昨夕のニュースで金澤翔子さんの事を初めて知りました。ダウン症の天才書家として知られているそうです。
何気なく見ていたニュースで金澤翔子さんの特別展の紹介をしていました。エネルギッシュな「書」にハッとしました。家人も同様に感じた様です。今まで絵画展や美術展には全く興味を示さなかったのですが「見に行こう!」と言い出しました。余程気になったようです。
午前10時過ぎに会場に着きました。すでに多くの人が訪れていました。私達のように、昨日のニュースを見て来られているのでしょうか?
私は「書」には興味がありません。著名らしい書家の作品を新聞紙面で見ることはありますが、よく解らないのです。でも昨日TVで見た「書」は絵画を見ている様に感じました。そして実際実物の前に立つと作品がテーマを語っていると感じました。彼女の作品が「その書には、魂が宿る」と言われるのに納得しながら42点の作品を丁寧に見学しました。「書」がよく理解できない私ですが、彼女の おおらかで力強い「書」に感動し、励まされました。
買い求めたパンプレットのあとがきの一部です。
翔子は、書の中で飛躍を続けました。
この子には書の神が舞い降りると感じたことは、一度や、二度ではありません。
こうした、大いなるものと魂が呼応するかのような不思議な力は翔子に備わっているのは、ダウン症ゆえの魂の純度からくるものなのでしょうか。
いまさらながらに、書はテクニックなどではなく、魂のありようなのだと思い至っています。
翔子の書によせて 金澤泰子 母
展覧会・会場のディスプレイです。
母 泰子さんの言葉 ・・・翔子がこの「飛翔」を書き上げた時、私は確信した。「いま、書の神様が翔子に降りて来た」と。
1番気に入った「言霊」です。 「馬」です。
入場券売り場です。 買い求めたパンプレットです。