「ミッドナイト・イン・パリ」

MIDNIGHT IN PARIS　　2011年　　DVD



≪ストーリー≫
ハリウッドで脚本がそこそこ売れているギル・ベンダー（オーウェイン・ウィルソン）は、
婚約中のイネス（レイチェル・アダムズ）と、その両親と共にパリに訪れて、
パリの雰囲気にどっぷりとハマり、ここで住みたいと願うようになる

彼は、初めての小説を書いているが、イネスには理解してもらえなくて、

ある夜、一人で歩いていると、
目の前にクラシックカーのプジョーが停まり、パーティーに行こうと誘われる

そして着いた先には、・・

・.・*・.・*・.・*・.・*

ウッディ・アレン監督のしゃれた映画でした

映像もキレイだし、なんともステキなパリを上手く描いてて、
やっぱり、世界で一番ロマンティックな街、
って触れ込みはあながち間違いじゃないんやなあ、って思ってしまいましたね

ギルが毎夜1920年代のパリにタイムスリップするんですが、
黄金時代と呼ばれたその時代で、

フィッツジェラルド夫妻、ヘミングウェイ、ピカソ、ダリ・・たちと出会い




～ダリって感じ、けっこう好きなんですよ～


ある夜は、もっと遡って、ロートレック、ドガ、ゴーギャンたちと出会う


あんまりよくは知らないけど、
私でも、なんだかワクワクするような人たちで、

入り込みましたね


結末は、婚約者とは別れる事になったりでしたが、
ギルの人生はハッピーエンドでした

ウッディ・アレンのものの言い方と、オーウェイン・ウィルソンはそっくりで、
いつもは、あの監督のまくし立てるような言い方についていけないんですが、

今回はとっても良かったですね
久しぶりに大満足


ポスターのバックの絵は、ゴッホ、ですよね

「ハンガー・ゲーム」

本を読んでいて、あと少しというところまできてるんですけど、
半額クーポンでついつい借りちゃいました

結論から言って、よく出来てたと思います

予告編でも、ちょっと気にはなってたけど、
子どもたちの殺戮ゲームで、やっぱりウチには合わヘンわ、って

ところが、
主人公が「ウィンターズ・ボーン」のジェニファー・ローレンスだったんで、
興味が出てきて



THE HUNGER GAMES　　2012年　　BD



≪ストーリー≫
アメリカが崩壊した後、
パネムと呼ばれる国家で、今年も、12歳から18歳までの少年少女たちによるハンガーゲームが行なわれる

第12地区に住むカットニス・エヴァディーンは愛する妹プリムがくじに当たるが、
自分が変わりに出場する事を希望する
そして、男子のピータ・メラークと一緒にゲームに、

12地区まである各地区から選出された24人は
キャピタルと呼ばれる富裕層の町へ行き
それぞれがもてなされた後、ゲームに備える

24人の中で勝者は一人だけのサバイバルゲームが始まる

・.・*・.・*・.・*・.・*

はじめは、やっぱ違うわ、って見ていたものの
けっこう上手くカットされてて、分かりやすかったですね
～まぁ、大体頭に入ってたもんで～

本は詳しい分、エグ～いんですが、
映像になったら、ちょっと見れんわなあ、って

でも、意外と映画ではそんなにグロくはなくて、
カットニス目線で、彼女の優しさが浮き彫りにされています


自分好みじゃないと思ってたけど
悪くはなかったし、見やすかったし、よ～く分かったし、

マイナスイメージからだったんで逆に良かったかも、

本はまだ続きがあるようですね

好きなもの

先の２世代は掃除機を見るとダッシュで逃げてたけど、
このワチャ君、ワレ関せず

ていうか、むしろお気に入り


これで抜け毛がみんな取れたらいいのに・・


かしこいとこもあって、

じゃまにならんように爪とぎの上で待機するのです


～いつものことながらの画像の悪さ
すんません
カメラ２台ともｔちゃんちへ、返ってきてません～


ついでに、
娘がアレンジメントフラワーのワークショップに






ひとあし早い母の日ですかね

ネコと花、いいもんです

ふたりのパラダイス

WANDERLUST　　2012年　　DVD
WANDERLUST:放浪癖



≪ストーリー≫
ジョージとリンダ夫婦はNYマンハッタンのワンルームアパートを買ってすぐ、

ジョージは会社が閉鎖、
リンダは趣味の領域を超えない仕事で、
しょうがなく家を手放し、
アトランタに住む弟の世話になることに、

行く途中、B&Bで泊まり、そこのヒッピーたちと出会って
彼らの歓待ぶりに感動する

その後、弟の仕事に就くがついていけず、
再び、彼らの元へ

そこは何もかもが自由なコミューンだった・・

・.・*・.・*・.・*・.・*

「ブライズメイズ」のスタッフうんぬんで借りた一作

ポール・ラッドもジェニファー・アニストンも、
ラブコメを見ればこのひとたち、みたいな

ヒッピーはいきすぎ、　　ブツが・・・

大都会のストレスから離れてしばらくはいいけど
たしかにホッとはするけど

最初は半信半疑だった妻のほうが段々ハマっていくんですよね

でも、やっぱどっか変？？？


彼らのリーダー役のジャスティン・セローと
ジェニファーはこの後交際、婚約中だって


ガハハハと笑うとこまではいかなかったｗｗ

母の家

94歳の母、
２年間、週に3回ほど会いに行ってた老健施設から
老人ホームへの引越し、

そうね、実家には1年くらい行ってなかったのかな
着替えを取りに入ると、
どこもかも母のにおいがしてて、

散らかってるようで、ひっそりとしてて、
テレビはアナログのまま…


前日に、親の介護をしつつ、最期を家で看取るTV番組を見たんです
身につまされて、

私にはでけへん

帰りたい帰りたいって
最近ではそんな事も言わなくなって

おそらくは終の棲家になるであろう今の施設で、
せめて安らぎながら暮らせたらと、

そんなセンチメンタルな気持ちになった一日でした

「ぼくたちのムッシュ・ラザール」

MONSIEUR LAZHAR　　2011年　　カナダ　DVD



≪ストーリー≫
カナダのモントリオールの小学校で、
ある朝、教室で担任の女教師が自殺していた
発見した男子生徒のシモンは先生に知らせに行く、

生徒たちは見ずにすんだけど、アリスひとりだけ
その現場を見てしまう



その後ふたりは心に深い傷を負う

後任の先生にナイジェリアからやってきたラザールが雇われるが、
彼自身にも深い悲しみがあった・・・

・.・*・.・*・.・*・.・*

もっともっと重いかと、
そしてドラマチックかと思ってましたが
意外と淡々としてました

自殺した先生のワケも語られる事はなく
また、シモンとアリスの家庭が語られる事もあまりなくって
ラザール先生の過去だけが明かされます

学校側はとにかくそんなことは早く忘れよう、って感じですかね


まず、なんで教室で自殺したのか
それが何ともツライですよね
そこを突っ込むラザールに、先へ進む事だけ考える学校と、
どうにも事なかれ的で、

体罰問題も取り上げていましたし、
どこの国もよく似たもんだとつくづく・・


ラザールはそれなりによくやってたましたが
実は難民申請中で、教師免除も持ってなくて
最後は解雇なんですが

こどもたち特に、シモンとアリスたちはこころを開くんですね
最後の授業は胸がつまります


良い映画でした
カナダ作品ですが、ヨーロッパのニオイがぷんぷん
ま、フランス語のせい？

「少年と自転車」を思い出しました

「テルマエ・ロマエ」

2012年　　TV

家庭団欒みんなで楽しもう、的でした

ローマでのシーンはローマ語（ラテン語）の方が、もっと「っぽく」なるような気がするけど・・
市村正親はピッタシ、ちょっと細いか

意外なほどヒットしたこの映画
たしかに今の世、殺伐としたものばっかだから
こんなアホっぽいのもイイかも

おいしいとこは、予告編でみんな見ちゃった感じでしたね

竹内力やおじちゃんたちがカワイイ

手づくりバッグ

はかなくなったリネンとウールのパンツと
剥げすぎたバッグをリメイク


はじめは、ウールを表側にするつもりだったのに、
なんだかおばちゃんくさくなって、


裏側に予定していたリネンを表側に、（Fさん覚えてるかい？）
ちょっとまし



こんな感じ　　（横にぶら下がってるのは猫のオモチャ）

取っ手は使わなくなったバッグのハンドルを何とかモノにして、

一応リバーシブルにはなってるけど・・・

１年に一個くらいはできてる、ようで

「だれもがクジラを愛してる。」

BIG MIRACLE　　2012年　　DVD



≪ストーリー≫
1988年10月アラスカで、
テレビレポーターのアダム（ジョン・クラシンスキー）は、

偶然、親子3頭のクジラが厚い氷原に閉じ込められているのを発見する、

外洋まで8キロもあって、体力の限界も来ている
地元住民のイヌピアト族たちは、食用にすると、

そんな様子をテレビで放送し

グリーンピースに属するレイチェル（ドリュー・バリモア）が、
彼らを救助すべく奮闘し、

その関心はアメリカ中を巻き込んでいく・・


・.・*・.・*・.・*・.・*

実話ベースらしい

※ネタバレ注意


グリーンピース、石油会社、軍、政府そして最後にはソ連までもが協力して、
クジラを救出、表向きは、ね

しかし、その裏にはそれぞれの売名行為やら、人気取りやら、
果ては、対国同士の優位感とか・・・

はてさて３頭の救出劇
こころあったまるお話ですむかどうか？


ここはイヌピアト族のおじいちゃんが一番ピュアでしたよ


大体はコメディータッチで良かったんだけど、
子どもクジラが

「屋根裏部屋のマリアたち」

LES FEMMES DU 6EME ETAGE　　2010年　　フランス　DVD
（６階の女たち）



≪ストーリー≫
1962年、資産家のジャン＝ルイ家の6階に住むメイドたち６人

彼女たちはスペインのフランコ政権からパリに逃れてきた

劣悪な環境で陽気に生きる彼女たちのところへ
姪のマリアが加わる

ジャンのところのメイドが辞めて、
その代わりにマリアが入ることになり、

そつなくこなすマリアはジャンの妻シュザンヌに気に入られ
そんな彼女の様子にジャンも好意を持つようになっていく


屋根裏のトイレがつまって使えなくなっているのを
ジャンが修理屋をよこしたり
電話を使わせてやったりと、彼の優しさが現れだして

やがて、マリアも好意を感じるようになっていく


・.・*・.・*・.・*・.・*・.・*

※ネタバレあります

この旦那様、決して下心があるようには見えなくて
ただ、彼女たちの強さ、ちゅうか、
明るさ、ちゅうか
生活は苦しいけど前向きで、自由で、

そんなとこに惹かれて行くんですよね

だから決して、マリアとどうのこうのって、考えてなかったと思うんですよ

妻とのあいだの誤解で、屋根裏で住むようになったジャンは
そんな自由な生活に、今までにない居心地のよさを感じてしまうんですよね

とってもおじさんのジャンの顔つきがどんどん変わっていくんですよ
生き生きしていくんですよね


ただ、最後やっぱり、マリアと旦那様はそのままの関係の方がわたしは好きですね
だって奥様も良いひとなんやもんね


ストーリーは明るくて、機知に富んで、
プッ、ってするとこもいっぱいあって、
楽しかったけど

ちょっと最後は月並みちゅうか、？？？
ハッピーすぎて


スペインの情熱的な感じと
フランスの気位の高さ、の対比ですかね

最後を飛ばせば、GOOD


追記、
劇中のフレーズで、
ブリジッド・バルドー、って
昔子どものころ、セクシーな金髪の女優さんで
あ～・あの頃？
ジーナ・ロロブリジーダとか、カトリーヌ・ドヌーブとか
一世を風靡した御姉さん方ですね

「ビキニのお嬢さん」もなつかし～～