「ゼロ・グラビティ」

GRAVITY　　2013年　　BD
GRAVITY：（態度・性格の）まじめさ、沈着
　　　　　(事態の）重大さ、
　　　　　重さ、重力、地球引力
・・・う～ん、なるほど



ストーリーは予告編の通り、宇宙でのミッション中、隕石が宇宙ゴミにあたって外想定外の軌跡のため船がクラッシュ、
生き残った宇宙飛行士マット・コワルスキー（ジョージ・クルーニー）とライアン・ストーン博士（サンドラ・ブロック）は・・・

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劇場で上映中、息苦しさでパニックになりそうだったもんでスルーしましたが、
なるほど、噂にたがわずなかなか良かったです

ほとんど彼女のサバイバルな姿だったんですが、
あきらめたり、希望を持ったりしながら、　
今まで閉じ込めていた４歳で亡くなった娘への思いとか、
勇気とか、連続して、

そしてやっぱりドキドキ、ハラハラしながらの展開
終始その連続でした、
ただ90分とシンプルな進行だったんで、枝葉がなくてスッキリしていました

それにしても、とってもインテリ～当たり前か(^-^;～

スペースシャトルの中とか、宇宙の衛星とか、ロシア、中国ソユーズ型とか、国際宇宙ステーションとか、
さっぱりなんだけど、？？

最後地球へ帰還した時の重力も分かるような、
そんなうまくいくかな、とか

でも、けっこう感動でしたね
ジーンときました

「旅するジーンズと16歳の夏」

THE SISTERHOOD OF THE TRAVELING PANTS　　2005年　　CS
SISTERHOOD：姉妹の間柄、姉妹愛



≪ストーリー≫
ブリジット（ブレイク・ライブリー）、リーナ（アレクシス・ブレーデル）、ティビー（アンバー・タンブリン）、カルメン（アメリカ・フェレーラ）の4人は、母親たちのお腹にいる時からの付き合い

同い年の4人は今は16歳の夏を迎え、初めて別々の夏休みを過ごすことになる

そんなとき、古着屋で試着したジーンズ、不思議とみんなが入るし似合ってる、
そのジーンズをそれぞれが一定期間順番に穿くことにする



まず最初、内気なリーナが祖父母の住むギリシャ旅行で穿くことになって
そこで、祖父母とケンカしているある家の息子と知り合う

そして次に、ジーンズを送られたのがドキュメンタリー映画を撮っているティビー
地元のスーパーでアルバイトをしながら、知り合った小生意気な女の子ベイリーを助手にすることになって

それからジーンズはカルメンの元へ、
両親が離婚している彼女、父親と過ごす休暇が楽しみでならない
ところが、彼のもとへ行くと、そこには子連れの再婚相手がいて、父親は結婚のことで頭がいっぱい、
カルメンは疎外感を感じる、

最後に、母親が自殺したときも気丈で強く生きているブリジット、
彼女はメキシコでサッカーの合宿を、そこにいるコーチにスタンドプレイを仕掛ける

その後ふたたびジーンズはリーナのところへ2巡目の旅をする・・・

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なんかとっても良い
彼女たちの特別な姉妹愛にやられました
かと言ってべたべたじゃないし、ハチャメチャでもない

ジーンズの魔法って映画の中では言われてますが、
強い絆がしっかりと結び合ってる、あなたにはみんながいつでも付いてるよ、って

さわやかで、純粋

カルメンは「アグリーベティ」
ブリジットは「ゴシップ・ガール」だった

続編「旅するジーンズと19歳の旅立ち」（2008）もあるみたいで、絶対見る
ロケーションも音楽もGOOD

「舟を編む」

昨日地上波でしてたけど、CS放送の録画をおととい見たとこでした

2013年　　CS

≪ストーリー≫
玄武書房の辞書編集部で、監修をしている松本編集長（加藤剛）の片腕、荒木（小林薫）が退職することになり、
営業部に居た馬締光也（松田龍平）が配属されることになる

大学院で言語の研究をしていた彼は不器用で変人と呼ばれていたが、
この辞書制作では本領を発揮する

「大渡海」と名付けられた辞書
それは、大海原に浮かぶ小舟が言葉を拾い集めるような気の遠くなるような作業



馬締の先輩西岡（オダギリジョー）は砕けた性格、
先の見えない仕事にやる気も失せていたが、馬締の出現で、少しずつ編さんに対する情熱を持つようになっていく

ある日、馬締のアパートに大家の孫、香具矢（宮崎あおい）が住むようになり、
物干し台で彼女を見て一目ぼれする・・・

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このトラ猫「マサムネ兄ちゃん」を思い出すけど、
猫派の私にはこの子も重要な脇役でした

静かに進行していくんだけど、いやあ良かったですよ
「そして父になる」より、ずっと感動でした

去年の日本アカデミー賞作品賞、主演男優賞でしたね、確か、

古びたアパートはセットなんですって
「オカンの嫁入り」の家の雰囲気に似ててめっちゃレトロ

キャスティングはとっても良い
オダギリジョーは良かったし、恋人役の池脇千鶴も好き、
助演男優賞彼でも良かったかも？

それにしても辞書作りってホント大変なんですね
これは15年かかった・・・

やっぱり紙でしょ！！

でも、・・電子辞書使ってる

ジェフリー・アーチャー著「時のみぞ知る」

Only time will tell



クリフトン年代記３部作の第１部、ハリー・クリフトンの物語

イギリスの港町ブリストル、
ハリーの母親メイジーは、アーサー・クリフトンとの結婚も間近のある日、
大事な時に帰ってこないアーサーに腹を立てて、他の男（ヒューゴー・バリントン）と関係を持ちます

そして1920年に生まれたハリーは幼いころ、父親アーサーは戦争で亡くなったと聞かされます

小学校時代ずる休みばかりしていた彼は、港湾で働く叔父スタン・タンコックのところへ行き、そこに住むオールド・ジャックと知り合いになる

ある日、聖歌隊で歌う彼は推薦され、奨学生としてセント・ビーズに入る
そこで、ジャイルズ・バリストンと親友になります

休みのときハリーがジャイルズの邸に訪ねて父親ヒューゴーに会いますが、ヒューゴーはハリーと話すことを避けます

そして、アーサーが亡くなった真相が明らかになってきます
実は戦死ではなくて、スタンと造船現場に入ったときに行方不明になってしまいます
ここに、ヒューゴーもジャックも関与してくることがわかってきます

ブリストル・グラマー・スクールに進学したハリーは声変わりで別の道を歩み始めます
演技に興味を持ち、ある日ジャイルズの妹エマと共演します
そして恋におち、後に結婚することになりますが、実の父親が同じふたりは許されることなく・・・、

そのころドイツとの関係が悪化していたイギリスはいよいよ戦争することとなります

ハリーは国のため戦うことを迷うことなく決め、はじめは商業船の一員として経験を積むことになります
ところが、敵側の攻撃に船が破壊されます

運よく生き残ったハリーは、アメリカの船に助けられ命をとりとめます、
そして、自分さえいなければジャイルズがバリントン家の跡取りとして認められる、エマも新しい男性と知り合えると
亡くなった船員の名をかたります
ニューヨークに着いた彼に待っていたものは・・・

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このころは長男が跡取りの決まりがあったみたいですね
港湾労働者だったアーサーの息子ハリーと、
バリントン海運会社社長ヒューゴーの息子ジャイルズのふたりはこの後どうなるのか、エマとは？

次作「死もまた我等なり　THE SINS OF THE FATHER」に続く・・


なかなか面白いです！
ジェフリー・アーチャーの本は「ケインとアベル」が初めてでした
年代物でクラシックだったし、古い本かと、
いやいや、1940年生まれで、このシリーズまだまだ続くらしいです

あべのハルカス

土曜、２時ころからあべのへ行って
まずは、夫が申し込んだタダ券で16階のあべのハルカス美術館「東大寺展」へ、
小さいころから奈良のだいぶっつあんに親しんで、
改めて国宝の数々を拝観しました

その後、夫の服選び、
彼がデパートへ行くのはもうもう10年ぶりくらい
予算オーバーだったけど、また10年着ればいいっか

で、ハルカス展望台60階へ






16階から45秒で、エレベーターの速いこと！　耳はツンツンしませんでした

ひとり1500円は高い！

でも、まあ一回は行っとこか、みたいな、

少し曇り気味やったけど、視界は良くって、
肉眼で、大阪城も見ることできた

金剛山、生駒山、信貴山、二上山と展望はすばらしい、港大橋から神戸辺りまで、スゲエ～～

高所恐怖症のわたし、床がガラス張りのとこはノーサンキュー　

ぐるっと一周、
再び百貨店で買い物して、夕食


それにしても、テーマパーク並みの混雑
予約券もらって、時間が来てチケット買って、16階でまたエレベーター待って、
久々のデート、よう遊びました

「そして父になる」

2013年　　松原市



一流企業のエリート、野々宮良多（福山雅治）とみどり（尾野真千子）夫婦の長男慶多と、
つぶれそうな町電気店の斉木雄大（リリー・フランキー）とゆかり（真木よう子）夫婦の長男琉晴とが、
あかちゃん取り違えが６年経って発覚します、

慶多は両親の期待に応えようと良い子で、
琉晴は、弟、妹と一緒に自由奔放に暮らしている

かれらの将来を考えると、今ここで本当の両親のもとに戻すことが良策と考え、試験期間を経て終いには交換するわけです

子供も親も努力するわけです、
でも、そんなうまくいくはずもなく・・

今までの環境で育ってきたのが、おじさん、おばさんの子になって、生活が180度変わって、
そんな「キズ」がとんでもなく大きくなっていきますが、
画面では大きな声でやりあうわけでもなく、ケンカするわけでもないんですよね

だから、余計に子供たちの深い傷が気になっていきます

みどりが、琉晴のことが可愛くなって、慶多に申し訳ないと言って泣きます、

仕事仕事で、子どもと遊ぶこともなかった良多が、少ーしずつ接する時間を増やしていきます

そして、息子がどんな気持ちになっているかを考えるようになって・・・「父になる」んですね

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近くの会館で上映したんで行ってきました
まあ、見事におばあちゃんばっかり

福山の演技は悪くはないですね
常に背筋ピーンでクールでしたけど、

尾野真千子はおとなしい母親役で、真木よう子はかかあ天下的

リリー・フランキーは重い雰囲気を軽くして助かる感じ、

是枝監督の「誰も知らない」も重かったけど、これもなかなか見応えありました


赤ちゃん取り違え事件、昔よくあったのかな？

角田光代の小説「八日目の蝉」は赤ちゃんが誘拐されて小学生になって真実の両親に戻った話でした
あの少女はその後も深ーーい傷を負ったままでしたね

そして、伊坂幸太郎の「ポテチ」も子どもの取り違えがテーマでした

生みの親より育ての親・・・むつかしい・・

「コン・ティキ」

KON-TIKI　　2012年　　ノルウェー　　BD



≪ストーりー≫
トール・ヘイエルダールは幼いころから冒険心にあふれ、氷の海に落ちてしまったり、
以来泳ぐことができないが、大人になりポリネシアの原住民たちと長く暮らすうちに、森でコン・ティキの石像を見て、ある仮説を立てる
南米インカにある彫像によく似たその像や、文字などから、
1500年前にポリネシア人はアジアから漂流してきたとされていたが、実は南米から来たのではないかと、

1947年それを実証するため、学者になったトール（33歳）は当時の資料のまま、バルサ材でいかだを作り、縄で組み立てたイカダを建造しようと提案する

しかし文無しの彼に、学会も企業もバックアップしてくれず、最後にペルーの大使館に協力を依頼する



そして、クルーはトールを含む6人、
ペルーのカヤオ港より8000㌔の航海に出る・・・

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「ライフ・オブ・パイ」は完全につくったもの
あの、海の静けさ、湖みたいに波も一切なく、まるで鏡のような海に～わあ、プールやん、ってバレバレな感じでした

でも、これは実話だし、正にこうなんだろうなあ、と思わせるような映像で、
CGなとこも分かってるんだけど、・・美しい・・

満天の星、光るリュウグウノツカイ、ジンベエザメ・・・
お決まりのサメに襲われたり、嵐に遭遇したり、けんかしたり、はあるものの、しつこくなくて、
102日目に全員無事に漂着（？）します

ものすごくドラマティックなこともないけど、さすが説得力はありました


はじめチラシを見たとき、おじいちゃんの話だと思ってました
みんな若者です
抱擁してる相手は友人のクルーです、
妻じゃありません
航海後トールは離婚されます、こんな心配これ以上要らん、ってとこですかね

それと、コン・ティキ＝太陽の神、

けっこう良かったです
やっぱり劇場やな、これは！

桐谷さん、笑っちゃいました

「ヒミズ」を録画しててさわりだけ見たけど、うーーーん、苦手かも
「さんま御殿」に園子温監督出てたし、まあ、映画は最後まで見ないと解らんけど、ねぇ
かなりシュールでユニークそう

３時間の仕事に行きだしてから（今日はお休み）、ペースも慣れてきたし、昼は映画を（見たい）、夜は（仕方なく）テレビを、そんな毎日

おとといｔちゃんと見た「月曜から夜更かし」で、桐谷広人さんのアメリカ旅行、
途中からだったけど、株の優待券で生活してるって、時々自転車フルスピードで走ってる映像見るけど・・

で、二日だけの滞在でロスとベガスで思う存分楽しんだ様子が放送されてて、

やっぱり自転車で移動～あれって持ってきたノン？～
ベガスのアミューズメントパークで、ロールコースター２本に乗って、絶叫

一本目は時間が短すぎる、と評価が低くって、二本目の方がご満悦(笑)
何とも、可笑しくって、久しぶりに声を立てて笑っちゃいました、ｔちゃんなんか大爆笑、

なんでこんなに可笑しいのか、素人の可笑しさ

慌ただしくクリアしていく桐谷さん、ヤッター感がたまらんのんでしょうねえ

「42 ～世界を変えた男～」

42　　BD　　2013年



≪ストーリー≫
1947年、ブルックリン・ドジャーズのマネージャーリッキー（ハリソン・フォード）は、
チームを強化するため初めての黒人のプレイヤー、ジャッキー・ロビンソン（チャドウィック・ボーズマン）と契約する

カラード・ピープルはトイレも別、球場の入り口も別
プレイヤーが泊まるホテルも黒人は入れない

そんなひどい差別環境の中で、彼はリッキーに示された通り忍耐強くチームで生きる・・

・.・*・.・*・.・*・.・*・.・*

今でも水泳選手って黒人はいないよね
このころの差別は言葉には言い表せないでしょう
身体能力が秀でている彼らに、スポーツ界を席巻される危惧もあったかもしれません

そんななかでリッキーが初めてジャッキーを迎えるわけです
業界からもすごい圧力があったこともうかがえます

でも、この映画ある意味淡々とすすんでいきますね
もっともっと、きっとキツイこともあったでしょうけど、ね

だいたい予告編で分かったようなものでしたけど
エグ過ぎず良かったですね

毎年４月１５日は全員が42番の背番号をつけてプレイする、とか

それとハリソン・フォード良かったです
とっても人間的

ちなみに鼻と顎はメイクしているようです～わからんかったｗ、背中はなんか入れてると思ったけど～

「キリング・ショット」

CATCH .44　　2011年　　CS



≪ストーリー≫
場末のクラブで働いていたテスは、ある日麻薬組織のメル（ブルース・ウィリス）に見込まれ仕事をすることになる
ドーンとカラ姉妹と共にこなしていくが、失敗した取引の後メルに深夜ダイナー呼び出される・・

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テス役のマリン・アッカーマンは「ライラにお手上げ」「ロック・オブ・エイジズ」に出てましたね
それと、ロニーってメルの部下役なんだけどフォレスト・ウィテカーが出演
ダイナーのマスター役がシェー・ウィガム「アメリカン・ハッスル」とか「世界にひとつのプレイブック」とかけっこうよく見るお顔です
そんなけっこうなキャスティング

時軸が行ったり来たりするので、そういう事か、って面白かったですけど、
「レザボア・ドッグズ」とかの既視感はあったり、
ちなみにそっちがタランティーノ監督だったんで、ちょっと似てるのかも

出演者みんな殺されます、悪くはなかったですけど・・



あと、タイトルの"CATCH .44"とは、
Catch-22の意味は板挟みやどっちに転んでも勝算のない状況
Catch⁻22の意味を、数字を２倍することで強調している
ブルース・ウィリス演じるメルの拳銃が44口らしいです・・

ってどこかに書いてた