砂丘屋ブログ

鳥取市今町にある居酒屋店主の
日々の泡とか

2018-05-04 | お店情報
今日は休みなのでだらだらすごしてます。

やることはいっぱいあるけど全部放棄してぼんやりな昼下がりが経過中です。

なんか思ったのは小って言葉がつくとちょっと良さそうに感じるってこと。

ちょっぴり小悪魔な女将がやってる小粋な小料理屋。みたいな…。
美しい女性がやってるハイセンスなお店じぁ何の妄想も広がらないわけですよ。

次に思ったのは、適度に足りないってことになぜ惹かれるんだろうか?です。
絶品料理と極上のお酒と完璧なサービスとか特に興味ないし、そこまでやらなくてもと思ってしまいます。清少納言でしたっけ?満月より少し欠けてたほうがおもむきがあるって書いてたような。不完全を心の中で完成させる美学ですかね。

次は劣化です。年をとるにつれ体もだいぶ劣化してきました。お酒や飲食の仕事に携わるうちに、お酒は劣化より熟成、食材は腐敗より発酵なんだから人間も発酵、熟成していけばいいと思ってました。まあ、腐敗はおいといて人間が劣化していっていいことはないのだろうか?という疑問です。

劣化の美ってありますよね。廃線、廃道、廃墟をみるとしみじみします。朽ちた漁船や城を眺めながらお酒を飲んだらさぞかし楽しそう。音楽も劣化させたローファイな音は気持ちいいです。
でも劣化人間の良さがなかなか見つからない…。
小と足りないと劣化。
今日1日こんなことを考えてたら、自分はこんな感じが好きなんだってことに気づいた。だけどなにもしないまま1日が終わってしまって、このちょっともやっとした気持ちはなんて言葉で表せばいいんだろう。

言葉がうかばないのて音で表現してみます。こんな感じでギターを手にとって音を探すことをもう何十年もやってます。


コメント
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