産業廃棄物の山と垂れ流しの汚水の処理は簡単ではありません。

現在は3年かかって約25パーセントが処理できた状況のようですが、莫大な費用がかかっています。国と県のお金で賄われていますが、結局は私たちの税金です。

自然環境破壊も著しく、始まりはたった一人の個人の過ちでしたが(って、皆さん、ご存知でしたか?しかも地元住民だったのです)、それに騙された県の責任、チェックできなかった議会の責任は重いと思います。

住民たちも県の言うことは正しいのだろうと最初は信じていたそうです。また、途中で誤りに気付いても軌道修正ができなかったことも事態を深刻にした原因です。あらためて議会のチェック機能の重要性を感じました。

         
(「豊島のこころ・資料館」に展示されている本物の廃棄物。16mの高さですが、実際には25メートルもあったそうです)

それにしても、118回も現地を視察しながら「問題ない」と判断し、事態の悪化を招いた香川県の職員は何の責任もとらず、今では偉い役職についているそうです。そんなことが許されるなんて、民間だったらあり得ません。公務員ってそんなに甘くていいのだろうか?!と、そのことに腹が立ちました。

住民運動の議長をされていた砂川さんはじめ、島の方々約1300人が一丸となって闘ってきたからこその成果を実感することができたのも、行ってみて、実際にお話を伺って、のことです。住民運動の熱意と継続の力なども勉強させていただきとても参考になりました。

 
(写真:汚水処理場。汚水が流れ出ないように産廃の山を鉄板で塞ぎ、シートをかけています。この下はすぐ海ですが、一時期は生物が全くいなくなってしまったそうです)

この日はものすごくいい天気で、暑くて疲れましたが、充実した視察となりました。

今、豊島では「豊島・島の学校文庫」を毎年開催し、全国から子どもたちを受け入れ環境学習などをやっているそうです。私たちのような視察者も全国からすでに5千人近くになっているとのこと。

日本の自然環境を守るため、視察させていただいた人間はそれを活かしていかなければ、ですね。

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