CINEMAとMOVIE?

英語&米語

映画大好き、ごきげんな毎日・・・そして、やってきた猫の話

「シェフ 三ツ星フードトラック始めました 」

2015-07-31 11:14:04 | 映画・洋画
CHEF  2014年  BD



≪ストーリー≫
レストランのシェフ・カールは、人気ブロガーが食レポに来るというんで張り切って新メニューを出そうとします
ところが、
ここは俺の店、とオーナー(ダスティン・ホフマン)がいつものメニューを出すことを譲らず、
あげくに酷評される

SNSが何たるかを知らないカールは、息子からツイッターの仕方を教わり、ブロガーに言葉を選ばず反論をぶちまけ、挙句に炎上、

再び、新メニューを店に出すとツイッターで流すが、
オーナーが猛反対、ついに首になる

そして、店に居たブロガーに悪態をつくが、その映像がまたまたネットに氾濫し、カールはどこにも雇ってもらうことも出来なくなる・・・

・.・*・.・*・.・*・.・*・.・*

何とも素直な正直な映画だね
いちいち面白い、
SNSに振り回されて、でもそれを利用していくこのいまの現状、

悪気のないカールが一生懸命息子と一緒にやっていくのが良いですね
また、部下がシェフの元にやってくる、なんて人情劇じゃないですか

シンプルすぎるんですけど、
笑って、あったかくなって、宜しいなあ
こんなん久しぶりで、
ひねらず、事故なく、怪我なく、安心して見てられます

元妻の元夫がロバート・ダウニー・Jr.で、このキャラもいちいち可笑しい
わたしは大ウケ

ハッピーになれます、とっても幸せな気分です
カール役が「アイアンマン」シリーズや「ウィンブルドン」「ウルフ・オブ・ウォールストリート」の監督ジョン・ファブロー自身が演じてて、
既作とはちょっと違う感じですけどね
あのふくよかな体系で優しさが伝わってきます、

スカーレット・ヨハンセンも花を添えていましたね


子どもが見ても楽しいと思えば、〔PG12〕指定ですけど、親と一緒にだったらどうぞ、って言うのは、SNSが独り歩きするから?
これ意外でしたね

「最後のマイウェイ」

2015-07-30 13:59:52 | 映画・洋画
CLOCLO/MY WAY  2012年  フランス  CS



≪ストーリー≫
スエズ運河の仕事をしていたフランス人の父は裕福に暮らすが、厳格な性格はクロードに対しても支配的、
エジプトがスエズ運河を国営化したため、彼らは窮地に立たされ、モナコに移る、
苦しい生活の中、クロードはクラブでドラマーの仕事をもらえるが、父親には許されず以来絶縁状態となる

パリに移り、苦労しながらやっとレコード会社フィリップスでデビューするがそれは大コケ、
次作を今に合わせる曲風に作り彼はヒットダムにのし上がっていく、
以後次々にヒットを飛ばし彼はアイドルスターとなっていく

しかし私生活は父との確執の中、母親もギャンブルに狂って、
恋人には嫉妬深く、コントロールしたがる、
そんな中でも彼の才能は留まらず、ミリオンヒットを続ける、

その胸の中には、いつかは自分も落ちる日が来る、と怖れを常に抱いていた
しかしそれもバネにして、歌だけじゃなく事業にも才能を開花させていく

ある日クロードが作った「マイ・ウェイ」をアメリカの巨匠フランク・シナトラがカバーしているのを聞き、自身の立場に満足するが、偶然出会ったシナトラには声もかけることができなかった、

また、子どもを公表することも出来ず、彼の虚像は彼自身がつくっていってしまう・・

・.・*・.・*・.・*・.・*・.・*

1939年~1978年、39歳の生涯です
私は知らなかったんですが、フランス歌手クロード・フランソワ、愛称クロクロと呼ばれ国民的スターだったんですね、
確かに懐かしい曲も出てきたり、「夢見るシャンソン人形」「ドナドナ」・・・

子どものころ、フランク・シナトラとか言うともう既に巨匠で、エルヴィス・プレスリー、ポール・アンカ、とか
イタリアのカンツォーネ、フランスのシャンソン、アメリカのロカビリー・・・
ギャオ~ですわ、洋楽に憧れてましたよ
ビートルズとかの名前もチラッと劇中に出てきましたけどね、

「マイ・ウェイ」がシナトラのオリジナルでなかったとは、初めて知りました
~この曲やっぱり涙が出ます、カラオケは止めてって感じですけど~
クロードが声をかけられなかったのも、それだけコンプレックスを持ってたんでしょうね、
ちなみに、シナトラ役が「プリズンブレイク」のヤな役のロバート・ネッパーでした、とっても上品、役者って面白いね
それと、主役のジェレミー・レニエ見てるんだけどお初のように見えました

けっこう良かったです
感動しましたね、
良いもの見た感じです


宮部みゆき・「負の方程式」

2015-07-28 16:14:32 | 読書
娘がある人から頂いた手作りの線香花火を持ってきまして、
tちゃん、私の友人と一緒にしました
もうそんな年ごろでもない者たちが、その灯りにけっこう癒やされまして、
幼稚じゃんと思ってたのに、ね、
不思議ですね


先日読んでた「ソロモンの偽証」の後に「負の方程式」という後日談がありまして、
ソロモン・・からおおよそ20年後ですかね


ある私立中学で起きた事件の解明に探偵・杉山三郎(「名もなき毒」「ペテロの葬列」の主人公ですね)が登場するわけです
彼は、生徒から依頼され真相を追求しますが、
その相手学校側に立ったのが藤野涼子です

この学校では不測の事態が起きたときの対応のシュミレーションをしているわけで、
生徒たちは夜の学校に一晩泊まります

その時火野教諭を落とし入れるために、何人かの男子が計画するもので、
子どもたちの偽証の根本をさぐっていくわけです

そこには教諭とある生徒の糸がつながってて、・・・

ってことですね

「ソロモン・・」はかなりの大作だったんで、気が抜けた状態で読んでました
はじめつかめず、??でしたけど、
は~、そういうこと、と
杉山三郎もって、あちゃって感じでしたね

お気に入りになりそう

2015-07-27 11:47:31 | 旅.散歩
Craft&cafe「komorebiこもれび」
見過ごしそうなちんまりしたカフェです

ナチュラルガーデンっぽい外観で、静かにゲストを迎えてくれます
ちょっとしたクラフト類もありますが、それはちいと私じゃないけど、
ここの雰囲気がマッチング、癒されます

「ギャラリーひとつぶ」さんと同じ造り、

マスターの話では、春になるとサクランボの木に鳥々が訪問するんだって、
メジロにシジュウカラ、ムクドリ・・・
カウンター席から窓越しに見える木に魅了されました

やっぱり「木・グリーン」が良いですね~ちなみに「ブナ」の木が一番好きだけど~

夏になると、山の緑が恋しくなります、
昨日テレビで見た、知床、八甲田の青が涼しげで、グリーンシャワーを浴びたくなります

玄関側にはクワの木が、大きな葉っぱをもたげてました、
お蚕さん葉っぱを食べるときはザクッ、ザクッって音がするそうです
~これは友人の言~





「しろねこ 英国の古城に暮らす猫を訪ねて」

2015-07-25 21:43:45 | 読書
石井理恵子、横山明美 著


イギリスの中世の古城に住むネコ
白い猫じゃあありません、

スコットランド、イングランドの古城の数々
残念ながら映画と共通するような城はなかったですけど、
唯一チューダー期のチューダー様式というのがあって、
そうそうあの頃ね?なあんて、

ベネディクト・カンバーバッチの「シャーロック・ホームズ」にも出てきたような、
リーアム・ニーソンが、メル・ギブソンが、ここで撮ったのかな?みたいな・・

古城に住むネコたち、やっぱり撮り方も姿もお上品ですよ、気品があるっちゅうか、
プライドがありそうな、

飼い主さんは城の持ち主だったり、ガーデナーだったりで、
それぞれが愛おしそうに抱いてはる、

この本少し前にネコ好きの友人から頂戴したもので、
私の雰囲気・・らしいっす

おっと、それって買いかぶり過ぎやで

この本アクセスとか書いてんのよ、行きとなるやん、

目からウロコ

2015-07-24 21:21:03 | おしゃれ
先々週は手作り雑貨
今週はアートスティックな作品を見に阪急百貨店へ友人と

手作り雑貨はメルヘンチックだったのに対して、
今日はめちゃアートだね


なかなか面白い、個性的だし、ユニークで唯一的
染色やら、彫金、帽子、手づくり時計・・・

普段とかけ離れてて異次元ぽくっておもしろい


「インターステラー」

2015-07-21 12:02:55 | 映画・洋画
INTERSTELLAR   2014年  BD
INTERSTELLAR:星と星との間の、星間の



≪ストーリー≫
近未来、地球では気候の変化で食物が収穫出来なくなっていく、
アメリカでは軍隊も存在しない、
かつてNASAのエンジニアだったクーパー(マシュー・マコノヒー)は、
ある日、娘のマーフとある座標を追跡するうち秘密基地に到着する、
そこは、隠されたNASAだった、

ブランド教授(マイケル・ケイン)の説によると、おそらくマーフの時代で人類は滅亡するだろうと、
そこで、人類が他の星に移住する計画を打ち明けられる
今までも、いくつかの試みはして、すでに新しい星からの受信はできているものの、途絶えて結論が出せていないという、
飛行士たちが生きている可能性を求めて、
クーパーはプロジェクトに加わり、人類滅亡の危機から脱却することの使命を受ける決心をする

帰宅後、マーフには必ず戻ると言い置いて彼は宇宙へと向かう・・

・.・*・.・*・.・*・.・*・.・*

※ネタバレあります

キャッチコピーを見て「アルマゲドン」的ムービーと思い込んでいた私は度肝を抜かれましたよ、
いやいやそんなどころじゃなかった、
量子学、相対性理論、ワームホール、ブラックホール、タイムワープ、4次元、5次元・・・

物理大っ嫌いな私は冒頭にノックアウトでしたよ、
「2001年宇宙の旅」が子どもの頃「なんのこっちゃ?」と思ってたし、苦手意識が出て来だして、
あらま、そっち?って

でも、それでも、見ていくと、どんどん面白くなってくるんですよ、
星々の先に新しい世界が、そしてそこには先に打ち上げられていた飛行士が生きていて、
~これが、マット・デイモンで、あらら、とビックリでした~
この飛行士がこんな時点でしょうもない人間臭いエゴイストだったのはちょっと興ざめでしたけど、

とにかくスケールが大きい
クリストファー・ノーラン監督すごいですね
「インセプション」「ダーク・ナイト」「メメント」・・とかなるほど、

「星と星との間に」ほんのちょっぴり、そういうことか、と解った気がしましたが〰おっと勘違いかもね(>_<)

時空を超えるわけですから、
クーパーとマーフの年齢の進み方が違ってて、
最後クーパーが生き残って新しい星で娘に会います、
娘ははるか自分より年齢を超えて年老いてるんですけど、
このマーフの頭脳がなかったら、今の自分たちはいなかったということです

マーフの大人時代にジェシカ・ジャスティン
クーパーの息子、マーフの兄がケイシー・アフレック
ブランド教授の娘で飛行士がアン・ハサウェイ、

ちなみにアンが新天地に降りたつんです、よね

長いですよ160分
でも良かった



「ぼくたちと駐在さんの700日戦争」

2015-07-18 09:42:27 | 映画・邦画
2008年  地上波



1970年代、いたずら好きの高校生が新任の駐在さんに仕掛けるいたずらの数々、
何も考えんと面白かった、

市原クンがママチャリに乗ったリーダー、仲間たちにあれこれアイデアを出しては駐在さんをおちょくるんですけど、
まあ、平和な村だからね、

その他愛ないバトルが可笑しかったね、
お互い憎くないから、

佐々木蔵ノ介と市原隼人のかけあいに笑ってもうた





宮部みゆき・著「ソロモンの偽証」

2015-07-17 12:16:20 | 読書
台風11号の風は止みました、雨は相変わらずですね

ソロモンの偽証、文庫本で全6巻、長かったです
数か月かかりまして、推理しながらいきますけど、やっぱり初めの方のいきさつがどっかへ行っちゃってて、
またリピートしまして、
そういうことか、と

<あらすじ>






まず、中学二年生の柏木卓也の死体がクリスマスの朝に野田健一によって発見されます、

自殺と言うことですが、数か月後に三宅樹里なる人物が告発状を3通投函します、
内容は彼女をイジメていた大出俊次が犯人で、自分はそれを目撃していたと、

一通は父親が刑事の藤野涼子(卓也の同級生)に、一通は学校長あて、そしてあと一通は卓也の担任の森内教諭の自宅あてに、

ところが、森内のことを妬ましく思う隣人が手紙を盗んでテレビ局へと送ります、

それを受け取っ茂木記者は張り切って事件の取材を始めたりして、
学校は窮地に立っていき、

ついに涼子は、釈然としない学校生活を整理するため真相を見つけるため、学校内裁判をすると言いだします、

涼子が検事となり、かつて塾で一緒だった他校生の神原和彦が弁護士となります、
~まあもちろんそこに至るまで困難ではありますけど~

で、みんな協力の元裁判が始まって、
検事側、弁護士側は証人集め、証言集めをするんですけど、

ことは深く、
卓也の深層、和也の環境、健一の心理、俊次の家庭、樹里の友人関係やらもろもろあって、

・.・*・.・*・.・*・.・*・.・*

まあ最後まで読んだらやっぱり何だか涙がホロホロ流れてきて・・
涼子の秀才で家庭にも恵まれていて、的な
和彦のバックに言いきれないしんどいものを持っていて、
多分メインはこのふたりの話でしょうね、

健一にも問題を抱えていたけど、この事件で強くなっていく、
樹里も、

文章は平易なんでまだついていけます、
まあ、中学生設定ですもんね、
現実こんなことはないけど、こんな賢い中学生おらんやろ、みたいな、

時代設定は20年ほど前になるのかな?
後日談のところはまだ読んでないんですけど、


とにかく長くかかりました、
リフォームもあったりで、疲れ切って横になるとバタン、な感じでしたから、

でもやっぱり引き込まれました、
宮部さんの長編小説好きです

あと、タイトルですが彼女はソロモンとかペテロとかよく用いますが、
聖書もかなり読み込んでるんでしょうねえ

本を踏まえて映画見るノン楽しみにしてます