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東京都写真美術館 3つの展覧会

2014-04-29 20:49:36 | 博物館・美術館
 上京して博物館浴をするときに必ず立ち寄るのが、東京都写真美術館。

 平成7年1月に開館し、小生、4月に観に行っている。六本木に仕事があったのだが、ちょうど、3月に地下鉄サリン事件があって、上野からではなく、恵比寿から日比谷線に乗車した。その帰りに写真美術館に立ち寄った。そのときから、毎年のように訪れている。

 今回のメインは、「101年目のロバート・キャパ 誰もがボブに憧れた」、そのほかに、「没後百年 日本写真の開拓者 下岡蓮杖」、「黒部と槍 冠松次郎と穂刈三寿雄」。

 

 ここでは、いつも、セット券を購入する。なおかつ、ビューカードを持っているので2割引。お得である。

 いつもの通り、まず、エレベーターで3階へ。「没後百年 日本写真の開拓者 下岡蓮杖」
 蓮杖は、日本写真開祖の一人。元々は絵画をやっていたのだが、アメリカ人から写真技術の手ほどきを受けた。晩年は、再び絵画作品でも一品があるそうだ。

 そして、階段を下りて2階へ。「黒部と槍 冠松次郎と穂刈三寿雄」
 戦前の著名な登山家で山岳紀行文で知られる「冠松次郎」と山岳写真の秀作を残した「穂刈三寿雄」のモノクロ写真が会場に並ぶ。入山するのにまだ十分に整備がなされていなかった大正後期から昭和初期にかけての写真がほとんどである。モノクロ写真は、自然の喜怒哀楽を如実に表現している。思わず見入ってしまった。

 最後は、地下1階へ。「101年目のロバート・キャパ 誰もがボブに憧れた」
 キャパ展は、写真美術館や横浜美術館で何度か観ている。特に、横浜美術館では、キャパの恋人・ゲルタ・タローにも視点をあてた展示であった。1954年に日本を訪問し、次の訪問地である現在のベトナムで地雷を踏み爆死した。キャパの写真は、常に人に着目し、その姿・表情をうまく抑えている。

 今回の写真美術館は大満足。まぁー、入館前の恵比寿麦酒記念館もよかったのだが。

 次回は、これまた毎年必ず観ている「世界報道写真展」。また、お江戸に行くことになる。
コメント
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