花は咲く春がくれば地の果て続く限り

理論的には10000米だって潜れます
翌週間予報で雪マークが並びだす。今日が今年最後の北海道ロードバイク走行と覚悟する。しかし行き先を迷う。先週に小樽は攻めた、本来であれば石狩だが温泉も閉鎖され目的を失っている。一縷の望みをたくしネット検索をかけてみる。なんと閉鎖されていた石狩「番屋の湯」は3日前から営業再開との記事を見つける。これで最後の締めを良い終わり方が出来るというものだ。ついでに方向が同じなのでJR篠路駅に立ち寄ることにした。前日のTV番組で古いプラモデルが山積みの模型屋「ピンクタイガー」が紹介されていたのだ。スマホの地図を見ながら先ずは模型屋に。狭い店内に色あせたプラモデルが山積み状態。ミリタリー、戦艦、航空機がメインで国内と海外ものが半々。価格はプレミアものからジャンクまで妥当な設定のようだ。せっかく来たので何か買おうかしらと目に留まったのが「日本沈没」の深海潜水艇わだつみ、ケルマディック。ご丁寧に走行タイヤがついたアクショントイだが買うことにした。因みにこのBlogの「なにもせんほうがええ」は、日本沈没のD計画（日本国民移住計画）で渡老人がつぶやいたことばなのだ。日本人は沈み行く日本列島と運命を共にするのが美徳ではないかという意味。この840円也のプラモデルが今日が誕生日の自分へのプレゼントとなる。模型屋をあとに目的の石狩「番屋の湯」を目指す。施設に到着してまず驚いたのが駐車場がほぼ満杯。施設名称は同じだが居ぬきで経営母体が変わったらしい。内部には畳広間や仮眠ブースなどが新設され便利になった。そして何より嬉しいのは冬季の間も露天風呂が使えるようになったこと。しっかりとした雪囲いが造られ、玉砂利の下にゴムシートで保護されたヒーティングが見える。真冬こそ露天風呂に浸かる醍醐味があるというものだ。さらに感心したのは以前の会社が行っていたスタンプカードも継続利用できるらしい。顧客囲い込みのCRMをまわすにはこういう気配りは大切なのだ。90分ほど風呂を遊び帰り際、責任者と思わしき人が帰り客ひとりひとりに混雑を詫び、次回の無料券を手渡していた。願わくば利益が出て長く続いて欲しいと思う。　本日の走行距離 53.01km ロード積算 6889.7km。

バター バター（笠智衆）

ア～レ～
本土ではクリスマスシーズンにバター品切れで大騒ぎとニュースで知る。北海道ではそんなこともなく山積みでへーきに売られている。それなら買って横浜に送ってあげましょうとなった。妻に伝えたところ「無塩バター」がいいとのこと。「それさぁ～　早く言ってよぉ～」

5722B-9990

OHから戻ったグランドセイコーのベルトを新調した。拘ってアンティークのセイコー純正ステンレスベルト、デッドストック新品を選ぶ。本来この時計には本皮ベルトが付いていたのだと思う。長年の使用で義父は金属ベルトへと交換したのだろう。しかしそのベルトも既に伸びきっていた。今回入手した純正品のベルトは普及品用の安物で少しチャラチャラと安っぽい。4駒ほど抜いて長さ調整とした。そのうちもっと良い無垢の金属ベルトを探すことにしたい。

ラストラン小樽

SIGMA DP1s
積もった雪もとけた今年最後の三連休。初日は小樽朝里の温泉で骨休め。二日目はロードバイクで小樽までを走る。装備は既に真冬バージョン。天気は良いが向かい風が強く体力と体温を奪っていく。この一年の様々な走行を思い出しながらひたすらペダルをこぐ。途中、南小樽では以前より気になっていた住吉神社に寄り道。境内は奥に長く立派な石段が続く。登りつめた本殿からは小樽港が見えた。お参りもそこそこに小樽駅を目指す。今回は特に目的のない走行なのだ。小樽駅から運河に下り運河プラザで一休み。ビーチコーミングでは見つけることが出来なかったガラス浮きがみやげ物で売られていた。運河を少し散策し身体も冷えてきたので帰途に付く。車体が冷え切ったせいかシマノ105デュアルコントロールレバーのシフト反応が悪い。フロントディレーラーのシフトチェンジにもたつく。低温でグリスが固着しているような雰囲気。これから始まる長い冬に徹底整備をしなければなるまい。本日の走行距離　66.52km ロード積算　6834.1km。

プリオシン海岸

たとえば狭く険しい林道を分け入ってまで行かなくても、湘南の海岸や相模川の河川敷、清川村や宮が瀬ならシトロエンで乗り込んでテントを張るくらいのことはできるなあと考える。もっとお手軽なら車中泊で一晩過ごすのも悪くない。エンジンを切った真冬の車内の冷え込みは半端ないのだけれど。リアシートを倒せばトランクスルーになり、確かフロントシートもヘッドレストを外せば倒してフラットになったようにも思う。そうなればマットとシュラフで事足りる。拘るのは手段ではなくその目的こそが大切なのだから。

絶望のパスタ

今晩は簡単にペペロンチーノ。ニンニクは芽を取り除き、鷹の爪はちぎって種を落とす。これらを低温からオリーブオイルで炒め香り付け。ベーコンはカリカリに炒める。パスタはディチェコを選択。本当はバリラが良かったが売っていなかった。沸騰した湯に粗塩を投入し7分ほど茹でアルデンテでフライパンに投入。ベーコンとさっとあえて完成。簡単にして最強のペペロンチーノとなる。イタリアではミラノ、ローマー、ヴェネチア、フィレンツェ、ベローナ、ベルガモ、ヴァレーゼ、リミニを周るもついぞペペロンチーノのメニューを見たことはない。裏メニューで交渉して作って貰う事ばかりだった。どうしてメニューに無いかを尋ねたところ、日本で寿司屋に入りシャリだけ注文するようなものだと言われた。妙に納得。アニメ「母を訪ねて三千里」でもマルコが昼食に調理していたシーンを思い出す。ちなみにイタリアでのデザートは決まってアフォガード。「コーヒーに溺れるアイス」が自分の定番なのだった。

グランドセイコー

Cal.5722B
義父の形見となる腕時計をオーバーホールに出す。職人さんに見立てて頂いたところ定期的にメンテナンスを受けていて部品交換の必要はないだろうとのこと。ただ、風防だけは経年劣化で細かなクラックが走っており交換の必要あり。それから待つこと一ヶ月半、修理あがりの連絡を受け時計を引きとる。風防は交換され軽快に時を刻む。ベルトは伸びているのでそのうち交換をしてみようか。(参考までにOH費用:43,200円也）
グランドセイコー　セカンドモデル。Cal.5722B　35石　19800振動　耐震装置 DIASHOCK（ダイアショック）裏蓋のメダリオンは「GS」の刻印。

ATP WORLD TOUR FINALS

2010 ATP WORLD TOUR FINALS
いよいよ錦織戦始まるね。
妻とLONDONで観戦

コレヂャナイロボ

９０年代と２０１０年代の絵柄の違いが一目で分かる画像
「大高博士をおそったほんものの亡霊」イラストが欲しくて本のタイトルと出版社（講談社）からネット検索し注文。届いた本をみてがっくり。コレヂャナイヨ・・・ダメヨ、ダメダメ！
わたしは幽霊を見た

ギャラクティックストーム 1992

キャッツアイビッグ東苗穂店に「ギャラクティックストーム」があるとの情報を得てロードバイクで遠征。ギャラストは元々タイトー大阪研究所の可動筐体開発タイトルだった。しかし内容がヘッポコ過ぎて頓挫していた。そこで中央研究所勤務だったワシが国際救助隊としてプロジェクトの建て直しを命じられ新アニメーターを引っさげひとり寝屋川短期転勤となった開発プロジェクトなのだ。酒匂さんがぼそっと「プレーヤキャラ大きくすれば」とのアドバイスを頂き、転勤早々、三人称のプレーヤーキャラをデザインからやり直しOBJ全傾きパターン36000キャラを1週間で描き直した。ROUND1のSCNキャラは既にあったものを流用したが、残る全ROUNDの仕様構築とSCNとOBJも全て自分ひとりでデザインした。流石にザコキャラのOBJ変形パターンは描き切れず外注であるピーコックさんに頼んだ。各ROUNDのボスキャラやタイトルロゴも全て自分で描き起こした。可動筐体部分は同時開発であった熊谷研究所の「モンスタートラック」が引継ぎギャラストは専用コックピット筐体（既に開発済み）へとブチこんだ。後半ROUNDの巨大戦艦の甲板表現などは基板機能のグラフィックバッファー転送で遠近法の倒しこみ表現。これはプログラマー菅原さんの功績によるもの。ちなみにステージ後半で出現する紅い惑星画像はオカルト雑誌で騒がれたあすかあきおの「ヤハウェイ」をモチーフにしている。プロジェクトメンバーではハード担当は久代さん。筐体デザインは相浦くん、そしてサウンドは小倉さん。この開発プロジェクトではステージ設計やグラフィックデザイン、ドット描画は全て自分でやったという自負はあるけれど、敵キャラの攻撃や軌道アルゴリズム、出現トリガー設定は全てプログラマーさんの功績によるもの。ゲーム造りの本質を学ばせてもらった大切なプロジェクトだった。またこの短期建て直しプロジェクトは辛かったけれど大阪芸大でのコナミとのサバイバルゲームやトミーのサバイバーバーショットのお遊びなど楽しい思い出が優先する。で、肝心の筐体探しだが時間貸しのレジャスポフロアーに気づかず、1Fフロアーばかりを探索しレトロコーナーを見つけることが出来ずに断念。併設施設の「千の湯」で温泉に浸かって帰途に着く。本日の走行距離　24.05km　ロード積算　6767.6km
（殆どタイトー内輪ネタの記事でした　失礼）
キャッツアイビッグ東苗穂店
ギャラスト

野宿ライダー その2

折角の三連休も二日目から天候悪し。日曜は温泉三昧で過ごす。月曜も空は明るいが雨は降っている。夜半から雪との天気予報。買出しも面倒で昼は野宿料理その２に挑戦。缶詰のサンマ蒲焼を使っての丼。拘るなら缶詰は「ちょうした」ブランドがいいらしい。後片付けが面倒なのでパンも小さいので済ます。ランドナーではなくロードバイクで野宿ライダーってありかな？殆どホームレスという話もありーの。

ビーチコーミング

石狩海岸
石狩の海岸線はビーチコーミングのポイントということを知る。つまりは漂着物拾いのこと。ビーチコーミングは10年ほど前から好奇心で思い出したように続けている趣味のひとつなのだ。三浦三戸の海岸をはじめ、仕事で毎年訪れたイタリア・リミニやヴェネチアのリド島の海水浴場などは散歩がてら歩き回ったものだ。一番のお目当ては布袋石（イルカの耳石）なのだが未だ見つけるには至っていない(千葉の館山がポイントらしい)。今回の石狩浜の探索ではヒスイや琥珀、ガラスの浮き玉などを探してみた。昼頃に現着。石狩灯台に自転車を停め、遊歩道をズンズン歩いて石狩川河口に出る。そこから海岸線をひたすら歩いた。驚いたのは既に同業者が隈なく探索していたこと。散歩のそれとは明らかに異なる経路の足跡が砂浜に複数残っていた。現に探索途中もドカジャンを羽織った初老の男性と出くわす。AMラジオを大音量で聴きながら漂着物を丹念に調べながら浜を往復していた。言っておくがこの海岸は石狩灯台から更に1kmほど寒風吹きすさぶなか何もない遊歩道をひたすら辿ってくる場所であり、余程の意思がなければ来ない場所なのだ。はたして1時間半ほど海岸を彷徨うも収穫はなし。探索でやたらと目にしたのは胡桃。何処から流れついたのか大げさでなく3-40個はあった。それも朽ちたのから新しいものまで。浜辺を歩きながらも思い起こされるのは小説「砂の女」の一節。新種のハンミョウを探す主人公は太陽に向かって砂丘を歩く。何故なら太陽を背にすると進行方向に影がおち昆虫が逃げてしまうからだ。それ故、昆虫採集家の額や鼻はいつも日焼けしているのだ。天気予報では夕刻から雨とのこともあり風邪をひく前に撤収とした。閉鎖された「番屋の湯」を確認すると業者のトラックが複数停まっていた。改修工事なのか撤去工事なのかは不明。本日の走行距離　50.70km ロード積算 6743.5km
撮影画像