おもしろきこともなき世を おもしろく すみなすものは・・・

セロ弾き 呑み鉄 蕎麦打ち~趣味とともに楽しく過ごしたい今日この頃

呑兵衛たちの月9 その392

2018-10-22 22:00:30 | 
 すっかり秋めいてきた。今朝の気温は、おそらく10℃を切ったと思われる。職場でのクールビズ終了まであと数日ではあるが、相も変わらずアロハシャツでの出勤、当然、上着を羽織ってである。マイチャリ通勤につき、職場につくころにはうっすらと汗をかいている状態。間もなく寒風に逆らっての通勤となる。指先、つま先が痛くなる季節、今シーズンも体調管理に気を配ろう。


 ということで、ありったけの小銭かき集め、今日もこんなに呑んじゃった。呑兵衛たちの月9、類氏は今日も旨そうに呑んでいる。

 
 今日は、日豊本線・延岡。小生、すでに4度訪れており、親しみのあるまちである。去年の10月に訪れた時は駅舎改築中であったが、類氏は新駅舎から登場。延岡城、そして、北浦のリアス式海岸が映し出される。延岡三蔵のひとつ、千徳酒造へ。あとの二蔵は、焼酎の佐藤酒造と、ひでじビールである。以前はここが日本酒蔵の南限とのことであったが、延岡市の人曰く、日向市にも日本酒の蔵があるとのこと。類氏は仕込み蔵に侵入し、樽に詰まっている原酒をいただく。秋には、ひやおろしとして出荷されるものである。原酒は17度、非常に呑みやすいそうだ。続いて、「純米酒」2,460円を試飲。この蔵元、食べながら呑める酒づくりを心掛けているとのこと。

 黄昏時、大瀬川と五ヶ瀬川に挟まれた場所に位置する繁華街にある「炉端焼 源太」へ。高千穂出身の大将、創業から35年目である。類氏、カウンターに座す。カウンターには海の幸があふれる。まずは「生ビール」560円、「お通し」350円はさんまの煮付け。おすすめの海産物を聞くと、北浦で養殖している「日向本鯖」、「活き〆ひむか本サバ刺(半身)」2,200円をいただく。これに合うのは日本酒、「千徳 生貯蔵酒」800円は12度の酒、まろやかである。またまたおすすめの「源太特製ホルモン煮込み」700円は、いわゆる牛スジ煮込み、帆常連からは焼酎のお裾分け、「霧島 芋焼酎 宮崎限定20度」400円(1合)。「天孫降臨 芋焼酎」400円(1合)も呑みやすい焼酎である。
 初代女将が登場、おすすめは、高千穂の「クマバチ」。「クマバチ」とはオオスズメバチのこと。その成虫や幼虫を唐揚げにする、珍味である。「クマバチから揚げ」1,500円は、甘い。焼酎は「露々 米焼酎 宮崎限定」400円(1合)、流し込む。
 〆は「アラ汁」500円、胃袋にやさしい。いい出汁が出ているようだ。


 延岡市を訪れた時、いろいろと案内してもらった。今年の大河ドラマ「西郷どん」、西南戦争の際に、西郷隆盛が陸軍の軍服を燃やし、陣を張った民家が、今、資料館になっている。資料館の後ろには、ニニギノミコトの墓とされる場所がある。ちなみに、宮内庁管理である。ミコトの墓があるため、政府軍は西郷を攻めることができなかった、とのこと。延岡では、大河ドラマを切り口に、観光振興をしたいといっていた。
 小生は、訪れた時の延岡の皆さんの「おもてなし」に、いつも感動する。その背景には、四国八十八霊場巡礼にもつながるが、弘法大師の「御接待」の思想が根付いている。延岡の街を一望する高台にある今山大師が、延岡町衆の心のよりどころになっている。
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