「ヒットマンズ・レクイエム」

IN BRUGES　　2008年　　CS



≪ストーリー≫
ロンドンで仕事をした後ベルギーのブリュージュの町にやってきたケン（ブレンダン・グリーソン）とレイ（コリン・ファレル）はホテルで次の指示があるのを待っている


中世の佇まいがそのまま残ったおとぎの国のようなブリュージュをケンは気に入って
観光に余念がない
一方レイは、まったく無関心でお酒と女にばかり

そしてボスのハリー（レイフ・ファインズ）から次の仕事の連絡が入り・・

・.・*・.・*・.・*・.・*・.・*

殺し屋の物語なのに、どっかおかしみがあって、プッ^^ってするところがしばしば

レイは初めての仕事で、子どもを巻き添えにした心の呵責があって、

・・と、結構シビアな伏線もあり

その後、ハリーが現れてラストシーンへ突っ込んでいくあたりは
何がどう転がるか、画面に釘付けです

最後はちょっとどぎついシーンがあって、目を背けたくなりますが

でも、わたしは面白かったです

コリン・ファレルのあの濃い下がり眉のオドオドした感じと
ブレンダン・グリーソンの重厚な存在感
そしてちょっといっちゃってるレイフ・ファインズと
それぞれがいいキャラでした

「ゆりかごを揺らす手」

サクラも一気に咲きそうないいお天気
窓も全開・・したいけど hay fever
やっぱり年々確実になってくるｗｗ

THE HAND THAT ROCKS THE CRADLE　　1991年　　CS



夫とひとり娘に囲まれ幸せに暮らすクレアは、
産婦人科医の内診を受けに行き、そこでセクハラらしき行為をされる

夫に相談し、クレアは訴える

その後、医師はスキャンダルになり自殺する

無事出産したクレアの前に、ベビーシッターのベートンが現れ、

彼女はあの医師の妻で、ショックで子どもを流産し、
復讐するために家にやって来た
そして、クレアと親しくなっていく・・

・.・*・.・*・.・*・.・*

20年くらい前の映画ですね

ベートンがうまく立ち回る様子はハラハラします

クレアの友人にジュリアン・ムーアが出ていて彼女に期待したんですが
やられちゃうんですよ、これ以外でしたね
まあ、「ハンニバル」よりかなり前だったから、ね

良かったんだけど
最後が、古い解決で終わっちゃいました

「ペティグルーさんの運命の１日」

MISS PETTIGREW LIVES FOR A DAY　　2008年　　CS




ところはロンドン、２次大戦前

家庭教師をしているペティグリーは勤め先をクビになり、路頭に迷う

紹介所では、次のところも紹介してもらえず、たまたま盗み聞きのところへ訪ね入り込む

そこは俳優志望の美人歌手デリシアが居て

彼女は、恋人、ボス、プロデューサーの息子と三股もかけている

そんな綱渡りの危機を救ったのがペディグリー

機転の利く彼女に、デリシアは厚い信頼を得ていく

・.・*・.・*・.・*・.・*・.・*

いや、舞台劇のような展開で面白かったですね

フランシス・マクドーマンドといえば、クセのある役どころが多いんで
つい捻って見てましたけど、真面目な家庭教師が生きるために偽って後ろめたさが
・・というまっすぐな役

一方エイミー・アダムスは打算的で野望のためなら恋人も捨ててしまう、

「魔法にかけられて」（2007）のトーンを思い出します


ふたりのがっぷりと良いお芝居でした

「STAR WARS エピソードI/ファントム・メナス 3D」

春雷がなってる、雨はひどくなるのかしら


STAR WARS: EPISODE I - THE PHANTOM MENACE 3D　　ナンバ
phantom：幻覚の、見知らぬ
menace:脅威、危険

≪ストーリー≫
通商連合グンガン人の背後に隠れた暗黒卿・シスが画策するなかで

それに対抗する共和国側の元老院とアミダラ姫（ナタリー・ポートマン）

ジェダイの騎士クワイ＝ガン・ジン（リーアム・ニーソン）とオビ＝ワン・ケノービ（ユアン・マクレガー）は折衝のため連合に行くが
交渉もされないまま彼らは襲撃される

途中宇宙船を修復するため降り立ったタトゥーン星で
奴隷のアナキン・スカイウォーカーに会う


タトゥーンではお金が通用せず、止む無くアナキンが乗るポットレースに賭けることになる


抜群の才能で勝利を得たアナキンに、
クワイ・ガン・ジンは並外れたフォースを感じ取り
ジェダイの騎士に育てるべく連れて帰る

初めて会ったオビ・ワンはアナキンに怪しいものを感じるが
ガン・ジンは固く信じている


ナブーに帰りヨーダたち騎士に了承を得ようとするが
やはり、許可が出ない

そんな中アミダラ姫はナブーを脱出
そして、グンガン人たちと争う

闇の騎士ダース・モールと戦うクワイ・ガン・ジンとオビ・ワン
ガン・ジンがダース・モールに破れ、オビ・ワンが倒す

最後に、アナキンのことはオビ・ワンが育てると約束して・・

・.・*・.・*・.・*・.・*・.・*

初めの1977年の「スターウォーズ」はSFもので面白くって衝撃的でした
そのあと、ちょっと興味が失せて、・・ただし、どれもテレビ(^_^;)

最後に劇場で「シスの復讐」を見てからは、ぜ～んぶ好きになりました

怪物ばっかり出てくるけど、シリーズを通すと、まあまあそれも

この「エピソード1」もオリジナルは1999年

3D、字幕版は初めオウ～ッ!!って思ったけど
慣れたら意識してませんでした

ただ、字幕がいっちゃん手前で距離感がまずいけど
幸い、筋は大体わかってたんで、殆んど読まずにいられました


ダース・モールの殺陣はキレイ
アミダラの影武者が、キーラ・ナイトレイだったとは、迂闊でした

宣伝でアナキン・スカイウォーカー役のジェイク・ロイドが来日してたけど
・・ザンネンな結果でしたね

来年から一作ずつ3D化上映らしいですね
ちなみに劇場は男性ばかりでした oops!


ところで、
アナキン・スカイウォーカーの子どもがルーク・スカイウォーカー
ジョージ・ルーカス　→　ルークだったんや

「ゴッドファーザーPART Ⅲ」

THE GODFATHER: PART III　　1990年　　162分　　CS

次兄フレドを亡き者にして30年が経ち、

合法なヴィト・コルレオーネ財団を立ち上げ、
バチカンへの多大な支援をしたマイケルは、貢献した栄誉をたたえ、カソリック教会から表彰される

その祝賀会に、元妻ケイと息子アンソニー、娘のメアリーも同席し、
喜びを分け合う


そして、長兄だったソニーの息子ヴィンセント（アンディ・ガルシア）が、ファミリーに加えてほしいと現れる

ニューヨークのシマを彼に探らせようとするマイケルだったが
またもや抗争が始まる


一方で、バチカンの大司教から会計の穴埋めをしてほしいと頼まれたマイケルは用立て、
また、新たな契約を目前としていた


そして、アンソニーの晴れのオペラ舞台をみるため、家族はシチリア島に集まり・・

・.・*・.・*・.・*・.・*・.・*

ウゥ～ン、すっごい骨太映画でした

1972年PART1、1974年PARTⅡ、1990年PARTⅢ、って
一種歴史を感じますね

晩年、マイケルが庭で一人死んでいくんだけど
今までやってきたことの何たるかが・・・人間って罪びとですね

劇中、マイケルが懺悔するシーンがあるけど
ひとり、胸のうちで苦しむばかりだった様子がひしひしと伝わります
しかし、ファミリーを守っていかねば・・って


アル・パチーノの若いときからじいちゃんになるまでリアルタイム

ジョージ・ハミルトンとか懐かしいし、
アンディ・ガルシアも若い

古い映画だけど、男性のファッションもステキ

この続きは著者が亡くなって出来ないんでしょうね

「ゴッドファーザー」「ゴッドファーザーⅡ」

3日続けて一挙に３作、でもまだ途中

THE GODFATHER　　1972年　　CS

シチリア島で島のドンに父と母を殺され、新天地アメリカへ渡ったヴィトは、
名前を故郷のコルレオーネ(マーロン・ブランド）と名乗り、
今では裏の社会でゴッドファーザーと呼ばれる

しかし、疎ましく思う者もいるわけで
コルレオーネは狙撃される
九死に一生を得るが、彼らの地盤は揺るぐ


後継者と思われていた長男ソニー（ジェームズ・カーン）も殺され
堅気になってたマイケル（アル・パチーノ）が仇を討ち、シチリア島へ逃れる

ケイ（ダイアン・キートン）との結婚も諦めた彼の前に現れた美しい島の女性と結婚するが
マイケルの身代わりに妻も殺され、再びアメリカに渡りコルレオーネの後継者となる



THE GODFATHER: PART II　　1974年


ときはさかのぼって、1901年
イタリアからアメリカに渡ってきたヴィト（ロバート・デ・ニーロ）の若き日々、
持ち前の才能と勇気で力を付けていく
ソニー、フレド、マイケル、コニーと４人の子どもたちにも恵まれながら、
のし上がっていく


そして今、1958年
狙撃された後コルレオーネも弱り、マイケルが後を継いでいたが
他のボスには睥睨され、身内には妬まれる


その中でも、ファミリーの弁護士トム（ロバート・デュバル）だけは変わらぬ忠誠を尽くしてくれる

ケイとも結婚する
ふたりの子供もいるが、襲撃事件もあって
ケイは裏社会から手を引くことが出来ないマイケルと別れる

そしてその事件に兄のフレドが絡んでいたことがわかる

・.・＊・.・＊・.・*・.・*・.・*・.*

175分、200分ととにかく気合を入れて見ています
でも、引き込まれていきます

昔、マーロン・ブランドだけのイメージが強くて
他の出演者はアル・パチーノくらいしか覚えていませんでした
そしてベッドルームで襲撃されるシーンも覚えてて
誰も信じられない世界なんやなあ、って

それにしても
ロバート・デ・ニーロおっとこまえですね、カッコイイ
イタリア系よくもここまで集めましたね

ロバート・デュバルも静かで男気があっていいですねえ


永遠に残る名作と言われるのに納得
PARTⅢ楽しみに見ます


ちょいと日本の戦国時代にも通じる？

「セントアンナの奇跡」

MIRACLE AT ST. ANNA　　2008年　　CS



≪ストーリー≫
1983年、黒人の郵便局員が突然窓口に来た客を射殺
彼は拘束されるがひと言も語らず、
そして家からは、ナチスドイツが破壊した橋のたもとにあった、像が発見されて

記者のティム（ジョセフ・ゴードン・デヴィッド）は話を聞きに拘置所に行く
そこで、彼が語りだしたこととは・・


２次大戦、イタリアのトスカーナ地方で、
ドイツ軍、アメリカ軍が前線で繰り広げていた戦いは
黒人部隊と白人部隊に分けられ

黒人部隊は孤立し、辛くも助かったのは４人

そのうちのひとりトレインがお守りのように彫像を持っていた

その４人が遭遇した少年と何とかたどり着いた村で
ほんの少しの間の休息が得られたが

ほどなくパルチザンの裏切り者のためドイツ軍に包囲され村人たちも射殺されてしまう

そしてひとり生き残った黒人

・.・＊・.・*・.・*・.・*・.・*

黒人たちの差別とナチスドイツの史実の、セントアンナでの大虐殺がテーマ

結構長くて160分、
でも謎めいた少年の出会いや、４人の兵士の人間性など
飽きることなく見られました

はじめ、ジョセフ・ゴードンやジョン・タトゥーロが出てきたんでそっちの方だと思って

かれらはそこだけで終わっちゃってました・・ちぃと残念

でも、この映画なかなか深い・・良かったです

「ステップフォード・ワイフ」

花粉症って一度なると治らへんのんかなあ
なかには治ったって言う人の話も聞くけど

マスクするしか対策してませんが、ちょいと目の当たりもイジイジと・・ウ～ン
息子はついに部屋干し用のグッズを買ったらしい

サクラ咲く花の季節は好きなのに、


THE STEPFORD WIVES　　2004年　　CS



≪ストーリー≫
テレビプロデューサーのジョアンナ（ニコール・キッドマン）は新番組の不祥事でクビになり
夫と共に郊外のステップフォードに引越しをするが

その町は往年の、夫は仕事、妻は従順で家事を完璧にこなし、キレイな服をまとい
髪も柔らかくと、画一的な世界

一画をまとめるクレア（グレン・クローズ）の言われるがままの妻たちの行動に不思議を覚えるジョアンナは

妻たちの履歴を検索すると
誰もがキャリアウーマンの持ち主だった

・.・＊・.・*・.・*・.・*・.・*

５０年位前の、電化製品に囲まれた新しい時代の古き良き時代、
を理想とするクレアが作った世界
女性が強くなることに、諸悪の根源と思ったクレアですかね


面白そうで、ありえねえ、イマイチ中途半端でした

「アンノウン」

UNKHOWN　　2011年　　DVD



バイオテックの学会でベルリンに来たチャーリー（リーアム・ニーソン）とその妻はホテルに着き
空港でカバンを置き忘れたのを気付き、

妻だけ残し、自分は空港に戻るが途中事故に遭い、瀕死の状態となる
数日間の昏睡のあと、記憶が散漫となり
身分を証明するものがなく

やっと思い出したホテルへ向かう、
妻には「知らない人」と言われ、別の夫チャーリーもいる

混乱したチャーリーは再び病院へ行くが、そこでナースが殺され、自分も殺されそうになり・・・

・.・＊・.・*・.・*・.・*・.・*

マット・デイモンの「ボーンシリーズ」みたいなん？と思いながら

まあまあ近いけど、組織はテロに見せかけた、ただのお金目当てだったという話？

タクシーのドライバー、ジーナ（ダイアン・クルーガー＝「イングロリアルバスターズ」）目線が正常ってこと？

長いこと組織の仲間と培ってきたものは・・

「96時間」は、おじさまアクション頑張ってしぶ～いと思って見ましたが
こっちはイマイチカッコよさが感じられずザンネン

「マッチポイント」

MATCH POINT　　2005年　　DVD



≪ストーリー≫
ところはロンドン

プロテニスプレイヤーだったクリスは今はクラブのコーチ
そこで知り合った資産家の息子トムと友だちになり
妹のクレアと知り合う

クレアはクリスのことが一目で気に入り、彼らはデートを重ねる
クレアの父親から仕事を与えられ彼は上流社会へと仲間入りする

そしてファミリーに招待され、そこでトムの婚約者ノラに出会う

女優を目指す彼女には不思議な魅力が漂う
同じ匂いのする彼女から「ヘタをうたないように」と言われ・・

ノラはトムの母親に良く思われず、結局は破綻
彼女はまた一人女優への道を歩む


クリスはクレアと結婚するが
偶然街で再会したノラと情事を持つ

彼女のことが頭から離れないクリスは不倫関係を続け
やがて、妊娠したことを告げられる

ノラに、妻との離婚を迫られるクリスはやがて疎ましくなる

・.・*・.・*・.・*・.・*・.・*

ウッディ・アレン監督、
ジョナサン・リス・マイヤーズ主演、
ときき、DVDをチェック

イギリスが舞台で、バックミュージックがオペラ
保守的な上流社会に住む母親と、
スカ－レット・ヨハンセン演じる自由奔放なアメリカ人女優

愛と愛欲のハザマで揺れる男

タイトルの「マッチポイント」は
ネットにかかったボールがどっちに転ぶかで勝敗が決まる

そして最後の投げ捨てた指輪が川に落ちるかこっちに落ちるかを引っ掛けて

フム、なかなか面白かったですね

クリスの葛藤がハラハラもの
スカーレット・ヨハンセンって、何でもできる人ですね

それとトム役のマシュー・グードって「シングルマン」に出てた恋人役だった人でした