酒の三幸

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日本ワイン検定2級二次対策・甲州&シャルドネ☆

2017-10-29 12:55:33 | ワイン

日本ワイン検定二次対策として、2級は出題される品種が、白は甲州、シャルドネ、赤はマスカットベーリーA、メルローの中から各1種ずつと決まっている。問題形式も品種のみを選択肢から選ぶのみとの情報を得たので、各々の品種特性をテイスティング練習で再確認すればよいわけですが、

赤のマスカットべーリーAとメルローの判別は、マスカットベーリーA特有のフォクシー香(ストロベリーやキャンディの様な強い香)があるので、意外とわかりやすいのではと予測して、

まずは、白の繊細な風味の差をどこで見分けるかの練習として、甲州とシャルドネから試してみました。

ワインは、以前の試験に実際採用されたワインを調べそれをヒントに、プライスは2千円前後、日本のワイナリーを牽引する代表格の生産者のものをセレクト、

甲州は、山梨の丸藤葡萄酒工業「ルバイヤート甲州・シュール・リー」、シャルドネは山形の高畠ワイン「高畠クラシック・シャルドネ」、

色付きは、写真では分かりにくいが、いずれも淡色だがシャルドネの方が黄色みが若干濃い。甲州はほうとうに色付きが薄い。

次に香りだが、素直に具体的な果実香(白桃、柑橘系果実の心地よい香り)が浮かぶのがシャルドネ、甲州はシュール・リー製法のため、澱由来の複雑香(私は、乳製品の香り、日本酒と共通項を感じる香りと捉えている)が先行し、柑橘系の香りが見え隠れする感じ、

シャルドネは輸入ワインのシャルドネと比較して非常に繊細で穏やかなイメージ、これ単独で出題されると甲州と間違えるなぁというのが率直な感想。

おとなしく、これといった特徴が把握しにくい(それが特徴なのだが)甲州はアフターの苦みが唯一の決め手とネットのアドバイス情報を得いていたが、シャルドネにも苦みは感じられるので、苦みは決め手にはならない、

やはり甲州に比べシャルドネの方が酸が強いのは明らかなので、酸味を感じやすい舌の両サイドにワインをころがしてみて、両者比べてみた。

若干ではあるが、シャルドネの方が酸を強く感じる、またアフターで柑橘系果実を食べたあとのような酸の余韻がしっかり残る。また口中にみかんの皮をむいているときの内側の白い部分の風味(酸味と若干の苦みが混ざったような)が広がる。甲州にも感じられるがシャルドネと比べ弱い。

甲州は、下の中央を真っ直ぐ喉に向かっていく感じ(シャルドネは横に広がる)、アフターの余韻もキレよく短いが、サッパリしたワインというわけでなく、シュールリー製法により旨味アップでシャルドネより丸い口当たりでマイルド感がある。

バキュバンでけっこう持ちが良く、4日間比較を続けてこのアイテムに関しては、把握できたかなぁ、といった感触。

実際には、白1アイテムだけが出題なので比較試飲はできないわけだから、自分なりにどちらかの品種を確実に分かるすべを感覚的に身に付けないと!

次なるは、シュールリー製法をしていない、あるいはしていてもフレッシュな果実感先行型の甲州を試してみましょうかぁ。。。

 

 

 

 

 


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