前三田市議会議員 田中一良のブログへようこそ!

改革と行動で地方自治の新政を開く!!
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議会運営委員会 視察報告② 別府市

2010年05月17日 | 活動報告
 議会運営委員会視察第二日目は、別府市です。

 視察目的は、議会改革の一環である「一問一答方式」についてであります。
 別府市は、人口121,374人(平成21年6月1日現在)と、三田氏とほぼ同規模です。
ただ、市制施行が大正13年4月1日で、歴史あるまちです。議員定数は、29人です。
一問一答方式については、議会議事録を大正時代にまで遡っても、どこにも登壇したという記録がないほど昔から実施して来られたとのことでです。

 質問通告書の記載は、至ってシンプルで例として、
(1)教育行政について
  ①学校現場への人の配置について
  ②経済的困窮状態にある子どもたちの支援について
  ③給食費滞納問題について
(2)・・・
という、具合です。

一般質問は、
 発言順位    通告締め切り後、議員2名立会いのもと抽選を行い質問順位を決定 
 発言時間    一人60分(答弁も含む)
 質疑の方法   自席からの一問一答方式(登壇はしない)
 答弁の方法   自席から答弁(登壇しない)
 平均質問者数  17人
 質疑回数    同一議題について、質疑は原則3回であるが、慣例により(議長許可)制限はしていない。
以上、三田市とは相当な違いがあります。

 質問事項等については内部協議(部長以上)を行うが、答弁は基本的なものについては課長が行い(約60%)、補足的なもの、行政判断を伴うものについては部長が、政治的な部分については副市長、市長が答弁する、とのことです。

 三田市においては、約五年間ほとんど職員を採用しなかった時代があるそうで、あと二三年したら急激に職員の若年齢化が起きてきます。
まさに今から、幹部職員の養成をしておかなければならないと考えます。
そして、急激な高齢化を迎える三田市にとって、今こそ職員の意識改革が必要なのではないでしょうか。

 先日、ある部署の職員三人とお話をしましたが、三人が三人ともこの危機意識をお持ちで、自分のポジションでの課題をしっかり話しておられました。
 素晴らしい!!

 ただ、私が感じたのは、皆さんも言っておられた縦割り行政の閉塞感、そして少しネガティブシンキングじゃないだろうかということです。

 日本の政治も経済も、いや、世界中の政治も経済も 「どうなってんの?」と言いたい今日この頃です。
 だからこそ、前例や固定観念にとらわれず、それが三田市にとって三田市民にとって良いと思える事なら、独特な発想(奇抜・突拍子もない発想でも良い)と行動力で、次代を切り開いていかなければならない時だと考えます。

オバマ大統領じゃないですが、
 Yes,We can !
 We must change !

 我々は、変わらなければなりません。 
 私たちは、きっと出来ます。

今日のところは、、この辺にしておきます。

 






 






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報告

2010年05月16日 | 活動報告
 皆様もすでにご存じとは思いますが、会派「新政みらい」のメンバーだった三木圭恵議員が、「たちあがれ日本」党から参議院選挙に出馬されることになりました。
 会派結成以来、幹事長を務めていただき、ご苦労をお掛けいたしました。
同じ釜の飯を食べた仲間として、応援したいと思います。

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議会運営委員会 視察報告① 大分市

2010年05月15日 | 活動報告
 5月10日~11日と議会運営委員会の視察で、大分市と別府市に行ってきました。

三田市議会は、今、少しづつではありますが変わってきていると考えます。
議員や議会の活動が、見えにくいとのご批判にお応えすべく、パネルを使用して分かりやすい質問を試みていますし、プロジェクト委員会では、本会議での「一問一答方式」を昨年から導入し、より白熱した議論ができるようになりました。

 私は3月議会で、一問一答方式の難しさを身をもって知りました。したかった診療費増加に対する質問ができませんでした。
 
 また、本会議を生中継していますが、それをネットでいつでも見れるように、三田市ホームページからアクセスできるようになりました。直接議会に傍聴に来られなくても、議員がどのような質問をし当局がどう答えたかが、チェックできるようになりました。

 次の目標は、我々議員・議会と市民の方々が平場で意見交換ができるようにすること。
いろいろな方々の講演を聞いたり、先進地の実態を勉強しています。先日も北海道の栗山町町議会議員山本議員と事務局の方のお話を、篠山市にてお聞きしました。

そして、今回は大分市にて「議会基本条例」制定について視察してまいりました。
議員・議会のあるべき姿について、議員自ら「市民意見交換会」を市内13会場にて開催し、制定しました。

 世界が大きく変わりつつある今、政治も経済もあなた任せではいられない時代です。
特にわが三田市は、高齢化のスピードギアがいきなり、ローからオバードライブにシフトする時期が、はっきり見えているのです。
 いまは、潤沢に見える財政も、一皮むけば夕張市や泉佐野市のようになりかねません。


 私は言いたい、だからこそ、今、行政・議会・市民の「協働のまちづくり」を本気で考えなければならないと。


医療費の増大に、今年から4年間毎年1億68百万円を繰り入れ補てんすることになりましたが、5年後以降は国の政策次第でどうなるか分からない。

事ごとさように、先送りをしていては、国民はたまったものではない。

 我々議員は、襟を正し、しっかりとした地方行政をしてもらうべく、活動しなければならない。そして、その一つが「議会基本条例」制定であると考えます。

 話が長くなりましたので、別府市の視察報告は、次回にさせていただきます。
追伸、当日の宿泊は大分市内のビジネスホテルでした。

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