チコのCOFFEE TIME

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音楽鑑賞を深める科 音楽の形② 「きれいなフランソワーズ」変奏曲

2015年06月24日 12時53分05秒 | 高齢者大学

 古典派の変奏曲の形として モーツアルトと変奏曲について 本岡先生のピアノ演奏をまじえた詳しい説明をお聞きしました。まずは主題となる旋律は わが国では「キラキラ星」として知られていて フランス民謡「ママも知るとおり」を元にした変奏曲です。
👉「きらきら星変奏曲」 ハ長調K・265は、モーツァルトが1778年に作曲したピアノ曲です。原題を直訳すると、当時フランスで流行していた恋の歌「ああ、お母さん、あなたに申しましょう」による12の変奏曲。この旋律は後に恋の歌ではなく童謡『きらきら星』として知られるようになったため、日本では『きらきら星変奏曲』とも呼ばれています。『きらきら星』の歌詞が書かれたのはモーツァルトの死後です。曲の構成 主題の提示と12の変奏からなる およその長さは12分ほどの曲。

 次に、フランス民謡「きれいなフランソワーズ」による12の変奏曲 変ホ長調 K・353について 本岡先生のピアノ演奏と共に詳しい説明を聞きました。
👉 1778年にパリで作曲された。尚、モーツァルトはこの年にピアノのための変奏曲を全部で4曲作曲している。テーマは、各々が4小節から成る「a-b-a」の楽句構造を持つ。この変奏曲では、音価を細分化していくリズム変奏というよりもむしろ、第1変奏から優美なテーマに装飾を施していくといった方がふさわしいであろう。そして、そのようにして、多様な装飾が施された後には、テーマの再現によってこの作品全体が締め括られている。

 そして、グルックのメッカの巡礼のアリエッタ「愚民は思うは」の主題による10の変奏曲 ト長調 K・455 について先生の解説と CDによるアリエッタ 序曲と CDの5番目(?)を聴きました。先生のピアノでテンポを変えると軽快⇒深い奥行感が出る事を聴かせていただきました。オペラの中で歌手・森麻季さんの衣装の話を先生が印象深く話してくださいました。
👉 全体の参考文献:Mozart “Variationen fur Klavier ” ed. Edwald Zimmermann, 1987

 午後は自主活動で2班の担当でした。
指揮者・佐渡裕がベルリン・フィルの指揮をするまでの 楽団を相手にドイツ語で自分の思いを伝えて曲を作り上げて行く様子をじっくり見ることが出来ました。 ややもすると ソッポを向く楽団員の心を掴んで 楽団員自身から佐渡の言う演奏を作って行こうという気にさせることが重要だというコメントが印象的でした。 
👉 なお、茶色の文字はインターネットの解説文などを拝借しました

 
先生が演奏された「モーツアルト曲集」です。 休憩時間に質問する仲間です。

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