おもしろきこともなき世を おもしろく すみなすものは・・・

セロ弾き 呑み鉄 蕎麦打ち~趣味とともに楽しく過ごしたい今日この頃

呑兵衛たちの月9 その399

2018-12-10 21:56:19 | 
 急激に冷え込んだ。昨日は、朝のうちにいつものように小川町へ水を汲みに行った。出発するときの気温は5℃、水場は、ちょっと標高が高い。水場に到着。気温は2℃。汲む水の温度は真夏と変わらないが、触って少し経つと、冷え冷えしてくる。道路の端は、紅葉の落ち葉の絨毯状態である。そして、今朝、車のフロントガラスには霜。おそらく、初霜である。22日は冬至、そこから徐々に日は長くなるというものの、寒さは一層厳しくなる。そろそろ、2月のイベントが気になる季節である。


 ということで、ありったけの小銭かき集め、今日もこんなに呑んじゃった。呑兵衛たちの月9、類氏は今日も旨そうに呑んでいる。


 今日は、山手線・大塚、ディープな酒場が揃う街である。有名なお菓子屋があるとのことで、看板を観ると、なんと、「柏屋」、郡山のお菓子屋がなぜ・・・。日本三大饅頭といわれている「薄皮饅頭」は有名。いわき市内にも何店舗かある。大塚店は、63年前にオープン。集団就職で故郷の味を懐かしんだとのこと。類氏、1ケ97円の薄皮饅頭をいただく。

 暗がりになり、古い赤提灯、歴史と渋さを感じる。やきとん専門店「富久晴」へ。昭和25年創業の大塚では老舗の部類に入る。今は3代目とその弟が店を仕切る。まずは、「黒ホッピーセット」450円でご常連と乾杯。早速、名物のやきとんを注文。「レバー(タレ)」130円は旨味がじわぁーっとくる。タレは創業からの注ぎ足し。うまみが凝縮した「辛みそ」をつけていただく。「カシラ」(シオ)」130円は心地よい味、そして「タン(シオ)」130円、「ハツ(シオ)」130円と進む。「煮込み」380円は醤油ベース、コクの中にあっさり感がある。
 ぬる燗は「櫻正宗」350円、「にら玉」430円は独創的、玉子とじではなく、お浸しに生卵がつく。玉子により、ニラが甘く感じるそうだ。ご常連から「タタキ」との御発声、何かと聞けば、「ナンコツ」をたたいた限定品、隠しメニューとのこと。類氏、「ナンコツ」130円と「タタキ」130円をいただく。


 年に4度のお祭りも、木曜日には終了する。金曜日からは酒宴が続く。時期だけに、呑みすぎ注意、としたいところではあるが、「わかっちゃいるけど、やめられねぇー」といったところ。そうそう、日曜日には、出張で江戸に出奔しなければならない。業務終了17時なので、電車の時間まで一杯、いただきたいものだ。

博物館浴(国立西洋美術館 「ルーベンス展―バロックの誕生」)

2018-12-09 21:15:32 | 博物館・美術館
 国立西洋美術館では、2019年1月20日まで「ルーベンス展―バロックの誕生」が開催されている。






 ルーベンスといえば、カルピスこども劇場「フランダースの犬」。最終回に、ネロとパトラッシュが教会のルーベンスの絵の前で天使に導かれるシーン。その時から、ルーベンスという名は頭に張り付いていた。

 ルーベンスは、スペイン領ネーデルラント(現在のベルギー、ルクセンブルクを中心とする地域)のアントウェルペンで生まれ育った。アントウェルペンを治める総督夫妻の宮廷画家となり、大規模な工房を組織して精力的に制作した。

 今回の展覧会では、家族や親しい人たちの肖像画、ルーベンスによる古代彫刻などの模写、宗教画、古代彫刻をモチーフにした男性像(ヌード)・女性像(ヌード)、神話を主題とした描写など、展示されている。

博物館浴(東京都美術館 「ムンク展―共鳴する魂の叫び」)

2018-12-05 20:41:48 | 遺跡・史跡
 東京都美術館では、2019年1月20日まで「ムンク展―共鳴する魂の叫び」が開催されている。






 ムンクといえば「叫び」、ノルウェーの首都にあるオスロ市立ムンク美術館のコレクションを中心に、代表作「叫び」など油彩の名品約60点に版画などを加えた約100点、それらの作品は、愛や絶望、嫉妬、孤独など人間の内面が強烈なまでに表現された代表作の数々から、ノルウェーの自然を描いた美しい風景画、明るい色に彩られた晩年の作品に至るまで展示されている。


 やはり、人気は「叫び」。間近に観るには、特別の通路があり、順番待ちをしなければならないが、「叫び」の前には、数秒しか居ることができない。小生は、やや遠目であるが、その外側からじっくりと観ることができた。

 「叫び」だが、あの絵の中央にいる頬をおさえた登場人物が叫んでいると思われている御仁も多いと聞いたが、実は、その近くでの「叫び声」にびっくりした時の様子である。ちなみに、「叫び」はいくつかのバージョンがあって、今回の展覧会の作品は、スロ市立ムンク美術館が所蔵するテンペラ・油彩画、初来日とのことである。

博物館浴(東京国立博物館 「京都 大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ」)

2018-12-04 20:29:14 | 博物館・美術館
 東京国立博物館では、12月9日まで「京都 大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ」が開催されている。






 京都の報恩寺は、1220年に義空上人によって開創された真言宗智山派の寺院で「千本釈迦堂」の名で知られている。年中行事も盛んで、2月の「おかめ福節分」、春の境内のしだれ桜、12月の大根炊きなど、京の四季を彩る寺院として、地元だけでなく多くの観光客にも親しまれている。「おかめ発祥の地」ともいわれており、縁結び、夫婦円満、子授けにご利益があると言われている。


 今回の展覧会は、快慶の弟子、行快作の釈迦如来坐像、快慶作の十大弟子立像、運慶の弟子で、行快とほぼ同じ世代である肥後定慶作の六観音菩薩像など、大報恩寺に伝わる鎌倉彫刻の名品の数々が展示されている。


 最後のコーナーに、運慶の弟子・肥後定慶作の「六観音菩薩像」、重要文化財に指定される唯一の六観音像です。台座も光背も像造当初のものを残している。「六観音菩薩像」を360度観覧できる。光背を取り外した姿で、その美しい背中まで間近に観ることができた。最後の一体、「聖観音菩薩立像」、写真撮影することができた。


 

呑兵衛たちの月9 その398

2018-12-03 21:52:05 | 
 昨日はチェロのレッスン。なかなか練習ができないので、次のステップになかなか踏み込めない。ここ数か月、改めて、基礎的な技法をレッスンで確認している。ビブラート、左手を意識すると、弓を持つ右手が疎かになる。こればかりは、場数を踏まなければならないと思われる。そして、バッハ無伴奏1番の最終曲「ジーク」、弾むようなリズムで演奏しなければならないが、弾まない。これまた、練習不足。いずれにしても、練習せねば。
 レッスンとは別に、自分で楽譜を購入し、プラスアルファーも練習しなければならない。当面、カタロニアの民謡でカザルス編曲「鳥の歌」と、マスカーニの「カバレリアルスティカーナ間奏曲」、頑張ってみよう。


 ということで、ありったけの小銭かき集め、今日もこんなに呑んじゃった。呑兵衛たちの月9、類氏は今日も旨そうに呑んでいる。


 今日は、常磐線・亀有、いつも通過してしまう駅である。ロケ中、ちょうど、特急ひたちが通過する。駅前では、こち亀の両さんがお出迎え。まち中を歩くと、「活動大写真」の看板。日本で唯一、無声映画を上映している。無声映画は、昭和13年頃まで、その後は、いわゆる「トーキー」となる。月に一度の上映会、若手の弁士がいるとのことで紹介されると、なんと若い女性。原稿は、ベン氏自ら作成するとのこと。「ノラク二等兵」を鑑賞。


 暗がりになり、破れかけた「やきとり」の暖簾。年季を感じる。実に趣がある。類氏は「まかや」へ。すでに、1本目のロケを終えた模様。呂律が回らない。暖簾であるが、創業して20年、約14万人のお客がこの暖簾をくぐった。その思い出が詰まり、捨てるに捨てられないとのこと。焼き鳥が人気のお店である。
 まずはご常連にお勧めを聞くと、「生ミックスハイ」470円とのこと。これをいただく。ホワイトブランディベースで、季節のフルーツが入っている。「お通し」330円は3点、枝豆、豆腐、ジャガイモフライ。焼き鳥は大将のお勧め、本日は鶏で攻める。「レバー(タレ)」1本180円はプリプリ感いっぱい。「ハツ(塩)」180円は、洋からしをつけていただく。呑み物は「山ねこ(ダブル)」600円をお湯割りで。アテは「ネック(タレ)」180円、「せせり」として焼いているお店も多い。そして、1日4本の希少部位、「さえずり(塩)」190円は、鶏の食道と気管を焼いたもの。ここで焼き物を離れて、女将が調理する「アボガドの中トロ」400円、刻み葱と刻み海苔がトッピング。またまた呑み物を追加、佐賀の地酒「東一 山田錦純米吟醸」600円。
 ここで、御常連の席に乱入。要予約の「鳥なべ」3,650円を一口御相伴にあずかる。もう一杯は焼酎、「牟礼鶴(むれつる)」600円、そして、〆に「鶏麺」600円、この炭水化物としょっぱいスープがなんとも言えない。

 
 本日から、年に4度の本祭りが本格稼働。小生、おしゃべりする機会があったのだが、のどが渇き、声がかすれてしまった。ちょっと焦り目で、引っかかりながらのおしゃべり。明日は、しっかりと喉を潤して臨むことにしよう。