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この頃番組になっている秀忠の正室

2011-01-06 23:15:08 | 雑感
 昨日、NHKの「歴史秘話ヒストリア」で2代将軍秀忠の正室「お江」をやっていた。今年の大河ドラマである。そういえば、年末にもテレ東だったか「お江」をやっていた。
 「お江」は、織田信長の妹お市と浅井長政の間に生まれた3姉妹の末っ子。長政、そして義父の柴田勝家亡き後、豊臣秀吉に政略結婚させられ、3人目の夫が秀忠である。

 テレ東のほうは、お江が秀吉に対して抱いていた積年の恨みを晴らして、秀吉を毒殺したとか、3代将軍家光の親は、家康と春日局であるとか、様々な文献を出して解説していた。
 昨日のNHKは、王道といってはなんだが、従来の説明を淀君やお江、長政の次女・お初の行動などを通して、姉妹愛のようなものを前面に出していた。

 いずれの番組にも出てきたのは、京都の養源院、お江が建立した寺である。場所は、ちょうど三十三間堂の道路を挟んで向かい側。小生も一度訪れたことがある。
 ここには、「鳥居の血天井」とよばれる天井がある。養源院を建立するとき、その部材を伏見城から持ってきたのだが、関ヶ原の戦いの際、石田三成が伏見城を攻め、それを鳥井元忠が守っていたものの、家臣共々自刃し、その亡骸が数ヶ月放置され、血糊が床に染みこんで落ちることはなかった。お江は、足で踏むのは忍びない、ということで、伏見城の廊下の部材を天井として再利用した、とのことだ。寺にはいると、お寺の方が血天井を解説してくれる。「これが、鳥井さんの頭で、ここに刀の後があって・・・」。廊下はウグイス張り、左甚五郎が絡んでいるのだろうか。確か、俵屋宗達の重要文化財の絵もあったような。血天井は、養源院のほか6寺院にあるそうだ。いずれ機会があれば訪れてみたい。

 養源院

 この元忠公の功績により、息子・鳥井忠政が関ヶ原後、磐城平10万石(のちに12万石)で入封。約12年かけて、新たな城・磐城平城を造営、併せて町割りも行い、今の平の原型ができあがった。

 大河ドラマでは、この辺りのストリーがどのような形で表現されているのか、いないのか。期待しつつ、1年間、大河ドラマを観ていきたい。

コメント (2)
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