goo blog サービス終了のお知らせ 

きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

付き合いのイロハ

2015-02-11 | 友人
G子は相変わらず電話で愚痴る。
でも電話代は自分で払うという潔いところもある。聞くのも友達としてできることの1つだろうと最近は思う。

最近の話題は「ある同僚が仕事の邪魔をする」と言うことである。やたら話しかけてきて足を引っ張ってきて困るというのだ。この前はついに我慢しきれず怒ったと言う。
でもよく話を聞けば、G子は社長さんに信頼され仕事を任されているようなので嫉妬されているかもしれない。「その人と同じレベルになって怒らない方がいいよ、社長はそう言う所もみているはず。邪魔されても惑わされず自分のやるべきことをしていれば、またそこを評価される。」と言った。

「sakeちゃんは彼と居る時も、自分の愚痴は言わないの?」
「そうねぇ、聞いてることが多いよ。」
「えらいねぇ。」

えらいわけではない。考えていることがヒトカラや写真、自然食品やニンジンだと愚痴にならないのだ。

G子は最後に「聞いてくれてありがとう」と言う。わかってるのだ。
聞ける時はじっくり話を聞く。夜遅い(聞いてられない)時は折り返し電話しない。(居留守)
それが私のあみ出したルールである。

昔はそうではなかった。
居留守を使えなかったから、「今忙しいのに」といつも思いながら話を聞いていた。だからこちらも不満だらけ。今はもう眠いという時は居留守である。その代わり、今はできると思う時はじっくり話を聞く。同じ話を聞くのにも「自分がしたいからしている」ことになる。すると不満にならない。

そこで見返りも求めない。
私はG子が好きで、こんな自分に付き合ってくれる数少ない友達のうちの大切な一人なのだ。だから話を聞ける時は聞いてあげたい、と思っている。
でも、睡眠は邪魔されたくないので居留守。そういう時に居留守を使われるのがイヤなら、もうそれをしてくれる他の人と付き合ってください、と思うしかない。
どっちが正しいとか間違っているとかではない。優先順位の考えが合わないだけである。

そこでハタと気がついた。
彼がまったく同じことを言っていたからである。

「できることはするけど、できないことはできないよ。それ以上を望むなら他の人とつきあうしかない。」

そうなのだ。
これは人付き合いのイロハなのだ。

周りをみると「こうしてほしい」「こうしてくれるのが当然」と思う辺りから、人間関係は崩れていくようである。
と思うのが、誰かに不満な人の大半がこういう思考回路になっているような気がする。

昔の私のように、影で不満や愚痴をこぼして賛同してもらえると一瞬気が楽になる。
しかし根本的な「こうしてくれて当然」と言う思考が直らないと、結局また不満や愚痴が生まれてくる。
困ったことに、「こうしてくれて当然」と言う思考回路に同調してくれる人がいると、それがあたかも正しいように錯覚してしまう。すると、だんだんと不満相手に対する態度がずさんになってしまうのだ。それを相手も自然に感じとってしまい、それが積み重なっていくとだんだん関係が崩れていくのである。
(これは自分の過去の経験談である。特に夫婦関係での。)

好きな相手でも、「こうしてほしい」ばかり要求されたら自分だって疲労するような気がする。
「こんなに私はしてるのに」と言うなら、しなくてもいいから、と思う。

もう人には求めまいと思う。
ましてや、「自分ひとりを死ぬまで一番好きでいてくれ」なんて(願うことはあっても)要求できない。
周りには魅力的な若い人はぎょうさんいる。
そうならない方がおかしいぐらいだ。

せめてできることは、要求せず誠実にその人と向き合っていくことかもしれない。

家族でないから、どちらかが身体が悪くなればそれまでだろう。
そうなる前にもいろんな外的要因でオサラバになることはある。

もうそれは仕方が無いんだ。
本当の愛情は、無条件に相手が幸せになることを望むことだから。
そこまではなかなかなれないけれど、頭では分かるようになってきた。
(その代わり自分だっていつまでもその人が一番である理由もない。友達は何人にいたってかまわない。それを総合すると、つまりそういう言葉になるのだろう。)


6 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

コメント日が  古い順  |   新しい順
うんうん (はるる)
2015-02-11 09:52:47
sakeさんの言ってる事よくわかりますよ^^
わたしも以前 友人に配慮が足りなかったことで関係を崩した経験があるので
自分の思いと人の思いは同じではないと言い聞かせています(^_^)

ただわたしは何事も決めつけないようにもしてるんですよ^^
もう○○はしない もう○○は無理
その辺はぼやぁ~っとさせて過ごしてます(*^。^*)
返信する
こんにちは^^ (kao)
2015-02-11 10:26:23
他人は他人、自分の所有物ではない、と
いうことは私はいつも認識するように
心がけています、そうしないと「こんなに
してあげたのに」という気もちが出てくることあるから・・、
また、他人の要求に合わせすぎるのも疲れて
怒りっぽくなるからやめたいです。sakeさんも近いこと
あるのですね、だから深夜の電話は居留守、いいですね。、
距離がわかると円滑に進みますね、
私も見習います^^有難うございました♪
返信する
すべて距離? (みみ)
2015-02-11 17:47:42
家族・友人・職場・サークル等
付き合いはすべて距離感が大事…かな

その距離感を見極めるのが難しいけれど入り込み過ぎなければ快適に暮らせそう

sakeさんの着眼点って素晴らしいですね
返信する
>はるるさん (sake)
2015-02-11 18:23:11
はるるさんもそんなことがあったんですね。
そうなんです。
私はひとりで行動するのが好きだけど、みんなといるのが好きな人もいるように、みんなそれぞれ考えは違うんですね。

私はどうしても「決めつけ」しやすいことが多いので、「自分はこう決めるけど、それが正しいとは限らない」となるべく言い聞かせるようにしてます。
まだ自信が持てないようなところがあるので、自分で自分にハッパをかけてないと、くじけてしまうからのような気がします。^^
返信する
>kaoさん (sake)
2015-02-11 18:31:03
そうなんです。
私は長らく息子を所有物のように思い、自分の思うように先導してきたような所があります。
意識して言い聞かせるようにしないと、ついつい「こうしてくれたらいいのに」と思ってしまうんですね。
「相手はこちらの思うようには動かない」
これをいつも忘れないようにしています。そうするとこちらも自分のすることだけに目が行くので割りと不満がなくなるようです。

人からしてもらったことは忘れずに、自分がしてあげたことは根に持たずに・・と思いますが、なかなか難しい事です。ともすると逆になりがちです。(^_^;)
返信する
>みみさん (sake)
2015-02-11 18:35:29
そうですね、みみさんが言われるように「距離」なんですね。いつも近づいてこられると、うっとおしくなってしまいます。

私はすぐ人に頼りたがる所があるので、プライベートはなるべくひとりで考えて、ひとりで行動したいと思います。^^
自分の好きな事をして、人には求めず、適度な距離をおいて・・・これからはそういう風に過したい。

頼りすぎても頼られすぎてもうまいかなくなってしまうことがありますよね。その見極めが難しいです。
返信する

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。