フジテレビVSライブドアの話も、『ニッポン放送の社員の平均収入が1000万円（社員の平均年齢は私と同じ位だそうだ）』と聞いてから、なあぁんだ、そうなんだ（勝手に何でもやってくれ）、と言う感想になってしまった。エリートVS金持ちが揉めてるだけで、私ら庶民には全然関係無い事じゃないかと。
それにしてもラジオ局ってそんなに儲かるのか～フジテレビの社員もそんなに給料貰っているのかなぁ？～ＴＶ局ってそんなに儲かっているのか～と思い始めてから、あの話題には何だか冷めた。メディアで人を集めてぼろ儲けなんて想像に掻き立てられてしまう。
よくニュースとかで、『今度の税制改革は私達サラリ－マンにとって・・』なんて言い方してるけど、あんたらはうちらと違って結構いい暮らししてるんじゃないか？って言いたくなる。
それで昨日の話では、世間はライブドアを支持する人が多いそうだ。（今日は風向きが変わったかもしれないが）
今までの日本の土壌だとすごく意外な気がするが、もしかしたら、私と同じようなニュアンスの感覚が日本中に蔓延しているのだろうか。（いや、そんな馬鹿な！）
自分は母子家庭で、収入が少なくて働いて家事もやって『こんなに自分は大変なんだよ、よそ様の人はお気楽でいいよね』と冷ややかな目でふて腐れていたのだが、同じようにふて腐れている人が、今の日本にはたくさん居るのだろうか？母子家庭に限らず、日本全体がこんなムードがあるのではなかろうか。
一つには、揺ぎ無い安定した収入の世帯の人と、いつどうなるか判らない貧乏世帯との差が歴然としてきたのではないかな。
それからもう一つには、真面目に働いていても、いつどうなるか判らない世の中になっている事。偽札、子供達（学校）の危険、つい最近は通勤電車で刺された乗客が居るとか。悪い事をしている人が案外捕まらなかったり、のらりくらりしていたり、同じような罪を何度も犯せたり、それに対して一体どうすればいいの？と言う生きていく虚しさ。
そう言うものに対して「けっ」って言う気持ちがあるんだよね。
なんかさ・・・正しい事をしている人だけが、最後に笑うドラマが観たいねぇ。そしたら、いつかは笑えそうな気がするからね。
私も病んでいるけど、日本も病んでいる。
本当は私だって、そんなにふて腐れる事はないんだ。別に今はまだ暮らしに困っている訳じゃないし、子供も元気に学校に行っている。どうしてこんなに『自分ばかりが大変なんだよ』って思いたくなるんだろう。どうしてそんな気持ちになってしまうんだろう。
どうして誰かを責めたくなるんだろう？
そしたら、今の暮らしの何が変わるんだろう？