おもしろきこともなき世を おもしろく すみなすものは・・・

セロ弾き 呑み鉄 蕎麦打ち~趣味とともに楽しく過ごしたい今日この頃

呑兵衛たちの月9 その387

2018-09-10 21:59:28 | 
 奥羽越列藩同盟である磐城平藩的にいうと、今年は「戊辰戦争150年」、官軍側は「明治維新150年」というそうだ。8日(土曜日)、記念講演会が開催された。講師は、米沢藩上杉家の第17代当主・上杉邦憲さん。宇宙航空研究開発機構(JAXA)の名誉教授でもある。そして、9日から15日まで、磐城3藩(磐城平、湯長谷、泉)の御子孫などが所有している文書や城下図などが展示されている。いい機会なので、磐城の歴史を知る意味からも多くの人に見ていただきたい。


 ということで、ありったけの小銭かき集め、今日もこんなに呑んじゃった。呑兵衛たちの月9、類氏は今日も旨そうに呑んでいる。

 
 今日は、京急・屏風ヶ浦、横浜方面から上大岡の次の駅、類氏、初下車とのこと。以前は、上大岡よりも賑わっていたそうだ。駅近くの白旗商店街、往時は72軒のお店が軒を連ねていたが、今は3軒、駄菓子屋もあり、子供たちのコミュニティになっていた。類氏は、昭和38年創業「御菓子司 光永堂」へ。ここの大将はもともとは洋菓子出身。和のお菓子の中に洋を感じる。名物「磯しぐれ」160円はmサブレの皮で海苔の入った白あんを包む。そして、大将が50年前に考案した「パウンドケーキ」150円、類氏は呑む前に甘いものをいただいていた。


 まだまだ明るい中、昭和53年創業、白旗商店街にある「鰻屋」へ。「やきとり」の暖簾の脇には、テイクアウト用のカウンター。暖簾をくぐると、このお店は立ち呑み。まずは「ホッピー」400円、グラスも中に入っている氷もでかい。「やきとり」は創業以来、一本60円。この値段で、御常連には子供も多い。テイクアウトコーナーには、ベビーカーで訪れるお客さんも。注文した「やきとり」は、「肉」、「レバー」、「カワ」などなど。これをホッピーで流し込む。
 釣り好きの御常連がいる模様。本日の差し入れは、なんと「マグロ」、刺身でいただく。当然、ロハ。今朝取立ての野菜でつくった「つけもの」も御常連からの差し入れ。アットホームのお店のようだ。日本酒は「武蔵男山」290円、これに「すりおろし柚子」を少し入れていただくと美味になるそうだ。本日お勧めの「牛すじ煮込み」400円は、トロトロ。
 お店の名前にあるように、「ウナギ」へ。大将が「任せろ」とのこと。愛知県産の鰻、注文を受けてから蒸す。一串の半分をタレ、半分は白焼き「ハーフ&ハーフ」1,500円、白焼きにはわさびが合う。
 十分満足、行ってみたくなるお店である。


 さて、年に4度のお祭り、本祭りが本格的に始まった。今週が勝負である。
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博物館浴(東京都美術館 「没後50年 藤田嗣治展」)

2018-09-05 20:39:08 | 博物館・美術館
 東京都美術館では、10月8日まで「没後50年 藤田嗣治展 Foujita: A Retrospective ― Commemorating the 50th Anniversary of his Death」が開催されている。






 昨年、4月から5月にかけて、いわき市立美術館で「レオナール・フジタとモデルたち-素晴らしい乳白色の肌-」が開催された。その時には、「乳白色」の美しさに見入ってしまった。

 今回の展覧会は、藤田嗣治(レオナール・フジタ)の没後50周年を記念して、「風景画」「肖像画」「裸婦」「宗教画」などのテーマ別に展示されている。

 今回の展覧会で分かったことは、藤田が戦前、戦争画を描いていたこと。あの乳白色はなく、想像の世界ながら重々しい雰囲気が伝わる。

 1955年にはフランス国籍を取得、晩年を過ごした。フジタ夫人は長年作品を所蔵していたが、それは、ポーラ美術館などに寄贈されている。今回はその時の作品も展示されている。
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博物館浴(横浜美術館 「モネ それからの100年」)

2018-09-04 20:29:51 | 博物館・美術館
 横浜美術館では、9月24日まで「モネ それからの100年」展が開催されている。






 モネ、といえば「睡蓮」が有名である。今回の展覧会では、モネの初期から晩年までの絵画と、後世代の26作家による絵画・版画・写真・映像を一堂に展覧し、両者の時代を超えた結びつきを浮き彫りにしている。そして、「印象派の巨匠」という肩書にとどまらず、いまもなお生き続けるモネの芸術のゆたかな魅力に迫る。

 第1部「新しい絵画へ 立ち上がる色彩と筆触」

 第2部「形なきものへの眼差し 光 大気 水」

 第3部「モネへのオマージュ さまざまな「引用」のかたち」

 第4部「フレームを越えて 拡張するイメージと空間」

 
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呑兵衛たちの月9 その386

2018-09-03 20:17:56 | 
 先週は、2泊3日の人間ドック。病院ではBSが映らないので、残念ながら先週は類氏の御尊顔を拝することができなかった。
 結果は、いつものようにLDL(悪玉コレステロール)と血圧高め、食事療法と運動といわれるが、塩分は控えめだし、自転車通勤に昼休みの散歩。あと何かあるとすれば、日本酒を控えめにしなければならないことか。ただ、これは精神衛生上よろしくない。


 ということで、ありったけの小銭かき集め、今日もこんなに呑んじゃった。呑兵衛たちの月9、類氏は今日も旨そうに呑んでいる。


 今日は、京成船橋。すぐ近くに、総武線・船橋駅がある。小生の学生時代は、京成線は今のように高架にはなっていない。当然、踏切があった。この界隈には大人のワンダーランドがある。学生時代、どちらかといえば津田沼か江戸方面で一杯、が多かったが、船橋も数回ではあるが酒場放浪した記憶がある。江戸で酒宴をしたときには、御茶ノ水発0:45千葉行きが最終、これに乗り遅れると、0:50津田沼行き、津田沼で夜を明かすか、タクシーで帰るか、友達を呼び出して送ってもらうか。学生時代しかできないことだった。今ではいい思い出である。

 類氏は、京成船橋の近くにある創建1900年の「意富比(おおひ)神社」、通称・船橋大神宮へ向かう。現在の社殿は明治時代、埋め立てる以前は、目の前が海であったことから「灯明台」が境内にある。灯明台では、今でも明かりを灯している。境内には摂社で船の神「船玉神社」や普段は見ることができない「庖丁塚」など、神域となっている。

 まだまだ明るい中、駅裏の路地にある大人のワンダーランドゾーン、「やきとり 大松」へ。創業40年超、母親と娘二人で切り盛りしている。店内に入ると、すでに御常連で賑わっている。カウンターには大皿のおばんざい、その前に類氏は座す。「やきとり」と示すように、ここでは炭火焼、長女が串を回転させている。ちなみに、長女は「大将」と呼ばれている。まずは「生ビール」500円、「お通し」300円は大皿から、本日は「ナスのだしびたし」。
 「やきとり」をウリにしているように、鳥取県の大山産の鶏を使用、ランクも一番上のものである。「正肉(たぶんタレ)」300円、「レバー(タレ)」250円、「まぐろねぎ間)300円を注文。呑み物は「ホッピー」、ここではセットではなく「なきあ」240円、「そと」260円で別料金となっている。これで正肉を流し込む。「まぐろねぎ間」はミナミマグロのほほ肉、ショウガが効いている。日本酒を注文、九十九里の地酒「梅一輪 佳撰」450円は辛口。「ひっかき」650円はマグロの中落ち、いわきでは「カッチャキ」という。これは日本酒で流し込まれる。ちなみに、船橋大神宮の庖丁塚は、女将の祖父が建立したそうだ。
 〆は、「大将」が炭火で焼いた「焼きおにぎり」200円、十分満足したと思われる。


 今週から、年に4度のお祭り。今日から水曜日までは宵祭り。木曜日から本祭りが始まる。今回もみこしを担がなければならないので、明日、明後日と打ち合わせが続くことになる。
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博物館浴(東京国立博物館 「縄文 1万年の美の鼓動」)

2018-09-01 15:57:21 | 博物館・美術館
 東京国立博物館では、9月2日まで「縄文 1万年の美の鼓動」が開催されている。




 3年前、新潟県十日町市の博物館で「火焔型土器」を見てきた。昨年は三内丸山遺跡、縄文人の生活を想像しながら遺跡を巡った。

 約13,000年前に始まったとされる縄文時代、この美しさ、移入されたものなのだろうか、それとも、オリジナルなのだろうか。

 第1章は「暮らしの美」、当時の暮らしの中から生まれた道具の「美」を堪能できる。

 第2章は「美のうねり」、縄文土器の文様を、前期、中期、後期とその変遷を堪能できる。

 第3章は「美の競演」、縄文時代と同時期のアジア・ヨーロッパの「美」と比較する。

 第4章は「縄文美の最たるもの」、「火焔型土器」や「縄文のビーナス」など、数少ない縄文期の国宝を堪能できる。

 第5章は「祈りの美 祈りの形」、土偶に代表されるように、女性を象っている。安産や豊穣を祈ったらしい。

 第6章は「新たにつむかれる美」、考古学としてではなく、「美」として縄文を捉えた岡本太郎など、現代美術家と縄文との出会いを知る。


 実に興味深い展覧会である。「縄文人は美食家だった」という本?があった。食の美のみならず、器、そして生活、美の追求は尽きない。

 基本的に写真撮影禁止だが、出口付近に3点








 また、三内丸山に行きたくなってしまった。
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