前三田市議会議員 田中一良のブログへようこそ!

改革と行動で地方自治の新政を開く!!
活動状況 考え方 お知らせ お願い等

議員活動記 NO,7 -2015  12月本会議個人質問(2)

2015年12月27日 | 活動報告

12月本会議 個人質問つづき

 

(2) 三田市の特色ある学校教育の推進について

 【質問①】
    文部科学省が策定した「公立小学校・中学校の適正規模・適正配置等に関する手引」が
   策定されたが、国が示した背景を前向きに捉えないといけないと考えるが、
   進展する少子化の中で、子どもたちの集団教育の場としての学校のあり方について、
   市として将来的にどのように考えているのか。

 【答弁①】
    学校は教育的視点に加え、防災、地域交流等の地域コミュニティの核としての性格を持っており、

   学校の統合に関しては行政が一方的に進めるのではなく、保護者や地域住民の理解と協力のもとで
   議論することが必要であり、その取組の方向性については、総合教育会議や
   第二期三田市教育振興基本計画の策定における議論のなかで、この課題について方向性を
   検討して参りたいと考えて居ります。

 

【質問②】
    子どもたちが、国際社会において、夢と希望を持ち、主体的に活躍できるようにするためには、
   英語教育の充実を図ることはもとより、子どもたちの乱れた言葉づかいを正し、母国語である
   日本語で自分の意思を明確に表現できる言語能力を身につけ、日本の歴史や文化をしっかり
   身につけ、日本人としてのアイデンティティーを持って行動出来るようにすることが必要と考えます。
   三田市から国際人を養成するという目標を掲げ、佐賀県鳥栖市の「日本語教育」を参考に、
   「三田市日本語教育基本計画」を作成してはどうか。

  ◆佐賀県鳥栖市の日本語教育を紹介させていただきます。(質問原稿)

   佐賀県鳥栖市教育委員会では、学校教育をより一層充実させるための手段として、
   小中一貫教育に取り組んでおり、その大きな柱として、教科「日本語」を新設されました。
   学習内容は、詩歌や俳句、昔話など言語の文化、地域の伝統文化、礼儀作法です。
   これらの学習を通じて、日本語の持つ美しさや、日本人の持っている感性や情緒を養い、
   日本人としての教養を身に付けることをねらっています。

     鳥栖市では、文部科学省より教育課程特例校の認可を受けて、
    「鳥栖市日本語教育基本計画」をまとめ、平成27年度からは全小中学校で教科「日本語」を
    実施しています。

     6年生の授業内容がテレビなどで紹介されていました。
    先生が、子どもたちに問いかけます。
    「校長先生はいらっしゃいますか。」と、小学校を訪れた来客からの問いかけに
    子供たちが答えるというものです。
    「校長先生はいると思います。」この言い方、間違っているかな?と先生。
    「校長先生は目上の人だから『いらっしゃる』って言わないといけないんじゃないのかなあ?」
    自信なさげに女の子がつぶやく。
    「でも、学校外の人にとって、僕らは校長先生の身内にあたるから『いる』でもいいんじゃない?」
    と、男の子が言う。
    クラスメートと相談しながら敬語の使い分けを学んでいく。
     先生は、「日本語の授業では敬語について子供たちに考えさせて身に付けさせる。
    実生活で美しい言葉づかいをできるようになることが目的です。」と話されました。

      日本語の教科化は平成19年度の東京都世田谷区、21年度の新潟県新発田市(しばたし)
    に続き3例目。鳥栖市でも教員らが苦心しながら小学校で低中高学年用に3冊、中学校で1冊の
    教科書を2年がかりで編集されました。
      小学校で履物のそろえ方から教えはじめ、中学校では生徒が浴衣の着付けをできるようにする、
    「論語」も9年間教えるが、まずは素読(そどく)から始め、学年を重ねるごとに
難易度を上げ、
    中学校になると、生徒に自分なりの解釈を発表させる。
      鳥栖市教育委員会が日本語を教科化したきっかけは、子どもたちの乱れた言葉づかいを
    問題視したからで、『ヤバイ』『チョー○○』など言葉の乱れが広がる中で、言葉で自分の思いを
    伝えることが出来なくなれば、人と接せずに携帯メールやLINEなどでコミユニケーションを
    済まそうとしがちになる。幼少期からの実践的な日本語教育の重要性を指摘されています。

      更に母国語を磨くことから一歩踏み出し、鳥栖から国際人を養成することを目標に
    掲げておられます。

     森市長は、「日本一住みたいまち三田」を目指されておられ、三田市の教育のレベルの高さも
    魅力の一つとおっしゃっています。
    「日本一の特色ある三田の教育」を目標としてはどうでしょうか。
       三田市は、日本人としてのアイデンティティをもって、地域を愛し、国際社会で活躍する日本人を
    養成するという目標を掲げ、「三田市日本語教育基本計画」を作成してはどうでしょうか。
     将来、子どもたちが三田に住んで良かった、三田で教育を受けてよかったと、
    胸を張って言えるまちにしたいと思いませんか。

 

 【答弁②】
    国際化が進む社会において、将来、子供たちが夢と希望を持ち、語学力やコミュニケーション能力
   を生かして、主体性や創造力、チャレンジ精神を発揮して行動できる能力や態度を育成することは、
   学校教育の果たすべき大きな使命と考えます。
    スカイプを使った海外との交流ですが、今後も各学校においてWEBカメラを利用した海外交流を
   広げていけたらと考えております。

    来年度策定致します第2期三田市教育振興計画において、国際社会に貢献できる人間の育成を
   めざし、学校の教育活動全体での「表現力」、「コミュニケーション能力」の育成を図るとともに、
   「伝統の理解と継承」「礼儀」等を培うことも加え、正しく美しい日本語についての学習、
   我が国の伝統や文化、地域の歴史・偉人などに係る学習等をさらに推進することといたします。
    これらのことを通して、日本人としてのアイデンティティーを育み、豊かな表現力、
   コミニュケーション力を生かしながら、将来、国際社会において活躍できる人材の育成に
   取り組んでまいりたいと考えております。

 

 

 

 

 

 

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 議員活動記 NO,6-2015   1... | トップ | 議員活動記 No,8ー 2016  ... »
最新の画像もっと見る

活動報告」カテゴリの最新記事