昨日は、「エイトライナー促進協議会」第25回総会に、
「公共交通機関対策等特別委員会」副委員長として参加
しました。
エイトライナーとは、環八沿線の、世田谷区、大田区、
杉並区、練馬区、板橋区、北区、の6区を結ぶ環状方向
の新たな公共交通を整備しようというものです。
うちの会派では、15年前(平成15年9月17日)の本会議
において「大深度を使った新エイトライナー構想」を提案
したことがあります。(私、田中優子が代表質問を担当)
それは、「環八の上にエイトライナーを作る」のではなく、
環八から少しずらしたところの大深度地下を利用し、既存
の鉄道(西武線、JR、京王線、小田急線、田園都市線)
の駅と駅を繋ぎ、羽田空港まで延伸して南北交通の利便性
を図る、というものです。
この案、今でも使えると思うのですが、、、
いずれにしてもこのエイトライナー構想は、メトロセブン
と共に平成12年に、国の運輸政策審議会答申で「今後、
整備について検討すべき路線」に位置付けられました。
しかし、事業性に課題があるため、全く進まずに18年も
経っています。
「総会」のあと、「都市交通システムの計画のあり方」
講演会がありました。
講師 : 横浜国立大学理事・副学長、
横浜国立大学大学院教授 中村文彦先生
(以下、講演の一部の要旨です)
ランキングは目的ではなく指標である。
それと同じように、交通はそれ自体は「目的」ではなく、
「手段」である。
交通の順番は、徒歩→自転車(まずルールを守ること!
その上でマナーが求められる)
公共交通(時間通りであること!)
都市が魅力的でクリエイティブで住みやすいために、
移動が出てくる。 移動を快適にするといい街づくりができる。
ポートランドのLRT(高速で渋滞している車の横を、
車から見えるようにLRTが走る。利用が促進される)、
ブラジルのクリチバ市(バスを安全な空間にする。
歩くより安全なため利用が促進される)等の事例が
参考になる。 今後は、通勤通学の需要調査だけでは済まない。 同じような需要予測調査をするより様々な視点から
考えるべき。
定時性が高く速達性の高い乗り物は利用されるが、
全てを揃えようとするのではなく、割り切りも必要。
(中村教授の講演、ここまで)
ちなみに、15年前に議会で提案した大深度エイトライナー
の提案「エイトライナー構想と世田谷の10年後」、議事録
に残っていますので、興味のある方はぜひご覧ください。
(上の「大深度エイトライナー」部分をクリック)
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