君とともに生き、君とともに逝くのならば、僕は君の為に生きよう。

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『君がいる幸せ』本編終了記念読切 「君へ」

2012-07-07 20:31:23 | 『君がいる幸せ』本編終章 「epilogue」

☆『君がいる幸せ』本編終了記念・ラブラブが書きたくなりました。
ブルーがジョミーをどう思っているかをちゃんと書いた事が無かったので二つ書けて楽しかったです。
本編完結後に読むと違う印象を受けるはずです。

  「君へ」
★時間軸・全くなし。どこでも好きな時へ。

「ジョミー…」
 いくら呼んでも届かないだろう…。
 この広い宇宙の中で、僕の声はあまりにも小さい。
 君を呼ぶ声。
 僕が君を求める声が行き場を無くして戻って来る。

 届かない…。
 届かない想い…。

 これ以上、君に僕は何を望むというんだ。
 何をしろと…。
 僕は…。
 欲しいのは一つだけ…。

 そう…君だけ…。
 君の未来を願うだけ…。
 君の全てを奪ってきた僕は…、もう何も欲しくない。

 でも、ただ一つ、願えるなら…。
 一つだけ…。
 君の笑顔だけ…。

 壊れてしまう。
 壊してしまう。
 僕が君を…。

 もう、何も…僕には出来ない。
 君に何も言わずに僕は君の前から去ってしまった。

 もう、望むな。
 もう、願うな。

 僕の思いを君が叶えようとするのなら…。
 僕はここにいるから…。

 ずっと待っているから…。

「諦めるな…ジョミー」

「ここにいるから…」

「青い地球を再び」

「二人で見よう」


 また、逢いたくて…。

 僕は待っている。
 いつまでも、君がここに来るまで…。


 そこが…、
 二人の…願った場所だから…。

 君に伝えたいこの想いを…。

 ありがとう。


 君を心から愛している。







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