2月20日 宇都宮・常照寺 第5世御住職
僧正・天翔院日悠上人 御七回忌ご正当をお迎えした。
22世講有日慶上人が乗泉寺住職となられて、
平成8年より花前日悠お導師が宇都宮住職にご就任された。
小僧は平成10年度、宇都宮でご奉公させていただき、
大変お世話になった。
お導師の奥様は出向のお教務全員に、三度の食事を全てご用意下さった。
なかなか出来ることではないと思う。
どれもとびきり美味しかった。いまも忘れられない。
当山(常住寺)第二世権大僧正日泰上人は
昭和18年~昭和40年に日慶上人に継承されるまで、
宇都宮・常照寺を兼務されていた。
その間、栃木常法寺、足利常行寺、桐生常薫寺、館林常信寺、
以上の4ヵ寺を建立された。
小僧が宇都宮へ出向させていただけたのもそんなご因縁によるものか。
当時、宇都宮で得度したお弟子方は恩師のおわす常住寺へと
所属替えをし、後世になって末寺の住職に就任したり、
現在も常住寺でご奉公されてるお教務さんもいらっしゃる。
小僧は宇都宮が大好きであった。出向してすぐに、そう思えた。
生まれて初めての土地だが、どこか懐かしい感覚があり、
とても見知らぬ地に来たという風に思えず、浅からぬご因縁を感じた。
時が経つのは早いもので、もう御七回忌である。
常住寺でもみんなでお塔婆を建立させて頂いたが、
世田谷別院の御墓所にても、お看経させていただく予定である。
合掌。