今読んでいる本は古典SFの名作ハインライン著「夏への扉」。表4紹介文では「僕の飼っている猫のピートは冬になるときまって夏への扉を探しはじめる。家にあるいくつものドアのどれかひとつが、夏に通じていると固く信じているのだ」なんとも素敵なフレーズに惹かれ読み始めたのだが正直途中で飽きてしまった。今は惰性で読んでいるが遅々として進まない。なんだか理屈っぽい主人公。新鮮味のない発明品。会社経営に株の話が薄っぺらで鼻に付く。そして洋書に多い聞き慣れない慣用表現やまわりくどい揶揄。清涼感を求め軽くなろうと手を出したが少しゲンナリ気分。何より問題は時代設定かもしれない。1970年が舞台でありコールドスリープでたどり着いた30年後の未来は2000年。そしてそれを読んでいる今は2010年。orz
先日整備したDVDレコーダーのドライブを換装した。メンテナンスしたドライブは動作はしていたものの将来的に耐久への不安があり交換に踏み切った。レコーダー搭載と同型のDVD機種をヤフオクで見つけ落札。ポン替えのつもりであったが、入手したそれは空冷ファンが非搭載であった。メイン基板から空冷ファンへの電源供給コネクターがアンマウント状態。仕方なく交換ドライブとメイン基板、空冷ファンのトレード。念のため購入したドライブもクリーニングとグリスアップをしておく。レコーダーから降ろしたほうは、自宅PCに組み込んで使うことにする。今回は修理完了なったがブルーレイ精進も近いもかも知れない。因みにドライブ交換後の試験運転ではちょうど配信していた「無能の人」をディスクに録画してみた。問題なし。
東京ビックサイトの展示会に行く。朝10時から2時間の基調講演もまじめに受講。しかし得るものまったくなし。20年前に訳もわからず大騒ぎされたVR(ヴァーチャルリアリティー)から特段何も進歩していないことを確認して終わる(20年前、発足したばかりのVR研究フォーラムにも参加していたのだった)。要素周辺技術は確かに進歩し機器の低価格化も進んではいるがブレークスルーもなく踊らされているだけかも。世間で騒がれている3DTVにしても裸眼で見られるようになってから騒ぎなさい。液晶シャッター、視差マスク、レンチキュラーや偏向グラスなんて言ってるうちはダメ。ソフトにしても精々ピクサーの3Dアニメくらいしかコンテンツないでしょうに。1974年にシェリーが主演していたTVドラマ「オズの魔法使い」(アナグリフ方式)のほうが余程気が利いていたというものだ。
ついでに言うなら映画「Alice in Wonderland」はつまらんかったデス・・・。
ついでに言うなら映画「Alice in Wonderland」はつまらんかったデス・・・。
今夜のデザートはチェリーパイだった。パイを見れば思い出す。そう70年代アメリカのホラー映画のひとコマ。悪霊の棲む家に越してきた母子家庭一家。田舎の家ということでアップルパイのTVCMの撮影に一日家を貸すことになる。女優がパイを片手に歌う「♪素敵なあ~アップル~パ~イ、私のお~アップル~パ~イ」。この癖のある音程怪しい歌がもう30年ほど頭から離れないのだ。映画の続きを説明すると、アップルパイのCM撮影では音声トラックに不気味な唸り声が収録されてしまいスタッフは冷蔵庫のコンプレッサー音かとノイズの特定に躍起となる。撮影隊が帰ったあとの嵐の夜、悪霊は本性をむき出し親子に襲い掛かる。母親が子供部屋に描いた魔方陣が親子を救うというストーリーだったと記憶している。高校時代の親友も何かの拍子に突然このアップルパイの唄を口ずさみワシはズっこけた。この映画を観た者にとってこの吹き替えの唄はトラウマになるらしい。それにつけても心残りなのはこの映画のタイトルをすっかり忘れてしまったことだ。
安部公房全集 第30巻を買う。この全集は1997年7月から初版を買い揃えてきたものだ。そして3年越しの2000年12月の29巻を最後にぱったりと発刊が止まった。最後の30巻は補巻として出されるが編集が遅れているとの噂のまま10年が経った。こちらもすっかり諦めていたのだが、2009年3月に満を持して最終巻が出されたのだった。しかしその情報を拾い損ね今頃の購入となってしまった。13年かけて全集を揃えたことになる。全集の購入は筒井康隆全集以来であるが、全巻揃うと気持ちの良いものだ。これで死ぬまで終わりなき再読を続けることができる。自分にとって安部公房は人生を生き抜く切符みたいなものなのだ。否、箱舟なのかも知れない。
今日は曇り空ながら雨は避けられそうと踏んでバイクで走行。イタリア、イギリス出張や天候不順で実に1ヶ月半ぶりの走行となる。流石に脚が鈍っているのがわかる。しかも今日は強烈な向かい風の洗礼を受けての走行。江ノ島まで走りたかったが雨雲レーダーで雲の流れを確認し目的地を“みなとみらい”に変更。中華街までの往復とした。走行中にリアディレーラーの入りが悪くカラカラと引きずることに気づく。バイクを止めてアジャスターボルトを調整。スパスパと変速が決まるようになる。中華街ではいつもの店で1個500円の豚まん、角煮まんを買う。混んでいる大通りを避け上海通りに入り、「大中華」という小さなお店で昼食。豚耳の白ネギ和え・ピータンと豆腐の冷菜、チャーハンに卵スープ。最後に杏仁豆腐のデザートをおまけしてもらう。本日の走行距離44.61km、ロードでの積算492.3km。もっと走らねば!
DVDレコーダーの光学ドライブの不調。ディスクの認識が安定せず、書き込みでもエラーを頻発する。仕方なくデッキ本体からドライブユニットを降ろす。ユニットは市販品のPC用ドライブがそのまま使われている。筐体のケースを開け基板2枚を降ろす。トレー駆動部モータープーリーからベルトを外しモーターASSYを降ろす。ピックアップレンズを清掃し、その駆動部のボールネジ部とガイドシャフトの古いグリスを拭い取り新しいグリスを差す。元通り組み上げてデッキに納める。これで暫く様子をみて駄目なら同型のドライブ換装だな。
銭湯レポートその2。今回訪れた銭湯「末広湯」は外観もご覧のように古風。瓦屋根は雑草が生えるに任せ、屋号はとうの昔に剥がれ落ちた模様。裏手には薪が積まれており煙突からは煙がたちのぼる。惜しむらくは風呂上りの楽しみであるマミーやコーヒー牛乳の販売が無かったこと。失礼な表現ではあるが銭湯の修繕や清掃も最低限に留め営業努力に積極性は見られない。どちらかというと昔からの数少ないお馴染みさんのために仕方なくご商売を続けておられる様子が伝わってくる。小洒落た新型のスーパー銭湯を除いては、旧態の銭湯が楽しめるのもあと10年ほどなのかもしれない。今回、脱衣場に置かれていた千葉県の公衆浴場組合の冊子でも営業する銭湯一覧はどの項も白紙だらけ。数少ない残り店情報にもボールペンで大きくバツ印が書き込まれ廃業が目立つ。間違っても洗い場を子供が駆け回り、電気風呂に水中モーターのおもちゃがブイブイ走る光景は戻らないのだろう。ああ、一度でいいからお姉さんと神田川をしてみたかったなあ。
日曜はリョウさんと浦粕(浦安)探索。はじめに映画「どですかでん」ロケ地であった妙見島に上陸するも観るところなく。次に江戸川を辿り境川へ。旧浦安小学校跡を探すついでに越後屋焼蛤店さんで土産を調達。折り詰めを買おうとしたところ、自宅用なら折は箱代が高いので好きな本数注文できますよと女将さんからアドバイスをいただく。1000円分を見繕ってもらい簡易包装に詰めて貰う。少しオマケしていただいた。フラワー通り商店街では天哲さんで昼食。このお店も青べか物語に出てくるお店「天鉄」なのだ。ついでにこの商店街はその昔「天才たけしの元気が出るTV」で取り上げられたところだ。食事を済ませ境川を下り郷土博物館に出る。埋め立てられる前はこれより先が海だった。博物館を見学し東西線駅前まで一旦戻り時間つぶし。時間調整をしたのは、フラワー通りにある昔ながらの銭湯に入ることが目的だった。銭湯は4時から開けるとのこと。時間を見計らって銭湯に戻ってみると地元の人も洗面器を抱えて開店を待っていた。時間は既に4時を過ぎている。聞けば開く時間はいい加減らしい。程なくして暖簾が出されようやく開店。入浴料は大人350円、中人150円、小人60円(千葉県公衆浴場環境衛生同業組合 平成16年5月1日)。洗髪の有無で料金違うんですよねとリョウさんに尋ねたところそれは関西だけのシステムとのこと。しかしそれも廃止され今は佐賀県だけそのルールが生きているらしい。銭湯は40年ぶりなので水風呂や電気風呂をひそかに期待していたが今回の湯船はひとつだけ。それを二つに仕切って温度差の違いで分けられていた。熱いほうは地元のお年寄りが使われていたので我々は少し遠慮がちに温度のぬるいほうへ。といっても41度は超えていて長くは無理。湯あたりしないように烏の行水程度であがる。脱衣所で涼んでいると番台の女将が霧吹きを片手に登場。「これは酸性水だから気持ちいいのよ」と言うが早いか頭から容赦ない噴霧の洗礼を受ける。ワシに続いてリョウさんも犠牲者に。地元の人にこのサービスは無いようで、どうやら一見客の我々に面白がってのサービスの模様。なんともお茶目な女将さんでした末広湯(画像)。浦安は下町の人情があり、お店や町の人も親切で親しみ易く昭和の人間関係が今も息づいている。帰りは東西線でリョウさんと別れ九段下で田園都市線乗り換え。自宅の青葉台までは撮影の疲れと湯上りの脱力で爆睡と相なりました。
今回のUK出張では一人の移動だったので時間があり、前々から登録しようと思っていた生体認証登録「虹彩認証入国審査システム(IRIS Recognition Immigration System)」に挑戦してみた。イギリスの入国審査はいつも長蛇の列でうんざりしていたのだ(ついでに言うとシカゴの列も長い)。登録手続きはイギリス出国時のパスポートコントロール後に審査登録用の小部屋があり、そこで審査官が対応してくれる。あとで知ったのだが登録には規定があるようで過去1年間に4度以上の入国回数が必要らしい。審査は渡航目的や仕事内容、頻度など口頭での質疑応答がありパスポートのスタンプも同時にチェックされる。虹彩の登録自体は至って簡単でハーフミラーに投影された二点のサークルに自分の瞳を合わせて撮影が二度ほど。最後に顔を普通のデジカメで撮影して完了。撮影後は自動ゲートの通り方や印字シートの保管に関する注意事項が説明される。IRISの登録者はまだまだ少ないようで暇そうな二人の審査官はフレンドリーで親切な対応だった。ワシは成田の出入国審査も指紋認証の自動化ゲート登録済みなので激混みのときはそちらを通るようにしている。合わせてXレイもJALグローバル専用ゲートを通れば5分とかからず出国できる。でも空いているときはJALゲート、自動ゲートも通らず普通に手続きをするようにしている。わざわざ専用ゲートをこれ見よがしで利用することに嫌悪感を感じてしまう。しかし何よりも並ぶという行為が大嫌いで苦手なのは確かだ。
今夜ロンドンを立ちます。最終日の今日もこれから取引先訪問です。トラブルなどイベントも多かったけれどお給料分と経費は稼げたかな。週末は浦粕探索です。楽しみ!
今日からUK出張。成田は出国が長蛇の列。久しぶりにJALのゲートを使い行列を回避。サクララウンジも満員とのこと。稲盛教信者が紛れ込んているのが原因かも知れない。今回はロンドンで大型筐体の組み立て作業もありマニュアルを何度も読み返している。責任重大なのだ。
今日は気分転換にバイク(チャリ)で通勤。片道15キロ。気候も穏やかで気持ちいい。
シトロエンから葉書が届く。C5・C6のリコールのお知らせ。フットブレーキ検出SWの不良対応とのこと。そういえば以前乗っていたセリカ180系でも新車で乗り始めて1年目くらいに同じトラブルに見舞われたことがあった。ブレーキペダルを踏んでいるのに検出されず、ATのセレクターレバーが「P」から動かせなかった。その時は気付かず解除ボタンで「D」レンジに入れ走行した。すると次にブレーキランプが点かないことに気づく。つまり機構的にはブレーキは正常作動しているのだが、電気的な検出不良ゆえATセレクター解除動作やブレーキランプは反応しないという現象に至ったのだ。結局セリカの故障はその1回だけだった。今回のC5は作業時間1~2時間程度とのこと。ちょうど来週はロンドン出張なので1週間預けてしまおうか。
シトロエンから葉書が届く。C5・C6のリコールのお知らせ。フットブレーキ検出SWの不良対応とのこと。そういえば以前乗っていたセリカ180系でも新車で乗り始めて1年目くらいに同じトラブルに見舞われたことがあった。ブレーキペダルを踏んでいるのに検出されず、ATのセレクターレバーが「P」から動かせなかった。その時は気付かず解除ボタンで「D」レンジに入れ走行した。すると次にブレーキランプが点かないことに気づく。つまり機構的にはブレーキは正常作動しているのだが、電気的な検出不良ゆえATセレクター解除動作やブレーキランプは反応しないという現象に至ったのだ。結局セリカの故障はその1回だけだった。今回のC5は作業時間1~2時間程度とのこと。ちょうど来週はロンドン出張なので1週間預けてしまおうか。