◆「(仮称)恫喝訴訟防止法」の検討と成立に向けて国への意見書等提出に関する請願
今日の「企画総務委員会」で審査された上記請願の審査の経緯と結果を
ご報告します。
採択=「みんなの党・世田谷行革110番」
趣旨採択=「生ネ・社民」、「民主」
継続=「自民」、「公明」
⇒ 意見が分かれたので「継続審査」となりました。
※請願の内容の詳細は、11月14日のブログをご覧ください。
今日の審査で、非常に疑問を感じたのは、区側の説明の仕方です。
「国内において議論が成熟しているとは思えない。裁判に関しては慎重に
考えるべき。国に働きかける必要はないと判断する。この法律について
ことこまかに詰めてからでないと検討できない。不明確なものをやみくも
に出すのはおかしい」というような(議事録が出来ていないので、細部は
正確ではないかもしれませんが、おおむね、このような内容の)発言を
したのです。
なんですか?これ。
議会が意見書を出すかどうかの判断をこれからしようというときに、
なんで行政が「判断を下す」んですか?
これは明らかに、行政の立場を説明するという以上の、過剰な介入とも
とれる発言ですよ。
その証拠に、委員会が終わってから、課長が私のところに謝りに来ま
した。 「踏み込んだ発言をしてしまってすみませんでした。」…と。
聞くところによると、「企画総務委員会」だけでなく、「福祉保健委員会」
でも、課長の説明の際に、説明を超えた、意見ともとれる発言が冒頭
にあって、副委員長(うちの会派のおおば正明議員)が、「そんな言い方
はおかしい!抗議する!行政がそこまで、“出来ない理由”を列挙して
強行に主張するのは、あきらかに越権行為だ」というような(表現は
正確ではありませんが、こういう趣旨の)抗議をしたそうです。
私も、うちの委員会での行政の説明に対して、「非常に違和感を感じる。
法をどういうものにするかも含め、国での検討を考えてほしい、という
意見書ですよ!やみくもに、なんていう言い方をするとは!請願という
のはできるだけ請願者の気持ちを汲んだ形で対応を考えるべきものじゃ
ないですか?」と抗議しました。
少なくとも、今までは、行政はこんな言い方はしていなかったです。
いったい、どうしちゃったんでしょうね?
議会の判断をどちらかに持って行こうとする圧力がかかっているんで
しょうか?(二つの委員会での行政の説明を聞いていると、そうとしか
思えない、不自然な、違和感に満ちた、おかしな説明でした)
もう二度と、今回のように、謝らなければならないような説明の仕方は
しないでいただきたいと思います。