goo blog サービス終了のお知らせ 

Saitolab 「なにもせんほうがええ」

婚しては妻に従い ボケては猫に従う

嵐の季節

2023年05月30日 | 修理・工作・技術
東芝、オゾンで冷気を12年間浄化する冷蔵庫


これから梅雨を迎え暑い季節の到来を控えたこのタイミングで東芝の冷蔵庫が故障した。冷凍庫、野菜室、切り替え室、製氷庫の冷却が停止した。幸いにも冷蔵室だけは冷却が機能していた。ドアのLCDパネルが点滅しエラーコードH71が表示されていた。ネットでエラーコードをあたると「霜取りセンサー故障」。冷蔵庫を買い替えるにも機種選定などで時間も欲しい。とりあえずメーカーカスタマーへ型番(GR-W45FS)を告げ修理要請。購入から既に15年が経過しているので修理依頼はダメ出しの最終確認の意味合いもあった。約束の時間に来られたメーカーの修理担当者は10分ほど内部点検してひとこと。部品がないので修理できません以上。冷蔵庫のサーミスターなんて規格がそれほど変わることもないのでハーネスかコネクター交換で互換品修理できないか交渉してみる。サーミスターの抵抗値はやや安定していないがモゴモゴ、何れにせよ修理は不可能との一点張り。出張費4,000円也を請求され帰って行かれた。こんなことなら電話での修理依頼のときにきっぱり断ってもらったほうがまだ良かった気分。東芝以外の街の電気修理業者に問い合わせるも修理が面倒な作業であることを盛んに訴えてきた。聞けば互換品の修理部品は手持ちがあるらしい。概算見積もりをとるとお値段5万円。修理途中に他の不具合も見つかればさらに加算されるらしい。こちらは修理作業内容と部品代(100円前後)を知っているだけに業者への依頼がアホらしくなってきた。自分での修理を検討しネットで情報を拾う。エラーH71はサーミスター故障というより温度ヒューズの断線が原因らしい。そこで秋葉遠征時に千石電商で250V10A定格、摂氏76度設定の温度ヒューズを購入。修理までの間は冷蔵庫の電源プラグを一旦抜くとエラーがリセットされ12時間は冷蔵室だけは冷やされた。そして先日の週末、妻がテニスに出かけたスキに冷蔵庫の修理に取り掛かる。野菜室の大きな引き出しや製氷室、切り替え室のすべてを抜き出す。両サイドと中央の仕切りパネルも取り外す。庫内奥の大きな樹脂パネルを取り外し、その奥にある二重の発泡スチロール断熱壁を抜き出す。後は全てのハーネスを抜き出してコネクターを外す。


抜き出した仕切りパネルや断熱材の山


一週間ほどリセット運転で騙し騙し使ってきたツケでエバポレータには盛大に氷塊が形成されていた。マイナスドライバーをピック代わりにハンマーで氷を砕き最後はドライヤーで氷を融かす。エバポレータ部には冷媒が通っているのでこの部分を破損してしまうと一巻の終わり。慎重に氷を取り除くと熱交換器のアルミフィンに樹脂ブラケットが差し込まれていて温度ヒューズが見えた。


庫内一番奥の左側にあるエバポレータ



画像中央の紫ハーネスの先の白い樹脂ブラケットに温度ヒューズが差し込まれている



テスターで断線を確認


温度ヒューズを取り出してテスターで導通を調べるとやはり断線していた。温度ヒューズを交換し全てのハーネスを差し戻し断熱材などを組み戻す。ようやく修理完了と思い通電したところ今度はエラーH36が表示された。このエラーを調べてみるとサーミスターの断線らしい。いやいや全てのハーネスとコネクターは念入りにチェックしたつもり。文句を言っても始まらないので、組み戻したパネルなどを全部再分解してコネクターをチェックする。やはり差し忘れ箇所は見つからず。もう一度すべてを組み戻し通電。今度はエラーもなく正常に起動した。結局、内部確認などで3回の全分解をしたことになる。面倒すぎてもう二度としたくない作業。通電後12時間の経過を待ってもエラーH71は発現せず。製氷庫や切り替え室にも冷気が流れこむ。給水タンクに水を補充してみると目出度く氷もつくられるようになった。エバポレータの氷塊や霜も取り除かれたのでキンキンに冷えるようになった。ヨカッタヨカッタ。


氷もつくられるようになった



エラー表示も消えて一安心







コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

エレキバン

2023年05月23日 | 修理・工作・技術
販売規制が入るとの噂から思わず買ってしまったネオジム磁石。模型野郎の必須アイテム。ウルトラホーク1号のアルファ号、ベーター号、ガンマー号の合体分離には欠かせないのだ。否、この際シュピーゲル号でもゼロテスター1号でもいいのだけれど。

中学生の頃、松本道君という親友がいた。二人で世の中の不思議を解明し宇宙の仕組みについて語り合うことが多かった。ある日、目の前をいくご老人がピップエレキバンの磁石だけ剥がして小さく切ったサロンパスで首筋に貼り直し再利用されていた。確かに永久磁石のエレキバンをポイポイ交換せず磁石を再利用するエコロジーは正解。二人で妙に納得したのを覚えている。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

耐熱シリコン作業マット

2023年05月17日 | 修理・工作・技術
磁石が3か所に埋め込まれていた

ジャンク系YOUTUBERがよく使っている耐熱性のシリコン作業マットを購入してみた。サイズは中判程度で幅380mm、奥行210mmのもの。色はグレーも検討したがデジカメでよく使われる小さな黒いビスなどの識別性を高めるブルーを選択。この手の作業マットはビス保持用の窪みやドライバー置き場などの余計な溝が多い。本当はこんなもの要らなくてフラットなシートだけでよい。更に余計なことにビスやドライバー固定用にマグネットが仕込まれている。このマットは電子工作以外に時計修理などでも使うつもりでいる。つまりは磁気関係はご法度となる。新品マットは開封と同時にマグネットの摘出作業を行う。シリコン成型時に一体成型で埋め込まれているフェライト磁石を摘出する。余計な凸凹造形も邪魔なら切り取るか削ってしまおう。そういえば今朝のニュースで子供の誤飲事故防止の観点から小型ネオジム磁石が販売規制されるとの報道。まったく余計なことを。こういう事故は親の管理責任に他ならない。何でもかんでも危険なものは規制し遠ざけるばかりではまったく学びがないではないか。

シート裏側の磁石位置


取り出したフェライト磁石






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

増太郎裁鋏製作所

2023年05月05日 | 修理・工作・技術
コレクションがまたひとつ増える

2012年、葛飾柴又から金町を散策した際に立ち寄った増太郎裁鋏製作所。東鋏に興味を持ちクラフト鋏を入手して愛用してきた。その他のコレクションとしてテープ切鋏を入手していた。増太郎のそれは独特の意匠で作りも良く磨いては眺めている。そして最近、手が滑ってまたぽちり精進してしまった。これでテープ切鋏は都合3挺目になる。鋏身が100mmのものが一つ、1500mmのものが二つ。今回は大型の1500mmの精進となった。仔細を観察すると鋏体のネジ部に加工の違いを見つける。こういう小ロット製造のレアな商品でも製造時期による差異があることに驚いた。


ネジ部に仕様の違いがあった


式典のテープカットの一瞬だけに使われる鋏ではあるが造りに一切の妥協はない。鋭い切れ味とずしりと重い重量感。美しくメッキが輝く。増太郎裁鋏製作所は既に新規の鋏製造は終えられた様子。大切にコレクションしなければと思う。会社の住所「東京都 葛飾区 金町2-15-10 」をストリートビューであたると建屋は取り壊されアパートのようなものに建て替わっていた。ショック




増太郎 刻印三様


そういえば去年の秋口に立ち寄った京都の金物屋ショーウインドにはまだこのテープ切鋏の新品が展示販売されていた。

他社のものとは造りが格段に違う






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

UVレジン

2023年04月16日 | 修理・工作・技術
UVレジンで部品の複製修理を検討中。波長365nmのUVライトも仕入れた。型どり用のおゆまる(エラストマー)って結構値段が高いのね。再生可能なので良いのだけれど。余談になるがこの型どり材はROLEXなどの裏ブタ開けにも重宝します。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

TDF PO-1

2023年04月16日 | 修理・工作・技術
嗚呼、またしてもウルトラ警備隊ポインターのミニカー(ユニファイブ)を精進してしまた。これでもう4台目。いままでにポインターのミニカーは様々集めまくってきた。タムテック物や当時もののミニカー、プラモデルは勿論のことゼネプロのペーパートイも制作した。しかし、このユニファイブの完成度の高さに触れ他のコレクションはどうでも良くなった。1台手に入れて満足しこれでポインターコレクションは打ち止めと自分に言い聞かせたのだ。しかし気が付けばユニファイブが4台。学生時代からセブンに傾倒し特にポインターは別格に好きだった。80年代後半の中古車雑誌に種車クライスラー(300万円)の広告を見つけて購入を真剣に検討したこともあった。今となってはその熱意もひと段落した。それでもどこかで淡く燻っていることは確か。


確か”靖国オート”の広告だったと思う


自分の車を痛車にする検討もしてみたり


会社で製作した「電車でGO! 模型編」Nゲージジオラマにこっそり忍ばせた(1/150)


パーフェクトな再現性


ポインターの記事

これまでの七対子









コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第四惑星の悪夢

2023年04月12日 | 修理・工作・技術
暇つぶしで遊んでいられるのも今のうち

最近、ChatGPTの報道が盛んに流れている。興味本位でアカウントを作って遊んでみた。専門用語の質問などは日本語故か間違いも多い。間違いを指摘すると素直に謝って訂正してくるところはかわいい。しかしいよいよ人間の仕事が奪われる日が近くなったことを実感する。






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

NVIDEA GEFURCE GT 710

2023年04月04日 | 修理・工作・技術
玄人志向

安いロープロファイル対応のグラボを見つけて購入。DELLのディスクトップ(VOSTRO 220s)にセットする。ファンレスで静音のはずが電源ユニットのファンの排気がグラボのヒートシンクを直撃して結構うるさい。グラフィック処理が軽くなった体感はない。これって電気を無駄に喰ってるだけかしら。あと、すっかり忘れていたけれど昔にCPUをCore 2 Duo E7500からE8400に乗せ換えていた。いやもう誤差範囲ではあるけれど。いっそマザボごと交換するのが吉かな。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Windows11 (22H2)

2023年04月02日 | 修理・工作・技術
外部モニター接続で使っているhpノート。CPUグリスを交換して空冷ファンも静音に戻る。CPU温度は摂氏40度程度で安定。そこで調子にのってOSをWindows11にアップデートしてみた。もちろん通常のアップデートではスペック不足でけられる。何しろCPUはCorei5の第二世代というショボさ。メモリーは8GBでストレージはSSDの512GB。アップデートの判定条件で一番のネックはTPM2.0(暗号化)が鬼門になるよう。多くのPCはTPMのバージョンが1.2或いは非搭載。更にCPUは7世代以前(2018年以前)のものは一律でNGらしい。正攻法ではアップデートできないので小細工。ネット情報で「appraiserres.dll」のシステム判定ファイルの中身を全部消して空ファイル(0バイト)にするだけ。あとはインストール時に「セットアップでの更新プログラムのダウンロード方法の変更」メニューを「今は実行しない」にチェック。この手間で無事にWindows11(22H2)へと移行が完了する。

OSをアップデートしてから3度ほど再起動の更新があった


システムプロパティ

実際にWin11に移行して使っているが特に違和感を感じない。ショボいスペックながらストレスなくWin10同様にスルスル操作できている。不具合の出たアプリは今のところなし。保険もあってもう一台のデスクトップはWindows10のままとしておく。






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オンボロマシンどやしつけて

2023年03月29日 | 修理・工作・技術
HPの整備性は良好


最近、ノートPCの冷却ファンがフル回転するようになった。あまりに五月蠅いので重い腰を上げて整備。ノートPCの裏ブタを開けてメモリーやSSDなど周辺機器を取り外す。モニターも分離。最後に筐体からマザーボードを降ろす。冷却ファンとヒートシンクを取り外してCPUの清掃。固まった古いグリスを綺麗に拭う。ファンと排熱部分の埃を掃除。新しいグリスを放熱部に塗布して組み戻す。ようやくファンは低速回転で静かになる。このノートは去年にSSDが昇天しHDDに組み戻す。先日512GBの新品SSDに戻したばかり。WINDOWS11への本格切り替えまであと少し頑張ってくらさい。


ガビガビのグリスを綺麗に拭い去る








コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アルテミス計画

2023年03月17日 | 修理・工作・技術
ジョン・F・ケネディ宇宙センター(撮影:2019)

AF NIKKOR 24-85mm 3.5-4.5G / Nikon Df


宇宙服の生地縫製技術はロストテクノロジーだった


Artemis III


おまけ

アポロ指令船




月の石 おさわり自由




オービター(アトランティス本物)




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

MIWA 85RA オーバーホール(分解とグリスアップ)

2023年03月04日 | 修理・工作・技術
自宅玄関のシリンダー錠の動きが渋くなった。そこでボロン(窒化ホウ酸)のパウダーで処置するも改善されず。シリンダー錠本体には異状なく内部デッドボルトのリンクが固くなった模様。そこでドアからケースを一旦降ろして分解。古いグリスを拭って新しいグリスを注す。内部リンクを組み戻してケースパネルを閉めるも今度はラッチボルトの動きが渋い。再度分解して内部をよく観察してみる。ラッチボルトのスプリングガイドに2か所のツメがあり、これがケース正面の溝に嵌っていなかった。正しく組み戻して動きの確認。デッドボルト、ラッチボルト共に軽く動くようになった。やれば簡単作業だけれど鍵屋さんを呼ぶとなると出張作業工賃などお高いことになるのだろうな。


MIWA 85RA 正しいリンク配置

ケースのパネルを開けるとラッチボルトの内部スプリングが伸びてリンクがバラける














コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ラブテスター

2023年03月03日 | 修理・工作・技術
カットしてすっきり


普段使っているテスターのテスター棒先端に短絡防止のカラーが付いている。子供の頃からテスター棒はお箸にぎりを常としてきた身にはこのカラーが邪魔で仕方ない。我慢して使ってきたがそろそろ限界。弱電専門なので命の危険もそれほどない。ということでこれをば思い切ってカットしてしまう。これで使い勝手が良くなった。







コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シチズン ハイソニック

2023年02月27日 | 修理・工作・技術
久しぶりにシチズン チューニングフォーク ハイソニックに電池を入れて稼働。この時計はブローバー社アキュトロンの音叉時計のライセンス生産品となる。電池を入れて最初のうちは正確に時刻を刻むも1日ほどすると時間に遅れがでてくるようになった。そのうち分針は動きを停めた。原因を調べてみる。360サイクル音叉振動によるインデックスウィールは元気よく回転していた。秒針のスイープ運針も正常。しかし分針は止まったままだ。このことから二番車の筒カナ緩みが疑われる。修正箇所は判明するも文字盤を降ろしての作業はちょっと面倒。修理まで電池を降ろして機械を休ませることにする。各所のオイル切れも疑われるので筒カナ修正ついでにそろそろOHのタイミングかもしれない。


音叉に直結したインデックスフィンガーがインデックスウィールを回転させる



インデックスフィンガーとパオフィンガー(逆回転抑え)の間に立つピンがハック機能

リューズを引き出すとピンが動いてパオフィンガーがウィールから離れる(秒針停止)






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ポリアンナ物語

2023年02月25日 | 修理・工作・技術
今朝の出がけに持ち物チェックしていて鞄のペン差しの奥からCROSSのボールペンが出てくる。失くしたかと探すのを諦めていたペンだ。一年前にリフィル交換した時から使っていなかった。慣れない場所に仕舞うとこの有様。今日のよかった探し。

リフィル交換






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする