このたび「三田市地酒で乾杯を推進する条例が議員提案され,賛成5、反対16で否決されました。
我々、新政みらいは、反対しました。
以下が理由です。
三田で生産された酒米「山田錦」の多くは、三田市外で利用されている。
それと、三田市の水稲作付が1200haであり、うち山田錦は230haであるとのことです。
また、地酒メイカーは、1軒だけである。
三田市民へのこの条例についての説明や周知もできていない。
条例の公布の日から施行することは、拙速である。
地産地消の推進には、他にも生産品はある、たとえば三田米・三田肉等を広く三田市民に消費推進することの方が、三田の農業、畜産業等を活性化し、大きくはTTPにも対抗できる。
等々であります。
我々新政みらいは、対案を示し反対しました。
世界無形遺産として「和食」が認定されたこともあり、以下の条例を提案しました。
「三田和食文化の推進に関する条例」 新政みらい案
和食は食材、調理方法、栄養、食事の場と食べ方、おもてなしの心といった要素から構成され、そこには自然の尊重、健康長寿への願いといった思いが込められており、また家族や地域を結びつける働きもしていることから、日本文化の結実であるということができる。
和食の核は米、みそ、漬物、酒、茶であり、そのいずれもが市内で良質のものが生産されており、三田市は和食文化推進の地としてふさわしい。三田市が世界無形文化遺産である和食文化を守り伝承する先駆けの地域となり、また市民が三田の自然を通じて豊かな和食文化を実感するため、ここにこの条例を策定する。
第一条 目的 (以下条文は省きます)
第二条 市の役割
第三条 事業者の役割
第四条 市民の役割
第五条 和食の日
以上です。 これは{案}であって、より良いものを作るため議会での検討、市民のパブコメ等を経て制定されるべきものであると考えます。
同じように、公明党・共産党も対案を提出し拙速な条例制定ではなく、真に三田市・市民にとって役に立ち、胸を張って制定出来る条例にしなければならないと考えました。
その結果が、賛成5、反対16 で否決というものです。