前三田市議会議員 田中一良のブログへようこそ!

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12月本会議における私の質問

2010年12月21日 | 活動報告
 第309回三田市議会定例会での会派代表質問を、させていただきました。
詳しくは、三田市のホームページにて録画配信しておりますので、ご覧頂ければ幸いです。
今回私が質問いたしましたのは、大きくは次の5点です。
 1)災害時対策について
 2)独居老人対策について
 3)空き家対策について
 4)三田市の英語教育について
 5)物品購入での不適切経理について
であります。

 災害対策、特に高い確率で発生が予想されている東南海・南海地震による災害時における代替対策本部(消防本部3階会議室)の現状及び通信施設状況について、質問しました。
 政府の地震調査推進本部によりますと、東南海・南海地震の2010年1月1日からの発生確率は、30年以内で60~70%、50年以内で90%程度以上とされています。

 現状、災害対策本部は西3号庁舎3階に設置される事になっており、水害に対する対策本部設置等はされてきています。

 しかし、老朽建物であり予想される地震時にはたして機能できるのか、また新庁舎建設時には取り壊しする予定の建物であり、新庁舎完成までの間は、代替対策本部を設置する事になる。

 その代替対策本部を設置する消防本部3階会議室には、電話機が2台、LAN回線が1本有るだけである。広さにしても3号庁舎対策本部の半分以下である。
一刻を争う事態に対する代替機能が果たせる状態には全くないと考えます。
救援の最前線になるには、正確な情報と的確な対応が必要である。情報収集・分析等に欠かせないパソコンや通信設備を、本庁から運ぶというのでしょうか。

 ”三田市地域防災計画”書には、南海道地震についての被害想定は、すこぶるつきの低さであります。
我々が住む三田の近くには、「有馬・高槻構造線」があるのです。
また、地震予知連絡会の”特定観測地域”に指定され地震計を、2か所設置しているのです。

 また、災害時の情報収集・伝達が非常に重要である事は、佐用町の例に見るまでもなく分かりきった事であります。
三田市地域防災計画では、三田市保有の全ての電話回線が災害時優先ダイヤルに設定されているそうですが、電話回線そのものが災害によって不通となった場合、災害時優先の携帯電話 32台だけで大丈夫なのでしょうか。予想される大震災では、強い揺れによる電柱と地中線の損傷等により通信機能停止、直接施設被害を受けない地域においても、例えば電力施設の被災により長時間の停電が発生した場合停電域内にある電話・通信施設が使用不能となる可能性が有ります。
 
 災害時の情報収集・伝達手段は、一つに頼るのではなく、複数の手段を持っておく必要があると考えます。
三田市においては、移動系の防災無線を配備していましたが、老朽化と生産中止等により平成21年度に廃止しました。
 伊丹市では本年22年度に、3255万円を投じて、防災用MCA(マルチチャンネルアクセス)無線の再配備をされました。本庁7階無線室に指令設備を設置し、庁内各部、各学校、自衛隊、医師会等々に半固定式の無線局50局と、パトロールや災害活動用に移動無線局40局、合計90局
を配備されました。
 三田市の災害時の情報収集・伝達手段として、デジタル防災無線を再配備する必要があると考えます。

 阪神・淡路大震災『1・17』を迎えますが、みなさんはどうお考えでしょうか。 

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足立美術館を訪ねて

2010年12月16日 | 活動報告
先日、85歳の母を連れて足立美術館へ行きました。
以前より母は、所蔵品もさることながら庭の美しさを見たいと言っており、年中7人の庭師が手入れしているとかと情報も得ていました。 
 昼ごろに着きましたが、駐車場には観光バスが3台程と自家用車が数十台でしたので、月曜日でもあり、こんなものかと思っていました。
 まずは、美術館の奥の喫茶室で特製のカレー・ハヤシライスを、池と庭を眺めながら頂きました。二品とも結構美味しかったです。手前の喫茶室は、喫茶のみですのでご注意。
 庭の素晴らしさは、予想どおりでした。昔から日本人は、借景という手法を用いた庭づくりをしていますが、室内の壁に窓を開けて一服の掛け軸のようにしたのには、感激しました。
当然、手入れの行き届いた庭であればこそ出来る事だとつくづく感じました。
 惜しむらくは、足の不自由な母や車いすの方には、館内を散策するには少し不便であった事です。
 美術館のすぐそばには道路があり、車の通行量も相当あるにも関わらず、見事なまでの景色を見せているのに感心しかりでした。

 見終えて駐車場に行って、びっくりしました。
観光バスがずらりと並び、乗用車もずらりという状況でした。
思わず、入場料収入はいかほどなりと考えてしまいました。雇用の創出等を考えると、立地条件もあまり良くないこの地に、よくぞこれほどのものをと・・・考えさせられました。

 我々の住む三田市も、急激な高齢化を迎え、子育て世帯の誘致対策等を真剣に考え取り組まなければなりません。単発的な施策ではなく、総合的な施策が早急に必要であると考えます。
 また、観光と言う観点からも施策を考えなければならないと考えます。
足立美術館を訪れて、市内外からの訪問客を惹きつける魅力ある仕掛けが必要であるとつくづく感じました。
歴史的なものや文化財が乏しくても、考え方を変え、発想を変えればきっと何か出来るはずです。 今後し烈になるであろう、都市間競争に勝つためには、他に類を見ない程の発想と実行力が必要ではないでしょうか。
 
 足立美術館を訪ねて、いろいろな事を考えさせて頂きました。
市議会議員にならせて頂いていなければ、感じなかったかもしれないと思いました。
”住みたいまち、住み続けたいまち三田”に、皆様と共にしていきましょう。

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人口減少時代

2010年12月03日 | 活動報告
 長い間、ブログ更新をしなかった事を 申しわけなく思っております。

遅くになりましたが、「第12回市町村議会議員研修会」の報告をいたします。
私が特に関心があった「知っておきたい、人口減少時代の都市計画・まちづくり」というテーマで、奈良女子大学教授・中山 徹先生の講演について、記述します。

 1960年台後半・・・都市計画法・建築基準法の改正
          増え続ける都市をどうするかを考えた
          乱開発を防止する
          開発区域を限定する・・・線引き(市街化区域・市街化調整区域)etc
 
 しかしながら、日本の人口は、2004年1億2700万人をピークに減少している。
今のまま何の手だてもせずにいると、予想では2100年には、日本の人口は 4700万人になるというのです。
 私は、この予測に衝撃を受けました。と言いますのも私は、三田市の将来、急激な高齢化と少子化が近隣市よりも早く来る事に危機感を覚え、議会でも訴え、質問をしてきました。

しかし、もっと長いスパンで考えると、日本の国のあり方、地方のあり方、三田市のあり方・・・
見据えた考え方も必要かなあと思いました。

驚愕の瞬間でした。

考えれば『国家百年の計』をもって行われなければならない国政が、あの体たらくではこの国の未来はどうなる事やら、情けない限りです。

申しわけありません、眠くなりました。この続きは、またにさせてください。
おやすみなさい。
 

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