10月20日(日)郷の音大ホールで行われた、「ひょうご消防のつどい2013」に出席しました。
第一部 阪神淡路大震災・東北大震災において、活躍された一般社団法人 OPEN JAPAN 共同代表の
吉村誠司氏の講演がありました。
阪神淡路大震災での体験を生かし、東北大震災現場で言葉に尽くせないいろいろの体験をされ、嗚咽しながらはなされました。聞いている私も目頭が熱くなりました。高齢の方を助けて病院に着いたら息を引き取っておられたとか、妻と子供をなくされた方のお話では、流された車の中に子供さんを発見した男性が、ボランティアで来ている同年代の学生さん亡くなったお子さんと重ねて見ているというくだりでは、とうとう涙と嗚咽で長い沈黙があり、会場もシーンとし、吉村さんの気持ちが落ち着くまで待つという具合でした。
また、現地で多くの犠牲者を見てこられた消防団の方々に、阪神淡路大震災で救援に当たった方の関西弁での励ましが、大いに心の支えになったとのことでした。
第二部 若い女性二人「あまゆーず」の歌がありました。
第三部 知事の挨拶の後、各種表彰がありました。
振り返って三田市の防災は、万全なのか?
私が以前から指摘しているように、現在三田市には、アナログの防災無線を数年前に廃棄してのち、防災無線はありません。たった31台ある、優先的につながるといわれる携帯電話しかありません。後は、消防無線・警察無線に頼るしかないのです。
やっと・やっと平成25年度の補正予算で「防災行政無線整備運用事業費・23,000千円」があげられ、実施設計に着手しようとしています。
私が、4年前に本会議で、伊丹市の防災デジタル無線を例に、早急の整備を促してから、やっとです。
市民の生命財産を守るための防災無線が、災害が少ないことをいいことに、延び延びになっています。
実施設計が出来てのち、設置までまだ数年の期間が必要です。
南海トラフの大震災が何時起こっても不思議でないとまで言われているこの時期にです。
あ~あ、これがお役所仕事というものなのでしょうか。
職員の方が一生懸命されているのは、分かりますが、スピードが必要なものと、そうでないものとを鑑み、
市民の安心安全のためには、何がどうあるべきか、考えていただきたいと節に願うものであります。
そして、市民の血税を無駄の無いよう費用対効果を考えて、業者の言うなりにならないよう、精査していただきたいと願います。
病気になっても、セカンドオピーニヨンを聞くように、十分な検討をお願いします。
南海トラフ大震災が起きたら、阪神間は甚大な被害が予想されます。その時、三田は災害支援・復旧の重要な要になるでしょう。その時に、どうあるべきか。そのようなことも併せて考えなければいけないと私は、考えます。