CINEMAとMOVIE?

英語&米語

映画大好き、ごきげんな毎日・・・そして、やってきた猫の話

「ガマの油」

2012-06-11 11:38:51 | 映画・邦画
地上波で「インセプション」を再度見て
映画館に行ったのが一昨年

上書き上書きですぐに忘れちまうもんで
ややこしかったし、吹替えのまんま見て、また今自分のレビューも見てみると
そこそこ理解できてたようで

テレビは解説も入れながら、ってちょっとそこは苦笑い


「ガマの油」  2008年



≪ストーリー≫
株のトレーダーをしている拓郎(役所広司)は妻の輝美(小林聡美)と息子の卓也(瑛太)と
ふたつもプールがある豪邸に住み

この日は、卓也の幼なじみ秋葉三郎(澤屋敷純一)が少年院から出所する日

卓也は横須賀から来る高校生のガールフレンド・光(二階堂ふみ)とデートをしていたが
三郎を迎えに行くことになり
光と別れ少年院へと向かう



ところが、途中で車にはねられる

一命は取り留めたが、意識不明状態に

三郎は病院で付き添い、ある日一瞬目覚めた卓也は
周りの話もすべて聞こえて、眠ってた間の話をアレコレする
そして、また眠り、そのまま亡くなってしまう

父親の拓郎は、たまたま卓也のケータイにかかってきた光からの電話に出ると
光は思い違いをしてそのまま話す

気持ちの整理がつかない拓郎は、三郎と一緒に散骨するところを探しに旅に出る

・.・*・.・*・.・*・.・*・.・*

もうメッチャクッチャなんですよ、このおやっさん
成金で、

それが最愛の息子を亡くして、どうしていいのか

輝美はそんな夫を充分理解して
彼女のナチュラルさがこの画面には重くならなくて、

途中回顧シーンで「ガマの油売り」の妖艶な女房役でも出てきて

息子を愛する父と母と友達と恋人

悲喜劇です
ジメジメしてなくて、とっても見やすい


役所広司第1回監督作品らしいですが
わたしは好きですね

悲しみを乗り越えて生きていかねばならない様子がジーンと胸に来ます
泣いたり、笑ったり、・・

拓郎と光のやりとりも好きだし
光のおばあちゃん(八千草薫)の存在も良かったですよ

ロケーションも良い