ホテルのすぐ近くがチャイナタウン。MRTの駅を出るとラジオ会館のような巨大な雑居ビルがある。携帯電話からみやげ物、饅頭まで何でも売っている。その一角で何やら怪しげな本も売られていた。タイトルを読む限りではハーレクイン・ロマンスのようなシリーズかも知れない。本の表紙イラストは日本の美少女イラストの影響を強く受けている。平積みの本を見て一瞬、8トラックカセットの演歌シリーズかと思た。
今回の出張では移動日を除く2日間の日程は仕事でフルに埋まっていた。相棒の営業さんと帰国前夜、折角のシンガポールだからいっちょドリアンでも試してみますかということに。この街は露店でドリアンが山積みで売られているのだ。「地獄の香り天国の味」と譬えられるが店頭での匂いは皆無。しかしMRT(地下鉄)に乗ると危険物持込禁止ステッカーの横にドリアン禁止のステッカーが貼られてある程その香りは凶暴な様だ。露店のドリアンは品種ごとに区別されていて安いものは1個SG$5(約300円)~最高級品はSG$20(約1300円)。因みに家の近所のスーパーでは1個3000円で売られていた。どれを買おうか悩んでいると常連客らしき兄ちゃんが絶対高級品にすべきと薦めてくれた。品種は「山猫王」とある。これが最初で最後かも知れないからと奮発して山猫王を買う。その場でおばさんが馴れた手つきで小鉈で割ってカゴに入れて渡してくれた。内部は大きな白い房(仮種皮)が5個ほど入っている。これをば摘み出してそのまま頬張ればよろし。房の中には大きな種が何個か入っていてその周りが果肉となる。果肉は白いペースト状で非常にこってりしたもの。ほのかに甘みは感じられるがそれよりも玉ねぎエキス(或いは都市ガス)のようなくせのある独特の香りと風味が鼻をつく。相棒の営業さんは一口で涙目になりギブ。正直言ってまったく美味しくもなんともない(というか不味い)。玉ねぎ風味のこってり都市ガスペーストをひたすら我慢して食べるだけの苦行。折角なので2房完食するもこれ以上食べると気分が悪くなりそうで終了。残りは横のテーブルのイギリス人にあげてしまう。これも「知恵の悲しみ」なのかも知れない。最後に小ネタとしてドリアンで臭くなった指先は房を取ったあとのトゲトゲ皮に水を張りその中で洗えば匂いが取れるらしい。つまりはフィンガーボウル。もしドリアンを彼の地で試されるなら房を取り出してトレイに詰めた小売もあるのでそちらが良いかも。気に入れば丸ごと買い求めればよろし。でないとMRTもホテルも飛行機も持ち込み禁止のトゲトゲを抱え右往左往してしまうことになりマス。
シンガポールから帰国して土曜は爆睡。今日の天気予報は降水確率30%なれど辛抱堪らずバイクで飛び出す。江ノ島に向かうも途中で気が変わり再び横須賀へ。横須賀海軍カレー本舗で昼食をとりカレーパンとカレーフレークを土産に求める。三笠公園に立ち寄り帰途につく。天気は曇り空なれど日焼けしてしまった。本日の走行距離88.71km ロード積算2078.5km。
明日から金曜までシンガポールに出張。プライベートでナイトサファリに行ったのが7年前のこと。様変わりしている模様。赤道直下デス。
6/21
サクララウンジより書き込み。今朝は京浜東北線が人身事故で運転見合わせ。
東神奈川から京急にて代替輸送。なんとか成田EXに間に合う。
最近イベントが多いデス。
6/22
今日は一日ショー会場をかけずりまわり他社製品の分析、そして商談に
明け暮れる。夕方からは経費をかけずMRTで移動し市場調査。
自分の最新開発機種がこのシンガポールの地に設置され
若い娘さんにプレイ頂いているのをこの目で確認。
夜は汚い露天で営業さんと安いタイガービールでひっそりと乾杯。
あすも一日業務が待っている。
6/21
サクララウンジより書き込み。今朝は京浜東北線が人身事故で運転見合わせ。
東神奈川から京急にて代替輸送。なんとか成田EXに間に合う。
最近イベントが多いデス。
6/22
今日は一日ショー会場をかけずりまわり他社製品の分析、そして商談に
明け暮れる。夕方からは経費をかけずMRTで移動し市場調査。
自分の最新開発機種がこのシンガポールの地に設置され
若い娘さんにプレイ頂いているのをこの目で確認。
夜は汚い露天で営業さんと安いタイガービールでひっそりと乾杯。
あすも一日業務が待っている。
天候は相変わらずすぐれないが思い切って洗車に出かける。久しぶりに洗剤まで使ってボディーのくすんだ汚れを一気に洗い流す。ウインドは油膜除去後に撥水処理。車内はハンディーダイソンで隅々まで砂塵を吸い取る。フロアマットは高圧洗浄で泥を流し天日干し。エンジンルームはカバーを全て外し雑巾がけ。この時ファスナーピンを一個エンジンルーム内に落してしまう。探してみればウォッシャータンク下の狭い隙間の遥か先に落ちているのが見える、距離約60cm下。手は入らないし底やサイドからのアクセスも出来ず。拾うのを諦め洗車を先に片付けてしまう。洗車後にピン救出作戦を開始。ナイロン紐に分銅を結び両面テープで分銅表面を包む。それを隙間より垂らし徐々に下に伸ばしていく。果たして樹脂ピンは両面テープに貼り付き救出成功、事なきを得る。洗車ついでに気になっていたラーメンの魁力屋を試す。新規開店当初はいつも待ち行列が出来ていたが今日は昼過ぎにもかかわらず空いていた。注文したものは特製醤油味玉ラーメン750円也。お勧めの醤油以外に味噌、塩、こく旨の出汁が選べる。麺の茹で加減は普通、葱多め、背油少なめ、唐辛子なしを注文。ここからはあくまで個人的な感想。出汁は醤油と背油が調和とれずどっちつかずの味に感じる。念のため酢を差す。麺は細麺であまり好みではない。まあ普通の中華そばといった風情。スープも飲み干すほどではなく。ラードを出汁に大量投入しコクと誤魔化すどこぞのチェーン店よりは良し。しかし並んでまで食べようとは思わない。店員さんの愛想はよく、店内は清潔で好感がもてる。普通に60点といったところ。しかしもう来ることはないでしょう。
今日は本社でミーティングゆえ新宿へ。ついでに仕事のサンプル部材を買う。南口のタカシマヤタイムズスクエア11F、ユザワヤ新宿店。新宿ではないがユザワヤではその昔、仕事用の鉄道模型部材を大人買いさせてもらったことがある。「この棚の線路全部ください」。あれはNゲージにCCDカメラを積んでマイクロウェーブ伝送の筐体を造ったときのこと。数千万円使って一生分の鉄道模型製作を会社経費でやらせてもらった。それも今は遠い思い出。今日は布地を探す。380円/mのものを2種類。勝手がわからず横にいたお姐さんに購入の仕方を教わる。レジ前に布地をカットする専門要員が待機しており手際よく布地を裁ちバサミでカットし畳んで渡される。しかる後レジにて清算。裁縫の趣味の人にとって布地の購入という行為は、宛らワシらでいうところのDIYで合板を買ったり、秋葉で電気部品を買うようなものか。何故かしらちょっとワクワクする。
追記:今夜も発光してマス。6/16 1:00AM
2011/6/18 13:39 福島浜通り M4.4
追記:今夜も発光してマス。6/16 1:00AM
2011/6/18 13:39 福島浜通り M4.4
機内で映画を観る。実写版「あしたのジョー」は話をかなり端折っており原作を知らないとつらい展開。どうしてもアニメのシーンと台詞がオーバーラップしてしまい没頭できない。「よく再現しました」という感想しか残らない。紀ちゃんも出てこず、マンモス西のうどん夜食の件もカット。この映画を撮った意味がわからない。次は「まほろ駅前多田便利軒」いつもの活動エリアの町田が舞台。あまりに身近過ぎてロケ地探索の意欲も湧かない。JR横浜線は何度も出てくるのに、小田急は無視され何故か西武のレッドアローが出てくる。神奈中バスが横浜中央となっていた。ストーリー展開や訳アリの登場人物の過去もありきたり。救いは台詞に気負いがなく違和感なく観ていられること。こういうロードムービーは感性の問題で少しでも台詞や行動、展開に違和感を覚えると観続けることさえ苦痛になることだ。しっかし喫煙シーンの多い映画だこと。禁煙中の人は決して観てはいけない映画。一度や二度の喫煙シーンならまだしも主人公の二人は常に煙を吐いている。嫌煙を気取るつもりはないけれどこういう演出に稚拙さを感じる。心理描写と時間稼ぎが喫煙シーンばかりというのはお粗末。もっと他に心の葛藤や動き、悲しみや踏ん切りなどヒダを表現する手法はあると思うのだ。同じ喫煙シーンでいうならジーン・ハックマン、アル・パチーノの「Scarecrow」のほうが久しぶりに観たくなった。そして今回観た映画で一番は「塔のうえのラプンツェル」破綻のない起承転結の展開は安心感抜群。
ポジションランプの交換をする。バッテリーを降ろしての作業なので面倒を覚悟する。果たしてC5のバッテリー端子は両極ともクリップ式にて簡単に外すことができた。バッテリーの固定もダイヤル式で基本的に工具はいらない。マイナス端子>プラス端子の順でハーネスを外しバッテリー付属のハンドルを立ち上げれば簡単にバッテリーは降ろせた。あとはランプユニットの防水キャップを外し球交換するだけ。逆の手順でバッテリーを戻して作業完了。作業ついでにバッテリートレイと電極の清掃などもやっておく。端子には軽くグリスを馴染ませておく。念のためエンジンをかけアイドリングを10分程度してその間に時計合わせ。ラジオの周波数メモリーなどはバックアップされており再設定の必要もなし。時計設定のメニューを探していてディスプレイ表示の温度表示に摂氏と華氏が選べることと、燃費計算に日本で一般的な走行距離/リッター表示の他に100km走行に必要なガソリン量の表示が選べることを発見。説明書もロクに読んでいなかったので知らなかった。そろそろ洗車もしたいところだがこの天候ではそれも叶わない。
イギリスはサマータイム(DST)が導入されている。今の季節は夏至間近で高緯度ということもあり日没は21時頃。18時に仕事を終えても日は高い。日没までの夜間?時間を利用してロケ地探索することにした。地下鉄Eari's Court駅からディストリクトのWimbledon線でテムズ川を渡りEast Putney駅下車。Upper Richmondを少し歩き85系統のバスに乗る。ローハンプトン大学手前で降車。そして徒歩にて目指すはHightcliff。ここはレイ・ブラッドベリ原作、フランソワ・トリュフォー監督の「華氏451」のロケ地なのだ。映画冒頭シーンで密告情報を受けファイヤーマンが向かった未来住宅こそがHightcliff。丘陵地に建てられた無機質な団地群は1966年撮影当時は確かに近未来の風景であった。それは「ソラリス」の首都高速であり、「ウルトラセブン」の百窓、世田谷区立総合運動場、ピラミッド校舎に通ずるものがある。あれから45年、未来風景のハイソサエティな住民はこの地を去り低所得者団地へと変貌していた。因みにこの地域は1~10の区画から成りHightcliffは第1区画。そしてこの特徴的な建物は区画内に5棟並んで建っている。映画のシーンで観られる消防車が団地に横付けする駐車スペースがあり、更には書籍を燃やすシーンの遠景に別の団地群(第2区画Tunworth)が見えるのは画像にあるこの第1棟(Dunbridge House)のみ。映画に映る棟はここに間違いない。最近大規模修繕が行われたようで、柱の染みなど特徴的な痕跡の確認は困難。更に樹木が成長し風景を大きく変えている。しかしそれでも尚、自分にとってここは焚書(ふんしょ)が行われている恐ろしい近未来の地なのだ。25年前、初めて「華氏451」を観ていた当時、まさかこの地に自分が立つとは夢にも思わなかった。感動で身体が少し震えた。しかしこんなロケ地探訪するアホな日本人は他にいないとも思う。
ロケ地情報その2
一週間のロンドン出張より帰国。イギリスはまさに短い夏の季節。雲は多く天気予報で「SHOWER」と呼ばれているにわか雨もあったものの、強い日差しと青空の一週間。日本人には青空のロンドンというのはピンとこないかも知れない。年がら年中曇天で霧雨のなかレインコートの襟を立てて歩くイメージのほうが強い。しかし晴天なれど気候とは裏腹に景気は思わしくない。
土曜は家の用事をして過ごし、日曜はロードバイクでみなとみらいまで流す。天気が崩れるとのことでいつもより少し早く家を出る。中華街に直行して昼食を済ませ山下公園へ。「横浜セントラルタウンフェスティバルY152」なるお祭りが開催されていた。特設ステージではハマこい踊り、フリマや出店に物産展と賑やかだ。こちらは的屋の発電機が気になり機種ごとに音の聞き比べをして廻る。中には整備不良で今にも転がり出すんではないかしらという振動のものもあった。風が出て雲が流れ雨の匂いがしてきたので急ぎ帰途につく。軽い走行だがいい汗をかいた。明日から一週間LONDON出張なのだ。本日の走行距離46.6km ロード積算1989.7km
車のポジションランプが球切れ。予備球は持っていたので交換しようとするもバッテリーを降ろさねば作業できないことが判明。面倒なので先送り。こういう箇所の交換は整備性をもっと考慮して欲しいものだ。ソアラの時もフォグの球交換は一苦労だったことを思い出す。